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サルミアッキを食した

職場の仲の良い同僚が寿退職して新婚旅行へ行くと言ったのが発端でした。
その同僚Yさんがワタシに言ったのは、
「お土産には何が良い?」じゃなく、

「サルミアッキ買ってこようか?」

でした。
…分かってらっしゃる…。
(Yさんは某国擬人化漫画は愚かネットサーフィンもしなければ、ドラマも見ない、テレビはnh●が主、
という今時珍しい純粋培養のまじめで知的な美しい人である。おそらく、こんな提案をしたのは
いつもわたしが3時のおやつに新発売のなにか、とか変わったお菓子などを買ってきていたからだと思われる)

で、新婚旅行の土産話と共にありがたく頂いたのが下記

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サルミアッキ。

頂いた最初は「おや、随分小さい箱だな」と図々しくも思ったものです。
このときの自分をまず猛省したい。ワタシは何も分かっていなかった。

中身はこんなもの。

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小さな箱と言っても意外とたくさん粒が入っています。
触った食感から、グミのようです。
アメを想像していたけど、グミなのだな…。

色々と各所で有名なので、話の種に、と思って、友人と夕食を取る約束をしているときに、
(後で夕食で口直しできるよう)夕食前に、ペットボトルのお茶完備で、食してみることにしました。

一番最初に思ったのは

「…あれ?甘くない」

でした。グミっぽい外見と、味はイタリアのグルグル巻きと似ているとの前情報から、甘い何かを
想像していたのです。
が、なんか、実際の味は、酸っぱいような、しょっぱい、ような……???

初体験の味で似た味を上げるのが難しいのですが、あえて表現するなら、

甘くなくもっと味の濃い昆布アメ…?(いやこれでは昆布アメに失礼だ)

醤油を乾かして塊にしたものに強烈に匂いをつけたもの…?(※そもそも醤油は直接食すものではない)

でも味に関するなら、まだいいのです。関西の薄味に慣れたわたくし、一定以上塩辛いものは
本当に食べづらいのですがそこを百歩譲ってまだいい。

本当に辛かったのは、匂いです。

口の中で味を確かめて、味のついた唾液を飲み込んだ瞬間、鼻筋から抜ける強烈な香り。
薔薇とかジャスミンとか、そんなもんとちゃうよ!花の香りっぽいけど、もっとスルドイ感じの!!
咄嗟に思い出したのは、トルコでラク酒を飲んだ時のことでした。
あの時も、強烈なアニスの香りに、この酒好きのわたしが一瞬怯みましたもの。

アレに似ている…!!

(※でも結局ラク酒は平気で美味しくいただけるようになった)

途中で噛んで味わうのを諦めて飲み込んでしまいました。
飲み込んでからも胃の方から匂いが立ち上り、しばらく気になりました。
ちなみに、一緒に食べた友達は、口に入れてから3秒後、

「ごめん、あかん!!」

とティッシュに吐き出し、お茶を一気のみしていらっしゃった。買っておいてよかった。
(むりやり一緒に食べさせてごめーん!!)

いやなかなか強烈な体験でした。面白かった。

これまでワタクシ、色々な新商品、代わった菓子類を試して参りました。
というのも、
幼い頃の母の手料理が最悪だったため、たぶんに味覚が破壊されているワタクシ、
大体どんな料理でもあまりまずい、とは思いません。まずさにモノを吐き出した事もありません。
洋菓子とパンにはうるさいですが、別に質の落ちるものを食べたら「安い味やな」と思うだけで
問題なく美味しくいただけます。
職場の方々がお土産に買っていらした各国の土産菓子も、大抵は
「一般の日本人が食べたらまずいと思うかもしれないけど、私はイケる…」というものが大半でした。
(他の食された職員の方々は顔をしかめたり吐き出してても)
まずいと評判のイタリアのグルグル巻きの黒いグミっぽい何かも(※リコリス菓子です)、
美味しいとはそんなに思いませんが、わたしの中では雷おこしを個人的にそんなに美味しいと
思わないのと同じ程度の感覚で、食す分には問題ありません。
ソイッシュ(豆乳炭酸飲料)もトマーテ(トマトカクテル)もマジで美味しかったし、お米プリンも大丈夫。
ロクムも、最初に食べた時はあまりの甘さにほっぺたの奥がきーんと痛くなりましたが(痛い甘さって…)、
時々無性に食べたくなります。
多分、食べた事ないけど、イギリス料理もありがたく食せると思います。
スコーンも、初めて食べた時(今からン十年前です)は
「他に美味しい洋菓子はたくさんあるよな…。これってそんなに絶賛するほどのものなのかなあ…」
とは思いましたが、あれはあれで美味なものです(クリームつけて食べたら美味しいよね)。
もともと粉っぽいお菓子好きだしな。時々家でも作ってました。当時はイギリスにかぶれていた。
(味の薄い系は余裕でイケる。味が濃くて油っぽい方が辛い。食べてる時は美味しいのですが、
食べ終わった後しんどくなります)

そのわたしをして、二粒目を食すことを躊躇させるとは、並ではありません。

やるな…モイモイ…!(あんなに残ってんのにどうすんのー!)

ちなみに、家族のものにもだまくらかして食べさせてみましたが、

父は「…なんとも言えん味やなあ…」とのコメント(父もわたしと同じく大分味覚が破壊されている)

ものを吐き出すと言う考えのない母は、飲み込んだ後、3時間も「気持ちが悪い。吐きそう」と言いつづけ、

妹夫婦は、自分の心に正直に、吐き出してました。

後試してないのは祖母か…(お前は鬼か!)

いや、みんなに試させてばかりでは悪いな、と思って、わたしも一緒に食べたけど、
3つぶ目くらいからなんか、平気になってきた。
美味しいとは思わないけど、食べれない事はないです、よ?

後で調べたら、サルミアッキって、塩化アンモニウムのことなんですね!
なんか、食料品の材料で塩化アンモニウムって、あんまり見ないよなあ…
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by mi-narai | 2011-09-21 14:38 | その他

雑記

台風で自宅待機中。無給だけどもちょっと嬉しい昼下がり。

どうでも良い話なので読まなくても良いメモ
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by mi-narai | 2011-09-21 13:44 | その他

雑記

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こんなものを見つけてしまいました。これまた買うしかッ!
前回の牛乳リキュールは大分県のものでしたが、今度は福岡県産。

惚れそうです、九州…!!


ところで、今ふたつばかり映画が気になってます。

一つ目は『ミケランジェロの暗号
ちょっと怖そうだけど。

二つ目は『あしたのパスタはアルデンテ』イタリア映画。
見た後脱力しそうな予感がモリモリするけど、見てみたーい!
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by mi-narai | 2011-09-06 23:09 | その他

『哲学者とオオカミ』 『オオカミと神話・伝承』 『オオカミと神話・伝承』

マーク・ローランズ 著『哲学者とオオカミ』
読み終えてしまいました。
昔の京大の哲学の先生方も破天荒な方が多かったと訊きますが
この作者も大概やな。
ものすごい引越し&転職ですよ。
大学教授ってこんなもんなの?それとも海外スタンダード?
後、同じ英語圏なら国を越えて引越し出来るのがちょっと羨ましいなとは思いました。

別に英語が母国語やのうて残念やとは思わへんけどな(日本語を愛してますから)。

長年住んでたアメリカからアイルランドに移った直後の、
まだアメリカ気質が抜けきってない作者とご近所さんとの常識の齟齬のエピソードが面白かった。
(自宅の庭に入り込んだ不審者を、オオカミと一緒になってボッコボコにタコ殴って
「よっしゃ!ふんじばってやった!」と得意になったものの、直後
「しまった、ここはアイルランドだった、やりすぎた…。ご近所トラブルになってしまう」と
青ざめたというエピソード。もしアメリカでこれをやったら、周囲から拍手喝采で一躍ヒーロー)

いやいや、この本の本質はそこではなく、作者が彼のオオカミと暮らすうちに色々考えた事
(主に哲学的…というよりは、ちょっと踏み込んだ人生についてのアレコレ)です。
最初読み始めた時は、随分この作者、人間に対して否定的だなあ、と思ったものですが、
読み進むうちに、そうではなく、人に対する嫌い、という気もちよりも、
オオカミとイヌが好き過ぎるんだな、と感じ始めました。
この人、イヌが好きすぎて、そことの対比でサル(人間に対するメタファー…らしい)を
汚らしい、醜い、と感じてしまうのだなあ。
そう考えると、著者の極端な物言いもちょっと愛おしくなってきました。
(北欧のフェンリル神話に対する、フェンリル側に立っての強力な弁護とか面白かった。
いや、わたしも常々神々には共感力が欠けてるよな、とは思ってましたとも!

後、イヌ好きが講じて、この人、ベジタリアンにまでなってますよ!!
食肉用に育てられてる動物が、食べられるために育てられて殺されるなんて、
あまりに酷い、と思う気持ちはものすごい分かるけど、植物だって生きてるから、な…?
でも、普通に生きてるのを食べるために殺して食べるのと、殺して食べるために育てるのは
こう、相手に対する尊敬度合いが違うねん!!…という主張は分かる。
普段何も考えないで美味しく御飯を頂いちゃってますが、命を頂いている事をもうちょっと
自覚して、ありがたいと思わないとなあ…)

著者が生まれたのは、家族でイヌ(それも大型犬)を何匹も買ってた筋金入りのイヌ好き一族なので
そのイヌ科の動物に対する視点は信頼できるし、作者がブレニン(オオカミ)の視点で
思考しようとする試みも、ものすごいそれっぽくて、
オオカミがどう考えてるか、世界を見てるかなんて、本当は人間には一生わからないんだけども、
著者が描いたオオカミの世界を見ると、多分こんな感じなんだろうなと
読者に思わせるリアリティがあるんですよね。
オオカミ界を垣間見れた気分になって面白かった。
最後のあたりの、ブレニンがとうとう年老いて死んでしまう箇所では、
作者の痛みが垣間見えて(分かる、などとおこがましい事は言いませんけども)
不覚にも泣いてしまいました。

作者の問いかけの根底には「結局、幸せってなんなんだろう」という普遍的なものが
あるように思うのですが、そういったおそらく哲学的な部類に入るのであろう問いかけも、
ものすごく噛み砕いて分かりやすく書いてあって
(作者曰く、この本は学術書じゃなくてエンタメの部類)、たいそう分かりやすかったです。
この理解力の乏しいわたしの頭で分かったのだから、多分誰でも分かる。

作者の個性が強いので、鼻についてダメな人はダメかもしれないけども、
個人的には面白かったです。
後、イヌ好きさんにもオススメ。


オオカミと神話・伝承

ジル ラガッシュ / 大修館書店

スコア:


『オオカミと神話・伝承』
オオカミ関連第2段。
読み終わりました。
最初にさらっと世界各地のオオカミ神話など並べてありますが、
(中央アジアのオオカミ神話とかは興味深かった)
作者がフランス人なので大体ヨーロッパのオオカミ事情についての話です。
おおざっぱには知ってましたが、あらためてヨーロッパの農村の、
農業に比べた牧畜の割合の高さとか、人里とオオカミの生息地の近さとか、
そういったものからオオカミが西欧であれほど憎まれるに至った過程などが分かりやすく
説明され、良かったです。
宗教や童話が人々に与えたイメージなんかも絡めて書いてあったしな!
ヨーロッパで大きな戦争が起こったり、ペストが流行ったりしたときには、
オオカミが死体を食べるので個体数が増えたとか、そういうのも生々しいけど納得の事実。
この本の出版年は20年ほど前なんですが、本出版の時点ではまだイタリアにもオオカミが
いたみたいで、その事にもビックリした。
イギリスでは大分早くにオオカミが絶滅したのは知ってたけど、イタリアはいたのか…!!


千の顔をもつ英雄〈上〉

ジョゼフ キャンベル / 人文書院

スコア:


ジョゼフ・キャンベル『千の顔をもつ英雄〈上〉』読み中。
とりあえず、有名な本なので押さえておくか、と。
世界各地の英雄物語の要素を主に心理学的側面から説明したような本、だと思います。
(アホゆえに理解が浅くてスマン)。
あんまり神話を心理学的な要素のみで説明してしまうのは好きではないので
(だって、読んでて「いやいや、昔の人そんなこと絶対考えてなかったって!」と思いません!?)
へー、ほー、ふーん、と面白がりつつあまりコテコテの部分は流し読みしてるんですが、
この著者、具体的な神話を引いてきて、事例を説明するんですよね。
その具体的な神話部分がとても面白い!
知らなかったような神話がうんとこさ出てきて、目新しいですヨ!
それにこの著者、キリスト教圏の人なのに、ものすごく他の宗教にも公平で、
(というか、キリスト教にも仏教にもその他宗教にも全て客観的)
キリスト教徒の陥りやすい弊害などもちゃんと自覚していらっしゃって、
そのあたりは大変好感が持てました。
早く読んで下巻に進まねば、返却期間が来てしまう。




多読

『A tale of two cities』(レベル4)を読み中。
まだ読み終わらんヨー!(もうちょっと!)
ページの半分ほど知らない単語でも、適当に話をつなげられる自分の妄想力には感謝したい。
革命期のパリが超怖いっス!
正確に文章が分からない故に、ものすごい怖い想像をしてしまって、
多分、本当の話の筋を読むよりビビリながら読書してます。
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by mi-narai | 2011-09-06 22:55 | 2011年8月の読書