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『政治家の条件』 コルダ3感想

来月6月の100分●名著(あんまり伏せてない)て
ソポクレスの『オイディプス』じゃないですか!!
見ます!


政治家の条件―イギリス、EC、日本 (岩波新書)

森嶋 通夫 / 岩波書店

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森嶋通夫著『政治家の条件』
大学生の時に一度読んだ本です。政治つながりで再読することにしました。
古い本なので、ヨーロッパは、EUじゃなくてECの時代ですよ。OH…

と日記メモに書いて
から数日後に読み終わったのですが、
読み終わってから気づきました。


わたし、この本未読だった…!!


どうして一度読んだ本だと思い込んだのでしょう。
タイトルかな。大学生の時、まったく政治には興味なかったけど、こう、
悪徳商人ぽい雰囲気に浸りたいがため(まさにそれだけのため!)に
政治関連の本読みあさった時期があったんですよね。
そん時に政治家について論じてある本も確かに読んだのですよ。新書で。
でも、今思い返せばその本、グラッドストンとか、イギリスの歴代首相についてもっとページ割いてあったし、
しょっちゅう引用しちゃうクリックさんのあの文句についても書いてあった筈なんですよ。
この本は、前半はサッチャー批判で、後半は日本の政治についてだった。違う本や!!

どうりで、新鮮な気持ちで読めると思った。(もっと早く気づけ)

ということで改めまして、『政治家の条件』読みました。
先に書いたけど、だいぶ昔の本なので、以下のような時代を感じさせる記述が散見されます。
・この本が書かれたのは湾岸戦争直後らしい
・しかもサッチャーが失脚したてである
・ゴルバチョフのペレストロイカ→反対派によるクーデターが失敗(今ここ)。もうすぐソ連崩壊ですよ。
・日本は高度成長期直後辺り。総理は海部さん。バブルはまだ弾けてません。
・当時EUはまだECだった。仏大統領はミッテラン。ドイツはまだ東西に分かれている。
・日本は世界中から嫌われている、といった形容が多数。
確かに、当時は日本って「新参の成金」って立ち位置だったよな。
記述を読むにつけ、隔世の感がありますがそれはさておき。
面白かったです。
著者は経済畑の方らしいのですが、意外と確信をついてます。
いや、状況が変わったから、もうその意見は通用しないよ、て部分もあるのですが
(日本の外交姿勢についてとか)。

時間が経って初めて正しいかどうか分かる事ってあるじゃない。
当時はサッチャリズムってけっこうもてはやされてたと思うんですが、この方、
ちゃんと批判するとこはしてますよ。

政治家には理想と、現実主義のバランスをとる能力が必要、ってのをサッチャーを例に出して説明して、
(職業としての政治家が何故必要かも論じつつ)
次に日本に目を向けて、政治家の資質がどうか(当時から与党議員にはどういった施策を打ち出すかの
大きなビジョンがなく、個々人が勉強不足だったらしい)、
日本の選挙制度、統治機構の問題点などを論じてます。
おおお、『日本の統治機構』で論じられてるのと同じ問題点がここでも!
先にあの本で読んだおかげで、言いたいことがよく分かりますよ!!
この本でも官僚内閣制の不都合と、一党独裁が癒着を生み、無気力な政治家を作り出し、国を腐らせる、
っちゅう指摘がなされてます。
昔も今も、同じことが問題視されている…!!
この頃は中選挙区制だったので、よけいに自民党独裁体制が助長されてたんですが、
著者は小選挙区制推しですね。
長年イギリスの大学で経済学を教えてて、イギリス政治に慣れ親しんでいらっしゃったので、
若干イギリスびいきも入ってんじゃないかと思うんですが。
「日本の統治機構」と併せて読んで理解が深まりました。
国民は(勿論わたし含め)政治についてもっと考えないといけないとはいえ、
普段仕事とかあって、深く勉強してる暇なんてないじゃない。
そんな忙しい社会人のために、公約があるんですよ。
あれは政党の主義主張、したい政策、ビジョンを有権者に分かってもらうためのものですよ。
だから個人で公約(地元に利権を!とか、この市に保育園を!とか)言わんと、党全体で言わなあかん。
党員はそれに絶対したがわなあかん。
有権者もどうせ選挙に行っても無駄とか、入れたい人がおらんとか、
横着言いたくなる気持ちはものすごい共感するけど
やっぱり一票はどっかに投じないと、それこそ組織票とか金持ってる社会的強者に
良いように操られちゃうんじゃないかと心配です。

とりあえず、週末の選挙に向けて、候補者の言い分を見てみるか…

(この日記書いた時点では地方選挙前だったの。ちゃんと投票してきましたよ)


タイムマシンのつくりかた (草思社文庫)

ポール・デイヴィス / 草思社

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ポール・デイヴィス著『タイムマシンのつくり方』
古本屋で安く売ってたから、買ってみました。
白熱教室と同じような話題でタイムリーだな~と思って。
SF小説っぽいフィクションじゃなくて、まじめに物理的見地から、時間というものについて、
ひいては空間や宇宙やブラックホールについて、タイムマシンというキャッチ―なテーマを中心に
考えています。あんまりお固くなり過ぎず、専門的な公式とかにも踏み込まず、
大真面目に時間を遡ったりジャンプしたりする方法について論じてあります。
確かに、一昔前は『タイムマシン』って機械で過去へいくイメージだったけど、
最近のSFじゃワームホールを通って過去にってネタが増えてます。
これって一応量子力学とか物理学の学説に沿ってんのね。
面白かった!
空間の2点をつなぐとワープ航法の話へ、時間の2点をつなぐとタイムトラベルの話へ
行くわけだな、SF的には。
タイムラインがもう一度見たくなりました。
DVDあったっけな、家に。


数えずの井戸 (角川文庫)

京極 夏彦 / KADOKAWA/角川書店

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京極夏彦著『数えずの井戸』
お借りしたので読みました。
有名な、播州皿屋敷を元ネタにした京極風怪談話。
ずっと姫路城の井戸の伝説かと思ってたけど
お菊ネタってけっこう全国にあるんですね。

物語は、何人かいる登場人物の一人一人にスポットをあてて、順繰りに内面をたどっていくうちに
どんどん歯車が狂う様子があらわになってゆき、最終的には

そして、誰もいなくなった

というアガサ・クリスティーばりの怒涛の結末へ。
登場人物の誰もが、その辺に居そうで、でも少しずつずれ方が極端なんですよ。
で、その上、気持ち悪い感じに誰もが他人を誤解しているという。
これも、言われてみればその通りで、そりゃ当人が自分をこうだと考えているように
他人を見ることのできる人なんて居ないわな。
相手に対してこうだ、と分かってることなんて微々たるもので、
しかもそれさえ自分フィルターを通した歪んだ像なんでしょうし。
(いや、別に支障がないならそれでいいじゃないでしょうか。
必ずしも知り過ぎることが良いとも思わない)
結局、真相の一部は分からないままになってたりするので、
読んだ後も後味の悪い思いが尾を引くのですが、
本を読むうちに各々のずれっぷりと誤解っぷりをいやというほど味わった後故
「どうせ本人にしか分からん理由やねん、考えてもしゃーないわ」
という気分になっているという京極マジック!

貸してくれた友人は読みづらかったと言ってたけど、
めっちゃすいすい読めました、よ…!?
例によって京極さんの本は分厚いけど、下半分白紙だし、胸糞悪い内面を持つ人もいて
しかも同じ思考がぐるぐるしてたりするので(ホラーなんで、たぶん、効果)
精神的には読みづらいかもしれませんが、文章は読みやすいです。
理解しやすい平明な文章と内容って素晴らしい!


都庁―もうひとつの政府 (岩波新書)

佐々木 信夫 / 岩波書店


佐々木信夫著『都庁―もうひとつの政府』読了。
東京都の各時代の政治について。
特殊なんであんまりなんの参考にもなりませんでしたが、
とりあえず、知事って忙しいんだな、というのは分かった。
作中で、途上国ほど威信を示す為に首都に権限が集中しがちとあったけど、
日本は先進国(自称)なんだからいい加減さぁ…。


以下、コルダ3AS天音篇感想です。ネタバレ予防のため折っときます。

函館篇もあるよ
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by mi-narai | 2015-05-29 20:45 | 2015年上半期の読書

雑記

某NH/Kの生命大躍進面白かったです。
以前読んだ『恐竜は何故鳥に進化したのか』(タイトルうろ)でカンブリア紀大爆発が
気になってたので、再現映像が見れて嬉しかったです。
しかし、キモかった…(節足動物苦手なんですよ)

それはさておき、我が家で唯一のスマホ持ちの父がコラボで配布されてるアプリ
コダモンをやってたんで、どこまでいったのか尋ねたら
「もうすぐ脊椎動物が生まれそう」とのこと。すげえな。ナメクジウオまで後一歩!


後、新聞に、白/鶴さんが蜂蜜酒を発売したって記事があったので
自分のためにメモっておきます。
ケルト・北欧辺りのの神話とか古代史とかの本を読んでるとしょっちゅう出てくるミードが
現代でも飲めるんだぞう!しかも日本酒メーカーが作った奴が。
でも限定販売らしいので、手に入るかどうか微妙なところ。
白/鶴ミードって商品名らしいので、気になる方はググって見てください。
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by mi-narai | 2015-05-10 22:08 | その他