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『ギリシアローマ 古代知識人群像』 『作家的時評集2000-2007』、他

文章を書くのが面倒でサボり倒している間にそこそこ本が溜まってしまいました。
今度こそ簡潔に!手短に!メモいきます!

フレイザーの『金枝篇』(上)
だいぶ間が空いたので途中から読んでもさっぱり要領を得ず、また最初から読み直す。
…しかし、この本、面白いんですが、いろんな地域の色んなエピソードが次々と出てくるので、
イメージが積み重なりすぎてつい眠くなってしまいます(あほです☆)。
一つ一つ取り出せばちゃんと面白いのになあ……


ギリシアローマ 古代知識人群像 (同時代ライブラリー)

柳沼 重剛 / 岩波書店

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柳沼重剛先生の『ギリシアローマ 古代知識人群像』読了。
もう絶版になっちゃったものが図書館にあったので。
これまた随分前に読みすぎて記憶がウロ。
やっぱソクラテス好きだーー!と思ったのと、
古代ギリシアで30になってようやく一人前だ、と考えられていたことに
著しく共感したことくらいしかはっきり思い出せません…
ソクラテス大先生については、弁論の方法なんかは、言葉の不確実性を無視してて、
アホのワタシでさえ流石に「…それはどうかな、先生??」と思うものもないこともないし、
そもそも書いたのプラトン先生なので、あの辺りは別に萌えないです。
(むしろ、そんなにソクラテス大先生ラブなプラトン先生自身に萌える。
後、プラトン先生は、理想主義者でいらしたのだなあ、などとずれた事も思います)
それよりも、おそらく本来の大先生の姿と思われる、相手の価値観を揺さぶるやりかた自体に
大変共感致しますです。
あれ、やりたくなる気持ち、ものすごくよく分かる…。

30になって一人前、ってのは、いや、自分の実感として。
一応現在の日本の法律では20になったら大人ですが、
今思えばその頃のわしはまだまだ未熟じゃった…(今も未熟ですが)。

ともあれ、古代知識人についてというよりも、
それぞれの古代知識人について柳沼先生がどう思っているかについて(笑)
よく分かる本でした。
柳沼先生は概ね好意的な視線を向けてらっしゃいますが特にキケロの項の目線が面白いです!


間にロマンス小説1冊を挟む。
久々にロマンス小説読みました。
久々にスイーツ食べた時の美味しさに似ている…。


知人に貸したメリングの『妖精王の月』半分ほど流し読み。
あの本の妖精観がなんだか好きです。
わたしにミディールのイメージを植え付けた本。


作家的時評集2000-2007 (朝日文庫 た 51-1)

高村 薫 / 朝日新聞社

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高村薫の『作家的時評集2000-2007』読了。
職場の高村信者の知人が貸してくれました。
この人は、井坂信者でもあって、イマイチ趣味が合わなさそうだったので余り期待してなかったのですが、
この本は面白かったです。
2000年から2007年に新聞や雑誌に高村薫が書いた時評を集めたもの。

そういう場所に発表するものだから意識的に啓蒙的なことを書いてあるのだろうなあと推測できるので、
別に多少説教臭いのは気になりません。むしろ、真面目な姿勢には好感を持ちました。
時々話題の持っていき方がちょっと強引かなと思う部分もありましたが
選挙(投票行為)に対する意見と、元AB総理、元K泉総理に対する意見には

特に元K泉総理部分の酷評には!

大変共感いたしました!(もっと言うたれ!)

わたくし余り賢くないため、
『王政なら一般国民は国政を考えずに丸投げすればいいけど
その代わり王様の命令が絶対で決定権はない、
(王様が国民の福祉に積極的で有能な場合は幸せだが
無能で無慈悲な場合は目も当てられない…)、
民主制なら決定権が国民それぞれに与えられる代わりにそれぞれが自分で国政を考えなければならない』
というものすごく大雑把な把握しかしてないのですが
…民主制の国に生まれてその恩恵を受けてるからにはその煩雑な面もやっぱ引き受けなきゃダメだよな、
とは分かってるんです。
(きっとソクラテス大先生もそう仰るはず)
でもついめんどくさくてきちんとその時々の政局を読んでどうすべきか考える苦労を怠ってしまうのですが
(そしてそれが常に後ろめたい)
スンマセンでした!高村先生!
と土下座したくなりました。
高村薫は投票に行かない層の行かない理由には「あまり現状に不満がない」というものも
あるのではないか、と書いてて、その辺りも妙に納得してしまいました。
確かに、もともと投票には行ってましたが、意識的に自分から行こうという意思で行き出したのって、
なけなしの給料からガッツリ税金が引かれてる事にいい加減腹が立ってからだもんな…。
(しかも、その税金の無駄遣いたるや!やめてくれ!!!!)

後、普段汚職報道が激しかったり政治が腐ってたりして一般国民が金毟り取られて格差が広がるのも、
実際すぐには好転しそうもないしどうしようもないのかなあと半ば諦めてたんですが、
あらためて『そうではない!』と目を開かされた気持ちになりました。
文句言うてもええんや!
いや、むしろ文句言わなあかんのやー!(ズガーン)

次の選挙も絶対行きますよ、ワタクシ!
(えらい当たり前の結論に行き着いたな、オイ)


アイルランド歴史紀行 (ちくま学芸文庫)

高橋 哲雄 / 筑摩書房

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上記の高村本を読み終えたので
高橋哲雄著『アイルランド歴史紀行』を読み始めました。
コレは『妖精王の月』を貸した知人がお返しに貸してくれたもの。
こっちは紀行本と歴史本をいい感じにミックスした本で読みやすいですよ~。
今、歴代アングロ・アイリッシュのジョージ達(なんじゃそりゃ)について読んでるとこっス!


映画
『デトロイト・メタル・シティ』
急に見たくなって借りてみました。
まつやまケンイチ芸達者ですね~…(惚れ惚れ)。
妹と二人げらげら笑いながら見てしまいました。
クラウザーさんが里帰りして弟に農業の極意を教えるシーン
(そのつながりで舞台上で牛を手なずけるシーン)がなんかお気に入り。
後、ファン一号がいちいち「クラウザーさんが、…笑っていなさる!」
と解説するのがこれまた可笑しくって!
あの口調がクセになりそうになりました。


『マジック・アワー』
テレビでやってたのを見ました。
前半は正直どないやねんと思ってましたが、後半は加速度的に面白かった。
なんとなく、テンポ悪いなあと思わんでもなかったけど、
オチ部分の西田としゆきの「なんかそういうことになっちゃって、ごめんね」
で帳消しです。あれ、カワユかったなあ。
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by mi-narai | 2009-10-08 09:20 | 2009年10月の読書
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