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ダウントン・アビー 『ジョナサンと宇宙クジラ』 『もっとにぎやかな外国語の世界』

TV
『ホワイトカラー』
録りだめてたのを5話くらいまで見た。
主人公が頭脳派詐欺師で、自由と引き換えに警察に捜査の手伝いを強いられる話。
主人公の詐欺師の男の子、アウトリュコスみたいで(大胆かつお茶目)カワイイよ。
捜査官との間にじわじわ育まれる友情も良いです。


ダウントン・アビー [DVD]

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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『ダウントン・アビー』
父が、「『トンイ』が終わっちゃって悲しい」と嘆くので、
次は何かと思ったらなんと英国ドラマ。
珍しい、と思って見てみました。


おおおお!
ロマンス小説の世界ですよ…!

舞台は当に、貴族の領地にあるお屋敷。
貴族の結婚制度とか、跡継ぎ問題とか、培った無駄知識をここでフル活用です。
その上、このドラマでは小説では見過ごされがちな使用人たちの日々の仕事と生活が
割と細かく描かれてて、使用人側の言い分とか、感情も拾われてて
それがなかなか面白いのです…!

今回、冒頭でタイタニックが沈んだニュースが館を駆け巡るんだけど、
なんと、その船に、館の主人の相続人が乗り合わせてて、爵位継承が宙に浮いちゃうんですよね。
同時進行で、旦那様が昔戦地で部下だった旧知の男を従者として雇い入れたところから
召使たちの間での順位争いとか、いじめとかが発生して、新人従者が窮地に陥れられる筋が進みます。
おりおりでご主人方の事情と、壁一枚隔てたみたいに別世界の召使たちの事情が語られ
(旦那は爵位持ちだけどどうも貧乏貴族だったようで、持参金つきの金持ち女を娶ったけど、
今は二人ともお互いを気に入って意外と幸せに暮らしている。娘は三人。
使用人は、執事と家政頭が気心の知れたしっかり者同士で(『日の名残り』か)
第1フットマンは野心家で、奥さま付き侍女としょっちゅう悪だくみしてて、
第2フットマンはいい子。女中頭は新人従者に同情的)
淡々と日常を描いているだけなのに、抑えた感情表現の中に喜怒哀楽がしっかり読み取れ、
池井戸原作のドラマ的な起伏はないけど、その代わりじわじわくる…!
英国で人気なのも分かる気がします。
いや、わたしは池井戸的なラストスパートでどんでん返し、大盛り上がり!も好きですけども。
こてこてだけど、低俗かもしらんけど、そういうのが見たい時だってあるじゃない!
とりあえず、残りの数話は録画して保存することにした。


日記をアップせずにいるうちに第3話まで見ましたよ。
ベイツさんはいいやつだなあ。
相変わらず淡々と日々が過ぎますが、
新しくやってきた遠縁の後継者親子と伯爵の母親のバトルとか、
色々あって結構乗ってきた。
3話目ではまさかのミステリー展開だし。
しかし、なんでデイジーはトーマスに憧れんの?
どう考えてもウィリアムの方がいい子なのに。
後、別段メアリーが美人に見えない問題。
とりあえず、次回が楽しみです。



ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF)

ロバート・フランクリン ヤング / 早川書房

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ロバート・F・ヤング著『ジョナサンと宇宙クジラ』
普段あんまり短編集は読まないのですが(基本長編が好き)、
『時が新しかったころ』が面白かったので買ってみました。
なんか、O・ヘンリーの短編集と感じが似てるかなあ。
いや、短編を読み慣れてないだけで、読書家の方から見ればまったくの別物なのかもしれんが。
短編って、悲劇で終わるにしろ大団円で終わるにしろ、結末を匂わせた辺りで
大体話は終わっちゃうじゃない。その余韻の漂わせ方が似てるかなと。

本作については、
最初のあたりはなんだか悲しくなっちゃうような結末のものがあったりしましたが、
表題の『ジョナサンと宇宙クジラ』の他、『リトル・ドッグ・ゴーン』、
『いかなる海のほこらに』、『ペネロピへの贈り物』『ジャングル・ドクター』
『空飛ぶフライパン』が良かった。…おっと、ほとんど6割やん…。
突っ込みどころはたくさんあるけど、
大体主人公が悪意のあんまりないお人好しなのがいいです、読んでて安心します。
その善意が作中でちゃんと評価されるから安心する。
あとがきに「ヤングの作品は好きだと公言するには少々気恥かしい」と書いてあって、
まあ、確かにな、と思いましたが。もう公言しちゃったけども。
あんまりストレートにいい話過ぎてこっばずかしい感じはするかな。
甘く切ない、もしくはちょっぴり救いのある、おとぎ話みたいな話なんです。
実際の世の中はもっと世知辛いかもしらんが、でもこんな小話があっても
良いよな、などと、読んだ後はちょっとほのぼのしました。
『たんぽぽ娘』も探してみようかな。
ところでこの『たんぽぽ娘』、聞き覚えあるなと思ったら、わたしの好きなマンガ
『わたしを月へ連れてって』でちらっと出てきてたのでした。
『わたしを月へ』も読み返したくなっちゃうなあ…。


白戸修の事件簿 (双葉文庫)

大倉 崇裕 / 双葉社

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著『白戸修の事件簿』読了。
貸してもらったので読みました。
貸してくれた友達が「そのままあげても良い位っす」とか言うから
どんだけおもんないんかと思ってたけど、意外と面白かったですよ。
主人公はもう、どこをどうみても完全なる巻き込まれがたの主人公で、その上
小心なくせに人が困ってると放っておけない超のつくお人好し。
毎回毎回本人が意図したのでも望んだのでもない軽犯罪に巻き込まれ
(殺人とか、本格的な犯罪でないのがまた)
周囲の思惑に振り回されて右往左往するのが涙を誘います。
結構、主人公の困惑と狼狽にこっちまで巻き込まれたハラハラしながら読み終えました。
トリックとか、静謐な筆致とか、推理物っぽい雰囲気とはかけ離れてたけど、
これはこれで面白かったけどなあ…。
白戸君は毎回かわいそうだったけど。でも、彼、愛されてるよね。


もっとにぎやかな外国語の世界 (白水Uブックス)

黒田 龍之助 / 白水社

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黒田龍之助著『もっとにぎやかな外国語の世界』読了。
語学エッセイ集。
また買っちゃった…。
いや、この方の書く語学の素敵ポインツがいちいち分かるというか、
そう、そこ!!そこ素敵ですよね!!!とつい手に汗握って共感してしまうので
読んでて楽しいんですよ…。
今回は、ロシア語の名前の話とか、文字の形の話とか、ちょう面白かった。
アイスランド語とかアラブのあたりとか、名字がなくて父称じゃない。
ロシア語ではどっちも使うんだってさ。
プーチンさんなんて、ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン、
なんとお父さんの名前もウラジーミルらしい。
で、父称付きで呼ぶのって、ものすごい堅い、真面目な場面で使う印象なんだって。
イーリアスの10歌あたりでアガメムノンがメネラオスに「失礼がないように父親の名前付きで
呼ぶのだぞ」といい含めていたのを思い出します。

歴史言語学とか比較言語学的なところに興味がある点もものすごい共感率高いです。
グリムの法則とか、懐かしいなあ…。
日本語はクレオールなのかなあ…。東のどんづまりだから、
いろんな人がちょぼちょぼ入って来て、あんまり上下なく混ざりあうと、
こんなよう分からん言語になるんじゃないかという気がします。
この辺りは比較神話学と並べて考えると更に真相の解明に近付くんじゃないかと。
いや、神話の残り具合と言語の混ざり具合は完全に一致するわけじゃないから過信は出来んけども
参考程度にはなるんじゃないの。
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by mi-narai | 2014-06-01 17:44 | 2014年上半期の読書
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