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『和製英語と日本人』 『古代ローマ人の24時間』他

なんですと!?

あの!見習いイチオシイギリス児童文学の大傑作
『第九軍団のワシ』が

映画化ですと!!!

いや、通りすがりの親切な方がメールで教えてくださった情報なんですけどね。
めっちゃ楽しみやん!!!
児童文学といってもこれまで映画化されてきたファンタジーと違って
歴史モノだし、チャラくないずっしり骨太な物語だし、監督さんスコットランドの人らしいし
なかなか期待大です。
まだまだ情報が少ないので、これから入ってくる情報待ち☆


以下はいつもどおりの読書メモ

脳のなかの万華鏡---「共感覚」のめくるめく世界

リチャード・E・サイトウィック / 河出書房新社

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『脳の中の万華鏡』パラ見。
図書館の新刊のところに並んでいたので(借りるほどでもないかと思い)
30分くらいでざっと流し読み。
共感覚について書かれた本です。
前にギリシア神話の人名について、ちらっと書いたと思うんですが、
ワタシの場合名前によって髪の色が大体決まっちゃうのです。
というのも、カタカナを見るとなんとなく色を想像してしまうからです。
詳しくはこちら
その後、それって共感覚って言うんですヨって教えてもらって、
色んな種類があって(文字素だけじゃなく、音を聞いて色を想像する人とか、
味に対してなにがしか固いとか丸いとか思う人とか)、
勿論、同じように文字素に色を感じる人でも、人によって何色になるかは違う、などと知ったんですが
まあ、気になってたわけです。で、ざっと読んでみた。

…世の中には、アルファベットを擬人化してしまう人までいるんだなあ…(感心)。

どうして共感覚になるのか、というのは、まだ研究中らしいけど、
どうも成長の途中で、普通なら不要な脳の回路は色々遮断して作業効率を上げるんだけど
若干切り残しがあると共感覚になるんじゃないか、と考えられてるらしい(すごいざっくりした説明)。

途中で、アルファベットに共感覚があるアメリカ人が
『人の名前が覚えやすい』と証言してる場面があってそれには、確かに思い当たるふしが。
高校生の時、ワタシ、世界史大好きだったんですが、中国史だけは苦手だったんですよね。
それは、ものすごく漢字の名前が覚えにくかったからなんです。
ずっと漢字が苦手なんだなあと思ってたんですが、
裏返せば、カタカナだと色が付いてるから覚えやすかったと、そういうことだったのか…!
(ピピンは明るい黄色だし、ルイは軽いオレンジ、
カールは黄緑にちょっとオレンジが混ざった色合いなんだぜ!)

とりあえず、共感覚があっても日常生活に支障はないようなのでほっとしました。


和製英語と日本人―言語・文化接触のダイナミズム

ジェームズ スタンロー / 新泉社

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ジェームズ スタンロー著『和製英語と日本人』読了。
これまた図書館の新刊本のコーナーに並んでた本です。
外国人が日本語について書いた本だ、というのと、ここんとこ、『街場のマンガ論』やなんかで
日本語の持つハイブリッド機能について読んだとこだったので、
興味を惹かれて、図書館で借りてみました。
和製英語は日本語を圧迫してる!とか、このままでは日本語が滅ぶ、とかいう本なら
別に読む気は無かったんですが、どうも目次とかパラ見するに、
和製英語の日本語における成り立ちとか、どういう機能を持ってるかとか、
もうちょっと日本語論に踏み込んだ話っぽかったので。
読んでみての感想は

これが面白かったの!

まさに先に読んだ内田本ともリンクする内容で、日本語には、
文法体系や口語は地元の言葉を使うけども、文字は中国から輸入したという経緯があるから、

(中略)、

漢字と平仮名とカタカナを長い事併用してきたという歴史があるんだけども、
その経験があるからアルファベットも第4の文字としてあっさり日本語に取り入れることが出来て、
和製英語がこんなに蔓延してるんじゃないか、という流れの説明に。
わたしたち、普段ものすごく何も考えずに、各種の文字を混ぜて使ってますが、
こんな文字の使い方してる国って意外と少ないんですってネ。
内田本の『街場のマンガ論』の方では、
最近の研究で、平仮名・カタカナと漢字では、理解するのに脳の別の部分を使っているというのが
分かってきたらしい。どうも漢字の方は絵として判断しているのではないか。
実は、マンガという媒体もこの日本語と同じような理解の仕方で読んでいて
(日本人には非常に読みやすい媒体である。英語圏の人は、絵と吹きだしの文字を一緒に読み下すのが
難しいらしい)だから漫画がこんなに発達しちゃったんじゃね?
という方向に話がすすむんですが、
この本でも同じような説明がなされており、その上で、
数種類の文字を組み合わせて使いこなし、おまけに当意即妙に語呂合わせまで
してしまう日本人に、著者が「わー、すごーい」ってなってんのが書かれてて

なんか、日本語愛に目覚めそうになりました。

同じ事を言う時にも、文字によって微妙なニュアンスを使い分けてるんです。
(例えば時間なら、時間、とき、TIME、タイム、それぞれ微妙な使用上の差異がある)
考えてみれば、難しい事を日々やってんだなあ…

著者の主張では、和製英語はもとの英語とは別物で、
英語からとったものだけど、一度噛み砕いて組み立てなおした日本語であって、
それが日本語に蔓延することは英語が日本語を駆逐することにはならず、
むしろ日本語の表現の幅を広げているのではないだろうか、ということなんですが。
目から鱗でした。

最後の辺りは英語と出会ってから日本語が辿ってきた歩み(その中での英語の扱われ方)を
ざっと俯瞰するものだったんですが、
日本の英語教育はあんまり実用会話には役立たんが、和製英語をこれほど上手に作れる日本人を生み出す
ことには貢献してるよな、との指摘にも、目から鱗でした。
やっぱりやってる勉強は無駄にはなってませんよー!


古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活

アルベルト・アンジェラ / 河出書房新社

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アルベルト・アンジェラ著『古代ローマ人の24時間』読み始めました。
これまた図書館で借りた本。

いや、これ、面白いよ!

ローマ在住のテレビキャスターが書いた本らしいんですが、
さすがメディア関連の人!
固い学術書にはない臨場感!
それでいて、考証がしっかりしてるからなんちゃって歴史書じゃなくて
文章もしっかりしてて(きちんと調べた上で読み物としても面白いように書かれてる)
ホントにローマを見物してるおのぼりさん気分にひたれますよ!
ローマ人が書いてるから、現代のローマについても詳しくて、
地理なんかも手にとるようだし!
所々に出てくる現代との対比も、「へー、現代イタリアじゃそうなんだなー」という部分が
仄見えて、2度美味しい!
今やっと11時半を回ったところまで読みました。
返却期限今日なんですが、…すまん図書館、延滞するぜ!




多読

『Long-ago stories of Japan2』(レベル2)
引き続き、講談社の本。読みやすかった。


『American folk talesアメリカの昔話』(レベル3)
同じく講談社の本なので読みやすかろうと思って、1レベル上げてみたんだけども

読みにくい…(何で!?)

…と思ったら、著者がアメリカ人でした。うぬう…!!!
最初の辺りのインディアンの昔話(スカーフェイスの話とか、いたずらウサギの話とか)は
面白かったけど、白人系のアメリカ人の小話はつまらなくて(あの程度では笑えぬわ!)
3分の2読み終わったところで返してしまいました。
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by mi-narai | 2010-11-13 07:42 | 2010年11月の読書
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