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雑記(『エジプト発掘』&見習い家の女たち)

某N●Kの『エジプト発掘』シリーズ
第1回目を何の気なしに見て、ものすごい面白かったので
(ピラミッドの建築方法を、現代の建築家の目から検証、
これまでの説の短所を考慮し、もし自分なら当時の技術を使って
どう建てるかを考え、それに基づいてピラミッドのデータを再検査、
するとまさかのその説、大穴ストライクの予感!…てな筋書き。
ピラミッド建設には、内部に螺旋状に資材運搬用のトンネルが設置されていたのではないかという
大胆な予想&地道な検証が非常にスリリングで面白かった。
もともと、古代の人の思わぬ工夫とか技術とかにやたらときめくので
今回も通常の2割増で興奮してしまいました!
思えばマヤのティカルの都市構造にもアホほど興奮したもんな)

妹と、2回目3回目も楽しみに見たのですが、

2回目「ツタンカーメンの后」の話は、これまで色んなところで
語られすぎてて、大体知ってる話が多かったのと、
発掘された墓がひどくあらされててがっかりしたのとでイマイチな印象でした。

でも、3回目の「クレオパトラの妹アルシノエー」の話は、面白かった!
(アルシノエーの墓の発掘場所がトルコのエフェソス、というだけで
まず嬉しかったので、点が甘いのは自覚してるんです)
歴史的背景云々も楽しく見ましたが、何より、


現代の法医学、すげーー!!


そりゃ米ドラマ「BONES」など見て、すごいんだナという漠然とした前知識は持ってたけど、
あんなのドラマの中だけの話だと思ってたんですよ。
なのに、実際の法医学でも骨から色んなことが分かる分かる!!
発掘した遺物からだけでなく、文献からも、建築史の観点からも、色んなところからアプローチして
徐々にアルシノエーの死因や死亡直前の外見に迫っていくところが
下手な推理ドラマよりよほど面白かったのです!

個人的にはもうちょっとテンポ良くてもいいかなと思ったけど。


概ね満足して、
「これって、今回で終わりなんかなあ」
「残念やなあ」
と、言い合いつつ見終わった妹とわたしでしたが、
…今朝、衝撃の事実を知ってしまいました。

第4回は今週土曜BSで放映

BSですって!?うち入らんっちゅうねん!!ちくしょうNHKのヴァカ~~~!!
(第4回はエジプトの船についてらしいんですよ!!船好きとしては見逃せない回)







見習い家の女たち

ある日、妹と二人きりで夕食を食べる機会があったのです。
その日は何も面白いテレビ番組が無かったので、なにか手持ちの映画でも流そうかということになり、
見たい映画など尋ねたところ、妹の答えは

「『TROY』が見たい」

以前、一緒に『レッドクリフ』を見に行ったんですが、
その時東洋の古典の映画化である『レッドクリフ』を意外と楽しんだ妹、
古典つながりで、西洋の古典の映画化である『TROY』も見たくなったらしいのです。

そんなん、言うてくれたらなんぼでも持ってきますがな。

てなわけで、いそいそとDVDを用意するわたし。
夕食食べる間だけ流すつもりだったので、最初だけ見るのかと思ってたら
結局、ふたりでがっつり最後まで見てしまいました。

ワタシの持ってる児童文学でざっとあらすじは知っているとはいえ、
とりあえず妹は一般人だし、渋好みの性格からして、
ヘクトールかもしくはまさかのプリアモスのどっちかに転ぶんだろうなと
予想をつけつつ、偏見を植え付けないようにあえて無言で見ていたらばあなた、
アキレウスを勧誘しに来た豆ッセウスの初登場シーンが終わるやいなや

「何、今の!!めっちゃかっこいいやん~~!!!」

妹、大興奮。

嬉しい以前に、予想外の台詞とハイテンションっぷりに姉ちゃんびっくりです。

「…え?アンタのポイント、ここなん???」

とぽかーんとしてしまいました。
自分はもともとまがりなりにもイタケ人ファンなんで、もちろんこのシーン大好きなんですが、
普通の人がここで引っかかるとは思わなかったの。

そうなのかい。あんたもさては豆ッセウスの笑顔にやられたね?
(姉ちゃんもこの役でショーン・豆に嵌ったものさ)
ええ、分かります、分かりますとも。

あたしたち、魂の兄弟ね!(※実際に姉妹です)

ホント予想の斜め上を行ってくれます、妹。
予想通りヘクトールにも同情過多でしたが
(→その分アッキーには超辛口でした。このわたしがアッキーの弁護をしてしまうほど)、
それよりなにより、豆ッセウスの出番をまだかまだかと待ち構え、
登場シーンの次、上陸シーンで黄色い歓声を上げ、
テントシーンでは
「ちょっと待って、眼鏡取って来る!」
と一時中断。その後も、豆の登場シーンはかぶり付きでした。
見終わった後には

「オデュッセウスとヘクトールファンは必見やな、この映画」

と力強く宣言なさっておいででした。
DNAを感じた一瞬でした。
ともあれ、妹と存分に豆ッセウスを語れて姉ちゃん、楽しかったよ!


しかし、見習い家のDNAはもっと根深かった。

それから数日後、今度は母&妹&わたしの女ばかりでランチをする機会があったのですが、
その席で、わたしと妹の主なDNA元が母であったという実にあたりまえな事実が判明。

発端は、妹の
「こないだ電車乗ったら、三国志について熱く語ってる男の人がおってな。
その人が言うには三国志は男子の基礎知識らしいで」
という他愛無い一言でした。
会話は以下のように流れ、

→確かに、世の男性諸兄、真偽はともかく、三国志知ってはいそうよね、
ゲームの影響もあるだろうし

→アジア人なら大体知ってるのではなかろうか?三国志なかなかすごいねー

→同じような感覚で、ホメロスは西洋人の基礎教養なのかしらん?

この辺りで母が会話に割り込んできて

「そうそう、こないだあんたに貸してもろた本、あんましオモロなかったで」

などと言い出したのです。
何かと思えば、ずっと以前、劇団4季の『トロイ戦争は起こらなかった』を
見に行くにあたり、「なんやったら読む?」と例のピカードの児童書『イーリアス物語』を貸したのでした。
貸したことすら忘れてた。ていうか、律儀に読んでたんかい。
最初は、面白くないといわれて、
「いいや、そんなことはない、あれは奥深い名作である。おかんの読みが足りぬのだ」
と抗弁しておった妹とわたしですが、よくよく聞いてみると

「だって、主人公イマイチやねんもん」

え?

「敵方の人が可哀想で仕方なかったわ」

……あー、そういう理由なのね。


『イーリアス』自体を否定されたのではないと分かり、いきなり手のひらを返したように同調し始める妹。

妹「そうやんな!大丈夫、わたしもそう思ってる!」
母「でもかといって喧嘩の相手の人(←アガメムノンのことらしい)もイマイチやしなあ」
妹「うん。大人気ないよな」
母「どっちもどっちやな

わたし個人としては、例のアのつく二人に関しては、
アレはああいうもんだと思ってるので別段これといった反感もなく、
なんかやたら盛り上がってる二人を横で楽しく眺めてたんですが
母ときたら

母「それやったらお母さん、軍師の人がええわ。一番優しそう」

などと言い出すのです。

・いや、優しいというのはどうかな…
・おかあたま、アンタもっすか!!

どっちにツッコんでよいやら分からない一瞬でした。


好みのタイプも遺伝すんのかしらン…(ならCさんちの娘さんはアキレウス好き??うわー、気になる!)
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by mi-narai | 2009-08-06 00:20 | その他
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