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『エトルリア』 『黄金の羅針盤』

こないだ、帰り道、住宅街の暗い歩道を歩んでおったらば、前方になにやら小さな影が。
最初は「?犬かな?」と思ったのですが、それにしては、胴体が丸っこい割りに足が細い。そんで柔軟性がない。
あと5メートルというところでようやくわかりました。
「ウリ坊!!」
いや、ウリ坊だけなら別に怖くないのですが、「ウリ坊の影に親イノシシあり!」
とりあえず車道を横切って向こう側の歩道へ避難しました。
(アタシの他に、誰も歩いてなくて、もし親におっかけられても助けを期待できなかったので)
その後見守ってると、ウリはチョコチョコと山の方へと消えていきました。
イノシシ見たの、久しぶりだなあ…てことでメモ。
(毎回なぜか歩道で遭遇する)


『エトルリア文明展 最新の発掘と研究による全体像』読了。
そうそう、書き忘れていましたが、読み終わったのでした。
やはり、ビジュアルがあるのとないのでは随分違うなあ、と実感した一冊でした。
今の『エトルリア』を読んでるときも、
「アッティカから陶器を輸入し」という記述を見ればぱっと思い浮かべることが出来ますもん。
読み終わって、どの文物が一番印象に残っているかと考えると、
アルカイックスマイルの、シュメール人のようなアポロン像(ウェイイ産。おそらく天才造形作家ウルカの作)もなかなかインパクトが強いですが、
やっぱ、造粒細工のアクセサリーかな…


ヴェルナー・ケラー著
『エトルリア ローマ帝国に栄光を奪われた民族』
真ん中を過ぎたあたりから、エトルリアの衰退期に入ってしまいました。
本半分も衰退する様子を読まないといけないなんて…(涙)!
少し前にリーウィウスを読んだところなので、共和制初期のローマとエトルリアの戦いには聞き覚えがあったりしてなんとなく懐かしくはあるのですが。
でも、こうして読むと、本当にエトルリアの各市って独立独歩で統一されなかったのだなあ。
ローマに最近のウェイイが攻撃されてる時、ウェイイ人は再三援軍要請かけたのに、エトルリアのどこも応えてくれなかったんです。ひでえよ!
同じような都市国家群だったギリシアでさえペルシアの前に手を結んだってのに。
(明確に力の差が歴然としてるペルシャとぽっと出のローマじゃ危機感が違うから仕方ないのかしら)
この時に一致団結してローマをボコってりゃなあ…などとエトルリア視点で考えてしまいます。
(とりあえず、女性の参政権は確実に数世紀早く確立されてたと思う)
しかし、ケルト人に対しては一致団結するローマ人とエトルリア人。
話に聞いてはいたけど、エトルリア人はローマ人を優遇しすぎです。

本の残りは、ますますエトルリアが衰退してとうとう民族としての独立性を失ってしまうまでなんですが
気力を振り絞って最後まで読もうと思います。


フィリップ・プルマン著『ライラの冒険1 黄金の羅針盤』3分の1ほどまで読み進んだ。
面白くなってきました!

これ、最近もてはやされてるし、もっと今風の奇をてらったようなハリウッド~的な派手なファンタジーかと思っていたら、
意外と古風なオーソドックスな『児童文学』である気がします。
ナルニアシリーズとか、小公女とか思い出しました。
主人公は子供で、謎の結社など出てきて、味方の大人も出てきたりして、
でも、描かれてるのは子供(視点)の世界なのですよね。
こういう雰囲気の話、割と好きかも。
ボキャ貧故によう説明せんけど、こういった古式ゆかしい雰囲気の物語って、
ちょっと昔の英国産児童文学に多いのよね…
と思って調べたらやっぱりプルマンさんはばりばりのイギリス人でした!
(鼻高々)

それと、やっぱり飛んでるのは飛行機じゃなくて飛行船でしたよ!


数日後4分の3ほどまで読み進みました。
ハラハラしますよ~!
いつもなら途中で寝てしまう帰宅電車でも下車駅まで眠気など一切感じずに過ごせてしまいます。
早く続きを読もう!


木原敏子『ふるふる』他
普通に面白かった。なんとなく好きかも。
by mi-narai | 2008-03-04 20:18 | 2008年3月の読書
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