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『ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土』 『比較言語学入門』

藤縄 謙三著『ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土』
第四章『国家の構造と道徳』はほぼギリシア1色でした。
もともとソレを求めて読み始めたはずなんですが、
日本部分が面白すぎてなんかギリシアが続くと残念な気持ちに…(本末転倒)
概ねアテナイ発の国家観がアレコレ問われてます。
本筋とは全然関係ないけど、プラトン先生が
「男と女は、子供を生む時の役割が異なるだけであって、体力に差はあるものの、
同質のものであるから、男女は同じ教育を受け、同じ仕事を与えられるべきである」
と仰ってらしたのが記憶に残りました。
おお、プラトン先生…!
あの古代アテナイにいながらなんと公平な…

(いや、体力に差があるのは事実なので、仕事の割り振りはその辺り考慮にいれてほしいけどな)

後、アリストテレスの遺言がけっこう思いやり深くて見直した。


日記をアップしないうちに読み終わってしまいました。
次が牧歌の話で、最後が自然の話だったことは覚えてるんですが
あまり日本部分がなくて、さらさらっと読み飛ばしてしまいました
(ほんとに本末転倒)
でも、ギリシア人が「子供はまだ人間になってない未完成品。仕込まなきゃダメ!」
と思ってたってのに、大いに共感したことは覚えてます。
躾は大事ですよ!


比較言語学入門 (岩波文庫)

高津 春繁 / 岩波書店

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次、楽しみに購入した高津春繁先生の『比較言語学入門』を読み始めました。

手にとって目次を見た瞬間に感じる違和感…いや、これはデジャヴュ…

「あれ?この本、読んだ事あるかも…」

よくよく思い返せば学生時代に一度読んだ本でしたー!
当時は高津先生の本だなんて知らず(どころか、高津先生の偉大さも知らず)、
単純に比較言語学が読みたくて図書館で借りたんでした。
(てなわけで、わたしの比較言語学の知識の基礎は大体この本です。)
そうかー、高津先生の本だったのか!
読んだのはもう随分前だし、もう一度新たな気持ちで読み始めました。

…うん、最初の部分の難解さも記憶どおり☆(そんなことばかり思い出す)

最初の辺りには
大体、「言語ってのは徐々に変わっていくものだし、変化前の形の上に
新たな形が重ねられていくものだから、言語の中にはそれ以前の記憶もちゃんと
残ってるんだよ?」というような説明をものすごく厳密な言葉遣いで書いてあって
一瞬眠りかけましたが、途中具体的な説明としてイタリア語派の話になって
「ファレリイ」の名を見た瞬間目が覚めました。

…あー、ここに「ファレリイはイタリア語派」ってちゃんと書いてありますよ…。

ファレリイの立ち位置についてあれだけ悩んだのが馬鹿みたいです。
(まあ初読時はエトルリアに関する興味がさほどなかったしな)
今、言語を比較する、ということについて書かれた第1章を読み終わり、
その方法を説明する第2章読破中です。
以前読んだ時にはよく分からなかったあれこれも、今読むと多少は理解できるように
なってます!年取るのも悪くないよなあ。


ところで、高津先生は東大の先生だったけど神戸出身で
ローマの文学は女々しいから好きじゃない、雄雄しいギリシャ文学の方が好きと
豪語なさる、いつも余裕綽々の方だったのだそうな。素敵ですね。
でも、ローマ文学はそうかも知れないけど、共和政期までのローマは十分雄雄しいと思うんだけどなあ。


DVD
『SuperNatural シーズン3』2、3巻
ルパン三世で言うところの不二子みたいな女性が出てきて楽しくなってきました。
でも、塀の中の彼はいい加減にして欲しいと思います。
思い込みの激しさが気持ち悪い…。

『紅はこべ』1巻
借りてみた。だって製作がBBCだったんだもん(←国営放送に弱い)。
原作は昔読んだんですが、あんまり覚えてなかった。
フランス革命時、革命後の恐怖政治のせいでたくさんの罪もない人が命を奪われた
わけですが、そんな無実の人々をイギリスへ亡命させる運び屋の話。
主人公おじさん、ヒロインおばさん、敵もおじさんですが
これが全員実に元気です。
しかも、段々主人公のおじさんが素敵に見えてきました。
スマートでイギリス紳士かくあるべし、という感じのウィットと茶目っ気なんですもの。
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by mi-narai | 2009-01-23 01:52 | 2009年1月の読書
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