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阿弥陀堂だより』 『海賊と刺繍女』

司馬遼太郎の『燃えよ剣』下巻読了。
あんまり昔に読み終わりすぎて朧ですが、最後の海戦のあたりはちょっと面白かった。
白兵戦ですよ~。
でも、最後までわりと土方さんがどうでも良かったなあ…。
他の媒体の土方さんはともかく、司馬遼土方はあまり好みじゃなかったっス!以上。


阿弥陀堂だより (文春文庫)

南木 佳士 / 文藝春秋

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南木 佳士著『阿弥陀堂だより』読了。
貸された本なので頑張って読みました。
主人公夫婦は割とどうでも良かったんですが、阿弥陀堂のばあさんとか、
村のラブホで働くおばさんとかがものすごい素敵でした!
いやあ、方言が可愛かったわあ…


海賊と刺繍女 (集英社文庫)

ジェイン・ジョンソン / 集英社

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ジェイン・ジョンソン著『海賊と刺繍女』読了。
新刊案内で見て「なんじゃこのタイトル…!」と思って買ってみた一冊。
タイトルから、てっきりロマンス小説かと思っていたら集英社から出ていてビックリです。
思い切ったな、集英社…。
現代のイギリス人女性が、不倫相手に分かれる手数料代わりに中世の刺繍関連古書を手渡されるところから
話はスタート、その古書の行間に、小さい字で日記を書き入れた中世のこの本の持ち主、
刺繍の上手な女性キャサリンと、
現代のその古書を手にした女性ジェインの話が交互に語られて、最後に一つにまとまるという趣向。

キャサリンは、日曜に教会で礼拝中モロッコの海賊に拉致られ、売り飛ばされるという衝撃の告白を
本の行間に記録していくんですが、
なんとこれ、史実らしいですね!
大航海時代、意外と西欧人がイスラムの海賊に攫われては奴隷として売られていたらしい。
ちょうど『大航海時代4』をプレイ中なので(あれはどんぴしゃり16世紀の話)
「あー、たしかにアフリカ北岸は海賊の巣窟やもんなあ」などと妙に納得してしまいました。
コーエー様様です。文部科学省はこのゲームを教育に使えばいい。
(海岸線と、海に面した町の名前にものすごく詳しくなりますヨ!)

とりあえず、お話は思ったとおりロマンス小説寄り(具体的なエロシーンはありませんが)で、
綺麗にハッピーエンドで終わってました。

作中で、エリザベス1世の時代に無敵艦隊を破られたスペインですが、
それでしおしおなったわけでもなく、その後も報復としてイギリスの南の海岸を襲ったりしていたとあって、
スペインもやられっ放しじゃなかったんだなあとにんまりしてしまいました。
最近自分の中でスペイン株があがりつつあります。WC効果?


プレステップ宗教学 (PRE-STEP 8)

石井 研士 / 弘文堂

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『プレステップ宗教学』読了。
宗教学について分かりやすくまとめられたテキスト。
通過儀礼とか、神話の位置付けについて書かれてたので、一度ちゃんと俯瞰しておくのも悪くないかと
思って借りてみました。
いや、司馬遼太郎先生も、何事も簡単なところからはじめなさいと仰っておられるので…。
しかし、あまりにあっさりまとめられすぎてて大体知ってることばかりでした。
物足りなかった…
その分野を掘り下げたいならこれがいいですヨ、と本を紹介してくれてるのは親切だと思いましたが。


よくわかる文化人類学 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)

ミネルヴァ書房

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『よく分かる文化人類学』途中。
同じような理由で借りてみた一冊。
こっちの方はもうちょっと掘り下げて書いてあるのでなかなか読み応えがあります。
ずっと、民俗学と民族学と文化人類学はどう違うのだろうと思ってたので、
違いが分かってすっきり!
多分、読み終わったら内容を忘れそうな気がするけど、とりあえず全部読もうと思います。


マンガ
『鞄図書館』
『阿弥陀堂』を貸してくれた友達が貸してくれたもの。
鞄君がちょうかわいい。
泣かせたくなる感じでした。
でもわたしならあんな危険な図書館からは本を借りたくない…



多読

『The Secret Garden』(レベル2)
どこをどう切っても「秘密の花園」
しかしつくづくこの話の主人公の設定が凄いな。


『Dragonheart』(レベル2)
映画のノベライズ。を大部端折ったもの。
大昔に映画を見たので、懐かしいなあと思いながら読みました。
相変わらずツッコミどころ満載でしたが。


『Around the World in Eighty Days』(レベル2)
これまではオクスフォードの多読本だったのですが、ここからペンギンブックス。
この話、昔から大好きで、映画も見たのですが、

わたくし、初めて作者がジュール・ベルヌだと知りました(遅ッ!)

オマケに、作者がフランス人だというのも今回初めて知った。
フランス人作者だと納得して読むと、主人公のイギリス人が
あくまでフェアプレイ精神で紳士然として慌てず動じず女性に口説き文句一つ言わない姿に
描かれてるのも納得。
(very English Englishmanの形容には大笑いしてしまいました)
対して、従者のパスパルトゥーはフランス人。
こっちは身軽で口も達者なら多芸多才、感情豊かでユカイな男に描かれてて、
いやもう、筋と関係ないところでニマニマしてしまいました。
多読本なので、横浜シーンがあっという間に終わってしまったのは残念でした。
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by mi-narai | 2010-08-15 00:29 | 2010年8月の読書

映画

『アデル』
前々から気になってました。
別に取り立てて監督のリュック・ベッソンが好きなわけでもないし
評価が分かれてて、どうかなあと思ってたのですが、
どちらかというと明るめの映画に見えたし、古き良き時代の冒険モノっぽかったので、
そこだけを頼りに見に行ってきました!妹と二人で!

結論から言うと、個人的にはこの映画、大好きですが、確かに人によっては好き嫌いが分かれるかなあ、と…。
なんといいますか、


クセがある。


全編に漂うブラックな感じというか。
イギリス映画などに見られる、ウィットに富んだ、さらっとしたユーモアとも違い、
なんちゅうの、こう、こてこてべたべたのくどいほどの繰り返しで笑いをとる手法というか
悪意と紙一重のネタや設定というか…

全く雰囲気も何もかも違うのに、ワタクシ、何故か吉本新喜劇を思い出してしまいました。
(これがフランスの底力……なのか?)

後、「ちょっとまって、これ、ええんかー!!!」と全力で突っ込みたくなるあたりは
『ウェイクアップ!ネッド』にも通じるものがあると思う。

大体、主人公がエジプトの秘法を手に入れようと、パリからエジプトまで駆け回るというすじは
一見インディ=ジョーンズ風ですが、アメリカ映画と違ってこの話、

登場人物のすべての人が自分の都合だけで動いてます!

なんというアッパレ。
しかも、登場人物の大半が、映画特有の、映画にしかでてこなさそうなえらい人、ではなく
その辺にいそうな、生活に追われた感満載の人間臭いおっさんおばさんなんです。
イキオイ、その行動範囲は各自の生活空間(=パリ周辺)に限定され
なので、舞台はパリからエジプトまで行き来しているというのに、まるでご町内の
どたばた喜劇を見ている気持ちでした。
主人公だけに限って言えば、お宝を狙う強い女性、というところで『トゥームレイダー』の
ララ・クロフト演じるアンジーを連想する方もいらっしゃると思うのですが、
この映画のアデルはそこまで強さが前面に押し出されっぱなしでもなく、
妹を思って気弱になったりするナイーブな部分もあり、
ちょっとおっちょこちょいな部分もあり、
そんな自分の失敗にへこたれずにやせ我慢を通す意地っ張りなところもあり、
(「失敗が続くと燃える」は名台詞)
そういう欠点の数々がたいそう魅力的なキャラクターを醸し出してました。
これまた好き嫌いがきっぱり別れるところながら、わたくしに限って申しますならば、
非常に好感度高かったです!!

文明というものを相対的に見ているのも、良かった。
20世紀初期のヨーロッパの医学で直せない怪我を、紀元前のエジプトの医学に
求めようってんだから、

いったいどれだけエジプトに頼る気だよ!(持ち上げすぎです、よ…?)


全登場人物中、一番大人だったのは、ミイラの彼、というあたりもご愛嬌。
続きが出たなら是非見に行こうと思います。




『借り暮らしのアリエッティ』
小学生の子供のいる友達と一緒に見に行ってきました。
もちろん子供も一緒に。
見る前にレビューを読んで、それが軒並み酷評だったので(曰く、薄味)
そんなに期待せずに見たんですが、そこそこ面白かったですヨ。
そりゃものすごい傑作!というわけじゃないかも知れんが
そこまで酷評されるほどの駄作でもない気がします。
特に、小人視点の世界が秀逸でした。
家の中一つとっても、広大で一大フィールドで、台所を横切るだけで大仕事なんですよ。

昔、ワタクシがまだ小学生の頃、佐藤さとるのコロボックルシリーズにはまってる頃に
小人つながりで原作の『床下の小人たち』その次の『木の上の小人たち』も読んだンだけど
あんまり昔過ぎてあんまり覚えてない…
でも、せっかく特定の人間と仲良くなったのに、結局おうちをひっこさないといけなくなるという筋で、
悲しくなって読むのを止めたような薄ぼんやりした記憶があるので
あながち今回のアニメ、原作の雰囲気をそれ程はずしてるわけでもないと思うんだけども。

しかしまあきききりんの憎たらしい事!
後、アリエッティ父がすばらしく男前だった。



『エアベンダー』
これは、児童文学とファンタジーが好きじゃ!という部分で共通点のある友達と
見に行きました。
お互い、おおむね
「映画は娯楽!別に難しい事考えたくて見るんじゃなくて、浸って現実逃避したいんじゃー!」
という鑑賞スタイルがかぶってる自覚があるんです。
なので、この友達と行くとそういうアホ映画チョイスになるのであるわたしだけのせいじゃないせいじゃない。

これまたレビューでそれなりに酷評されてる映画だったけども、
上手に空想世界で遊ばせて貰って、わたしと友達はものすごい楽しみました!
4大元素を操る動きとか太極拳チックで面白かったし!
アジアテイストだしね!
悪者の国の人が日本の鎧着てんのには吹きましたが。
主人公の故国がチベット的に描かれてて、ちょっと前にダライ・ラマ自伝なんて読んだもんだから
その故国が滅ぼされるシーンは胸が痛んだけど。

あんまり西洋的なものが出てこないと思ったら、監督、インド系の方なのですね。

それにしても、2代前のアバターの名前が「キヨシ」って…キヨシ…
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by mi-narai | 2010-08-11 11:36 | その他