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白熱教室、『占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉』『大阪―大都市は国家を超えるか』

某NH/Kの白熱教室の今月からのやつ、見始めました。4回シリーズの1回目。
あまり期待せずに見始めたのですが、見終わった後ときめきが止まりませんでした。

面白かった…!!!!


ピケティさんの講義は楽しく見たんですが、次のリーダーシップ論は1回見て
まあ、そこまで一生懸命追わなくても良いかな、と思ってパス、
今回のは「最新物理学者が未来を語る」みたいな煽り文句だったので、
同じ局でやってた、「NextWorld」未来の生活はこうなる!みたいな全6回くらいの
割合真面目な番組と似たようなものかな、と思ってとりあえず録画して見たんです。



まず、お、と思ったのは、講師がミチオ・カクという名前の日系の方だっということ。
あれ?この人、見たことあるな、と思ってたら、
「カク博士は超弦理論を提唱しています」みたいなテロップがあって、思い出しました。

数年前にやってた『神の数式』という3回番組で出てた人だ!!


あの番組も、前後して読んだ『世界はこう考えられている』っていう本も
ものすごい面白かったんですよ!!!
相変わらずわたしは数字に弱くて、あんまり難しい数式とか理論に踏み込むと途端に
チンプンカンプンになってしまうのですが、
今回はそこまで実践的に自分で数式組み立てて、という抗議でもなさそうだったのが幸いしました、
なんとかついていけそうです。

まず、初回は現在物理で考えられている4つの力と、それがどんな経緯で誰に発見されたかの
「科学史」といった回。
前回の『神の数学』と『世界は』で得たおぼろげな知識が訳だってますよ!
4つの力て、あったな、ソレ!
ものすごいぼんやりとしか覚えてないけど、初聞きじゃないってだけで
ちょっと心強いですね。理解がしやすかった。
後、超弦理論って、あれよな。『神の数式』で得たものすごい大ざっぱな理解では、
物質を形作ってるものを小さな点(何か、砂粒のようなざっくり球形のもの)と仮定すると、
どうしても数値が狂って計算式が「無」に行きついてしまう。んなわけないやん。という矛盾を、
そうだ、点だと考えるからダメなんだ、ゴムのような輪っか状のものがぷるぷる震えていると仮定してみたら
どうだろう、という考えのもと提唱された説。

標準理論(量子論)と相対性理論を一つにすることが出来れば、それはまさに
万物の理論(THEORY OF EVERYTHING)
つまり、神の数式ですよね、ワクワクします!
いや、エピジェネティクスの例みたいに、遺伝子が分かれば全部遺伝が解明できると思ったら
ことはそう簡単じゃなかった(更なる迷路に迷い込んだ)、ということもありうるから、
万物の理論が考え出されても、そうそう簡単には世界の謎すべてが明らかにはならん気がするけども。
ないかもしれんものをあると信じて探すのって浪漫だよね!

以下、心に思ったこと。

・ハレーすい星のあの人(かどうかわかりませんが、ともかく)ハレーさん。
この人が、ニュートンのプリンキピアだっけ、ともかく彼の名著を世に出した立役者だったらしい!
この人、金持ちの商人で、趣味で天文学やってたそうなんですけど、
彗星が夜空に姿を現して一世を風靡した時、有名なニュートンに会いに行って、彗星について尋ねたらしい。
ニュートンは既に重力を発見した後で、彗星の軌道も重力の法則にのっとって計算済みで
そのことをさらっとハレーに説明したらしい。
「え。すごいやん!本出せばいいのに」
「でも金がなくて」
「わたしが出しましょう!」
こういう感じだったようです。ハレーさん、かっこいい…!

・ニュートンが考えた月がどうして地球の周りをぐるぐる回っているかの説明が
ものすごい分かりやすかったです。

・おまけにニュートンさん、自分の理論計算に必要だからって微分積分を考え出したらしい。
理系の天才、すごいな!

・光とは電場と磁場が次々に入れ替わるものらしい。(あほゆえにそれがどういうことなんかようわからん)

・重力が弱いと時間が早く進むらしいよ!実際に人工衛星とか月とかだと地球の上と時間の進み方が
違うらしいよ…!!
マジか!!!!

・相対性理論にはブラックホールの中心とビッグバンの説明が抜けており、標準理論では重力の説明が抜けているらしい。

・超弦理論は量子論の矛盾になんとか答えを用意するための解決策の一つにすぎないんだけど、
この説によれば、原子を構成する要素たちはそれぞれに固有の周波で振動する輪っかなのです。
全ての素粒子は音、なのですよ。
なんか、美しいな。
世界は音でできているって言ったの、ピタゴラスだっけ、忘れたけど、
あながちウソでもないな、と思いました。もちろん想定している音とか音楽の定義は
大分違うんでしょうが。


アップしないうちに第2回も見てしまいました。
今回も面白かったよ!!
誰か!誰か見ている人はいないの!?

今回も心に残ったことをメモ書きで・

・ビッグバンの証拠②として、宇宙背景放射だっけ、それが発見された時の逸話を
講義で披露してらっしゃったのですが、
バックステージノイズ、なぜそれがビッグバンの証拠なのか、という点についての
根本的な説明はなかったんです。
物理学科学生にとっては自明の理なのかしら…。
凄いな…。

・最初は無限だと思われていた宇宙。
静的なもので、無限で、不変だと。わたしなど今でもそう思っちゃいそうになりますが、
言われてみれば、今尚膨張中…ってことは、風船みたいなもんで宇宙の境界線はあるし、
ビッグバンが起こったのは137億だか138億だか前だから不変でもないな。
 
・夜空はなぜ黒いのか。
黒い、ていうか、暗い、ということが、宇宙が無限ではないことを示しているのだそうで。
そんなこと考えたこともなかったけど、もしも宇宙が無限に広かったら、どの方角にも星が存在して
たとえ遠くてもそのうち光は届くから、空全体がもっと明るいはずなんだって。
なんか、分かったようなわからんような…

・文明の進み具合についてのタイプ分け。
もし、地球外生命体がいるとして、という話も大真面目になされてました。
居住惑星のエネルギーを完全に掌握しているタイプ1
居住恒星系のエネルギーを完全に掌握しているタイプ2
居住銀河系のエネルギーを完全に小学しているタイプ3
と分けたとして、地球人類はまだタイプ0だな!ちゅう話。

・11次元の世界
ビッグバンの前はなんやってん、と思っていましたが、
なんか、この宇宙の外側に、泡みたいにたくさん宇宙があって(並行宇宙)それが
ぶつかり合ったら新しい宇宙が出来るんじゃないかと考えられているらしい。
しかも隣の世界では物理法則が全然違う可能性が高い。
なんか、もう、ここまで来るとマジでSFの世界です。
科学を突き詰めると神話に戻ってくるという話。

・ダークマターとダークエネルギー。
暗黒エネルギーには重力があるらしい。
でも、太陽系にはほとんど存在しない、って聞いてちょっとがっかり。なーんだ。
まだ実在を確認できてない上に太陽系にはあんまりないなんて、
いかにも眉唾っぽいなと思わんでもないけど
あった方が面白いなあ。

・ブラックホールにつっこむと高速回転して光より速く移動→となりの世界へ行けるかも?
『無限航路』を思い出したよ。

・タイムトラベルについて
必要なエネルギーと反エネルギーを溜めたら可能かもしらんのだそうな。
早く作ってソクラテス先生を直見させてくれ…!!

・タイムパラドックスについて。
よくSF小説である過去に行って出来事を変えたら未来が変わるか、ってネタを
真面目に語っていらっしゃった。
超弦理論では、枝分かれ宇宙説推しらしい。
ちょっとまえに読んだ『バルバラ異界』のラストはこれなのだな…。と思い当りました。


占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉 (岩波新書)

雨宮 昭一 / 岩波書店

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雨宮昭一著『占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉』
日本の統治機構、から遡って、その統治機構がどのようにして確立したか、的な興味から…。
朝ドラなんかでよく戦前・戦中・戦後の描写は見るものの、
GHQとか、占領統治とか、いまいちピンときてなかったのですが、
これまたようやく、今さら、ちょっと分かりかけた気がします。
ていうか、アメリカに占領されてた時代があるって、もちろん知識としては知ってたけど
あらためて歴史的事実だと実感すると、なんかはっとなりますね。
日本の政府はその頃もあったけど、その上に占領軍がいて、政府決定も何もかも
アメリカの意思に直接支配されてた、て
日本史上初、というか。おおお!??と。
今だって政府はアメリカに配慮してますけど、それとは別次元で直で首根っこ押さえられているというか。

著者は、占領によってがらりと日本が変わった、という論調にいまいち抵抗があるらしく、
変化の兆しはそれ以前からあったのではないか、
ようするに、極端に全部アメリカの力、とせずに、日本側にも戦前すでに変化の萌芽があり、
それがGHQの圧力と、いろんな割合で作用して、戦後の日本が形作られたのではないか、
ということを、事例別に細かに検証していっています。

以下、メモ。
・なんか、戦後すぐくらいの政党名ってちょっと面白いですね。
「○○倶楽部」とかあるよ。

・今よりもっと一般人が政治に首つっこめるような混沌とした熱さ、みたいなのが目新しい。
天皇制をめぐるやり取りとか、

・GHQ側だってボランティアでやってるわけじゃないので、
アメリカの利益を第一に考えて占領政策を立ててるんですが(そらそうだよな)、
一枚岩じゃないので、時々、戦勝国側のうっぷん晴らしみたいな政策を
押し付けようとしたりしてますよ。
大体日本側の視点しか知らないので、相手側の事情が分かると面白いな。
ちなみに、理想論の実験を日本でしやがったな、みたいに見える制度なんかが
単純にアメリカ本国でそうしているから日本にも勧めただけだったりすることもあります。

・当初は徹底的に日本の牙を抜いて武装解除をしようとしたのが、
周辺諸国の共産勢力の台頭で方針が変更したり、その辺の政治的なあれこれが面白かったです。


大阪―大都市は国家を超えるか (中公新書)

砂原 庸介 / 中央公論新社

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砂原庸介著『大阪―大都市は国家を超えるか』
都市計画の本。
大都市と都道府県の関係や、制度の移り変わりなどが説明されています。
最初のあたりは、政令指定都市制度が出来るまで、でした。
その後県と市の権限の所在とか、プロジェクトの立て方とか、具体的な政策の数々、
矛盾など。
大阪都構想の話もちらっと出てきました。
一括行政を行おう、って話、実はこれまでも何度か案が挙がってて、
今回が初めてってわけでもないみたいですね。
そらそうか。
大阪は他の政令指定都市のある府県と違って、大阪府における大阪市の割合が大きいから
府と市のどちらにもそれなりの権限があるとお互いにやりにくくて仕方ないだろうなあ。
国もそうだけど、今は財源がさほどあるわけじゃないから、どこにどう使うかを明確にして
計画的に自治体運営すべきなんだよな。
なんか、ここでも自民党一党独裁の悪影響を蒙っててイライラしました。
極端な東京一極集中っぷりも垣間見えてモヤモヤもします。
いや、かりにも国の首都なので、ある程度は立派な方がいいなとは、国民としては思いますが、
それで地方が疲弊するのは勘弁してほしいのですよ地方住民としては。
うむむ、いろいろ考えさせられた。
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by mi-narai | 2015-04-13 22:29 | 2015年上半期の読書

雑記とゲームメモ(またか)

いきなりですが宣伝&おすすめ情報です。
きのことお花が専門の植物博士、田中修先生が
4月からNHKラジオでお話ししてくれますよ!
(上司がせっせとただで本をくれるのですっかり詳しくなってしまいました)
これまでも子供でんわ相談などで植物についての質問に答えてくれたりしてましたが、
今度は講義ですよ!
NHKラジオ第2、金曜日夜8:30から30分(再放送は金曜朝10:00から)
カルチャーラジオ 科学と人間」のコーナーで
タイトルは『植物の不思議なパワー』ですよ。
らじる★らじるでパソコンやスマホからでも聞けるから!

植物に興味なくても大丈夫、大体、なによりご本人がカワユらしいおじいちゃまで

喋りが、超絶!可愛いねん!!

何を隠そうフフルンスの語り口の参考にさせてもらった方のうちの一人です。
一人称「ぼく」でおっとりした関西弁(たぶん京都弁)で話されるの!
わたし一人で楽しむのももったいないので、じじいスキーの方は是非とも!



ブルーインパルス
見に行ってきました。
平日だし、3月は有給消化のために結構休んじゃったし、
仕事あるし休むの無理かなと思ってたんですがどうしても諦められず
上司の人に午前だけ休ませてくれと頼み込んで半休とって行ってまいりました姫路まで!


すっごい人だった…


ブルーインパルスなんて、一般の善男善女は興味ないだろ、
ミリオタとフライトシューティングファンのコアな集いになるかと思いきや、
そこいらが人で埋め尽くされて地面が見えないほどの人だかりでしたよ。
姫路のくせに!!

そもそも、電車からしてすごい混み具合でした。
満員電車に乗りなれないわたくし、1本目はあまりの混雑の酷さに気後れして乗れなくて
「いかん、これでは間に合わん!!」と反省の上、
2本目の新快速に隙間ないのを無理やり身体を押しこんで乗ったは良いけど
大体が普段はそれほど混まない路線、あまりの乗客の多さに対応できず、遅れに遅れ、
50分は早めに着くように家を出たはずが姫時着が開始20分前になり、
駅構内も人で埋め尽くされてて、改札機は切符を上に置いて通り過ぎるための台と貸し
姫路城へ向かう道も見たことないほど人だらけで、
もともとの開催場所だった三の丸広場は満員で入れず、大手前公園か屋敷跡に誘導され、
そこも人だらけという…

やはり、春休みというのもあって、小さいお子さんを連れた御家族が多かったように思います。
ものすごい健全でほのぼのとした雰囲気でした。
ごめんマニアなファンで。
普段そんな人ごみに自分からねじ込むことがないから、たまに行くと吃驚して必要以上に緊張しましたが
でも、なんか、お祭りみたいで楽しかったです。
天気もいいし、暑くも寒くもない良い陽気だし、みんな同じ方向に楽しそうな顔で暢気に歩いてて
パレードみたいでした!
でもって、肝心要の


ブルーインパルス、かっこよかった…!!!


単純に、写真でしか見たことなかったものが目の前に実際にある、ってのがそれだけでテンションあがりますね!

後、オタクな話で恐縮ですが、ゲーム内でさんざん見た飛行の速さ、まっすぐな機動、
青空をバックにした機体の美しさが、まさにそのままに眼前に展開されてて、
えも言われず素晴らしく、一人にやにやしてしまいました。
大変な目をして来た甲斐があったと思わせてくれました。


以下、ゲームメモです。
たいしてネタバレしてませんが、やっぱり畳んどきます。

ゲーム感想
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by mi-narai | 2015-04-01 00:53 | その他