<< 『マヤ文明』 『だれのための仕事』 『アステカ文明の謎』 『食べる... >>

『わたしの名は赤』 『王妃マリー・アントワネット』

カテゴリが6月の読書になっていますが、気にしないで下さい。
や、どうせ今月この記事だけだろうと思うから、6月にまた新しいの作るのめんどくさくって(お前…)。


わたしの名は赤〔新訳版〕 (下) (ハヤカワepi文庫)

オルハン パムク / 早川書房

スコア:


オルハン・パムク著『わたしの名は赤』読了。
面白かった…。
最後の最後まで犯人が分からなかったよー!
(わたしがアホナダケカ?)
いやしかし、大きな歴史の流れの中での無常観というか、
市井の人々のリアルな生とか生々しい感情も描きつつ
なんだか壮大なものも感じさせるという、
…説明しづらいなあ。
読み終わった後ちょっとぼんやりしてしまうような、世界に引き込まれる話でした。
とはいえ、

トルコ人、濃ゆいけどな!

痛そうな場面もいっぱいあるけどな!!


普通の人って、一貫してずっと同じ感情でいるのかなあ。
どちらかというと、自分は移り気(?)な傾向が強く、すぐにコロコロと気分が変わる方で、
さっきこいつ気に食わんと思ってても、ちょっとした拍子にそうでもないなと思ったり、
かわいそうに思ったすぐ後にいちびっとんのかこいつと腹が立ったり。
絶望した次の瞬間希望を持ったり、悲しくて泣きそうになった次にそんな自分に冷めたり、
…時々自分は大分アホなんじゃろか、どうして一貫した意見をもてんのじゃろう。
情けなく思ってたけど、
パムクの本に出てくる登場人物もそんな感じですよ。
(アホがわたしだけでないと分かってほっとしたよ!)
たぶんこの作者、そういう赤裸々な理想化されてない感情を描くのが上手なんだろうなあ。
なので、余計に登場人物にリアリティがあります。
何人かは実在の人物らしいけど、そんな人々でさえ、
自分が実際に会って人柄も良く知ってる人みたいに思えてきますよ。
最後のお茶目な仕掛けにも注目!
(そういえば、作者、ファーストネームオルハンだったな)


いやしかし。
トルコ、男女のやりとりは制限されてるけど、性に関しては意外とフリーダムだな!
(歴史的にゆるかった日本人の分際で言えることでもないが)


王妃マリー・アントワネット〈上〉 (新潮文庫)

遠藤 周作 / 新潮社

スコア:


王妃マリー・アントワネット〈下〉 (新潮文庫)

遠藤 周作 / 新潮社

スコア:


井上靖著『王妃マリー・アントワネット』(上)(下)
職場の人が貸してくれたので読み始めました。
日本人が書いたものなのでさすがに読みやすいなあ…。
まだマリーが嫁いだばかりのところ。


数日後、読了。
最初は、マリーがアホ過ぎて、いい加減にしときやと
思いながら読んでましたが、革命が起こって、描写が血腥くなり、
マリーの境遇もどんどん悲惨になり、それにつれ多少は成長もしたので、
さすがに断首のあたりは、ちょっとそこまでしなくても、と思いました。
なかなか面白かったです。


しかし、フェルセンは思ってたよりしぶとい奴だったんだナ…


次、『マヤ文明』を読み始めました。


多読
ケイ・ヘザリの『Kitshen table talk』(レベル4)途中まで読んで返却期限がきて返した。


ブライアン・ポールの『My Humorous Japan』(レベル4)
今度はイギリス人。
ケイさんが、物事の良い面を見てくれる人の良い控えめなテキサス人だったのに比べ、
今度はわりかし辛口のおっさんです。
皮肉たっぷりにユーモア交えて書いてあるエッセイ。
まじめな顔でホントか嘘か分からんようなことをいうスタンスが
なんとなく京t(げっふごふ)…なんでもありません。
しかしまあイギリス人てのは一度はアメリカをくささんと気がすまんのですね。
癇に障らんでもないが、ものすごいシンパシーも感じたりなんかして、
ニヤニヤと、苦笑どっち浮かべればいのやら悩んでしまいました。
(アメリカ人のほうが大してイギリス人を気にかけてなさそうな辺りも、な)
…人の振り見て我が振り直せ、だよね。気をつけよう。ほんと。


スティーブンソンの『Kidnapped』
まったく前知識無いところからスタート。
前書き読むと、スティーブンソンはスコットランド人で、
イギリスへ出てきたもののホームシックを感じてる時に書いた話らしい。
カロデンの戦い(有名な大虐殺ですぜ)なんかもちらっと混じるらしく、
でも大筋は男の子のビルドゥングス・ロマンと、男の友情っぽいので楽しみです。

今、主人公のデビーが、両親に死に別れ、唯一の親戚らしい金持ちの家に
たどり着いたはいいものの、偏屈そうなおっさんしかおらず、
ひょんなきっかけから
「ひょっとして、おっさん、お父さんの財産横取りしてるんじゃ?」
という疑念が主人公の心に芽生えたあたりまで読みました。
おっさんはさすがにあくどく、主人公が疑念を持ったと感じるや、
主人公殺害計画を実行に移そうとしてますよ。
[PR]
by mi-narai | 2012-05-26 22:32 | 2012年6月の読書
<< 『マヤ文明』 『だれのための仕事』 『アステカ文明の謎』 『食べる... >>