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『青い城』、他

この冬から春にかけて暖かくなっていく季節、
特にその宵の、薄ぼんやり明るい空と生暖かい風を感じると


何故か「赤毛のアン」を思い出します。


…いや、なぜかも何も、ワタシが赤毛のアンを読んだのは一般より大分遅くて大学生の時分なのですが、
その時期がちょうどこのくらいの早春の時期だったからなんですが。

そんなことを思い出しつつ、ちょっと前に読んだモンゴメリの『青い城』感想。


青い城 (角川文庫)

モンゴメリ / 角川グループパブリッシング



面白かったー!
エロのないロマンス小説ですヨ~♪
主人公はそれまでずーっと一族の心無い噂話や、対面ばかり気にして自分を愛してくれない母親に
大人しく我慢して、ストレス溜め込んでる、適齢期をちょっと過ぎたくらいの年齢の女性。
それが、ある日、些細な胸の痛みを見てもらおうと軽い気持ちで出かけた医者で、
まさかの「余命後1年」宣告を受けて、ぶちっと何かが切れちゃうわけです。
最初の、全てのものにびくびくして抑圧されてる部分は、読んでてほんと辛かったのですが、
この、吹っ切れてからのページは、その反動でものすごい爽快でした!

もう、やりたいこと片っ端からやってくし!
その上、前から気になってた男性にこの主人公、自分から

「ワタシはあなたが好きだ、後余命1年だから、可哀想に思って結婚してくれ」

と堂々と告白+プロポーズっスよ!男らしい!

後半は、この主人公がずーっと幸福を感じてる状態で、それが読者にもありありとわかるので
ものすごいこっちも幸せになりながら読めました。
ごち!




いただいた卒論

※個人的にいただいたものなのでメールにしようかどうか散々迷ったのですが
それだと相手が返事を出さないといけないと気になさるかしらと思ったりもし、
(貰った上にそれじゃ申し訳ないじゃない)
なにより、普通の出版されてる解説読むのと同じ感覚で読んでしまったので
(あ、下にも同じこと書いてる)やはりこちらの読書日記の方にメモしておきます。




こちらに帰って来た次の日辺りから読み始めて読み終えたので、やはり記憶がおぼろげなのですが、
なんか、他の名だたる学者先生方の解説を読むみたいにすんなり普通に楽しく読んでしまった
…ということを考えるに、筆者の力量が知れようというものです。

面白かったー!

もちろん、「いやいや、それはちょっとこじつけなんじゃないかしら」と思う部分も
あったような気がするのですが、それは、どの先生の解説を読んでいても
少なからずあるものなので!そういうものなのです。
大体解説なんて、「自分はこう解釈する」という宣言のようなもんじゃないですか。
だからよっぽどでない限りとっぴでもかまわないし、それにプラスして、説得力があれば尚面白い、
という位置付けが自分の中であるのですが、
その点今回読ませて頂いたこの論文は力作で、なるほどなあ、と感心したり
わあ、ワタシこれまでもの知らんクセに好き勝手にいろいろ言うて、いやん、恥ずかちい、と
恥じ入ったり致しました。
気合入れてものすごいじっくり読んだのですが、
アホゆえに、ちゃんと作者の意図どおりに理解できたかどうかは
自分でもちょっと自信がない…


とりあえず、エウリピデスのオレステスが他2作に比べて異色で、
その構成やら登場人物の性格づけなどが、工夫されてて
エウリピデス屈指の意欲作だという事は分かった。
その背景に当時の社会的な雰囲気があることも分かった(おおいばり)!

(お前、それは読んだら誰でもわかるって…)

古い時代の叙事詩(神話)からの乖離の度合いや、
その理由などが、時代背景から登場人物やアポロンと絡めて丁寧に説明してあって
このワタクシでも一瞬理解できたような気になったのですが
…書いててまたも理解できてないんじゃないかという気になってきた…。
や、いいか。手元にあるからわかんなくなったらまた読みます。


そんなこんなで早くエウリピデスの「エーレクトラー」本編を
読みたいのですが、諸事情があって、他の本が間に挟まれ
まだ読めてない状態なのです。
忘れないうちに読みたい…

PS:結び目になれますとも!


読書メモ自分のために読書済み+読書中の本を記しておく。

読了
鷲田清一著『新編・普通を誰も教えてくれない』
パウサニアス『ギリシア周遊記』コリントス部分のみ
『ちょんまげぷりん』

読書中
『カルタゴの歴史』
『ギリシア悲劇全集7』
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by mi-narai | 2010-03-14 21:33 | 2010年3月の読書
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