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『エトルリア人-ローマの先住民族起源・文明・言語』

もえると言えば、こないだ街角で見かけた何か↓

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萌えの彫像


先週の土曜日には近場の酒蔵の初しぼりに行ってきました。
甘酒もただ酒もただじゃない酒も飲んだ飲んだ!
いやあ、ひれ酒って美味しいですね~!
この辺りには珍しく雪もちらちらしてましたが、
それでも楽しかった♪


エトルリア人―ローマの先住民族起源・文明・言語 (文庫クセジュ 932) (文庫クセジュ 932)

ドミニク ブリケル / 白水社

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『比較言語学入門』をちょっと中断して
ドミニク ブリケル著『エトルリア人-ローマの先住民族起源・文明・言語』
読み進んでます。

(そうそう、これ、訳が平田先生かと思ってたら、訳者はもっと若い方で
平田先生は監修でした。訂正訂正。)

エトルリア起源問題を読んで、黄金期のエトルリアを読んで、衰退期を読んで
今、エトルリア語の部分です。
新書なので仕方ないですが、ページ数字数に制限があるためあまり細かいことまでは載っておらず、
大まかな流れのみになってしまってるのが残念です。
それでもちょこちょこと目新しいことが書いてあるのでウハウハしてます**

以下、特にふーんと思ったこと

・エトルリアの起源説について、真偽以前に、各説には提唱者の意図が反映
されていることを忘れてはならない→エトルリアを土着民とするよりリディア起源とする方が、
ギリシャ的には地位が高い。
エトルリア人小アジア起源説には、ローマのトロイア起源説みたいな、格式付与の意味がある。

・エトルリア人の宗教は聖典を持つ……→言われてみればそうだなあ。タゲス!

・伝承ではタルクィニウスの横暴にローマ市民が決起して彼を追い出した
→王政から共和政への移行という風に説明されてるけど、
実はアレは突発的なポルセンナの征服活動のとばっちりだった?
ポルセンナがローマに攻め込んでタルクィニウスを追い出し、その漁夫の利でローマは共和政に移行?
伝承ではポルセンナはタルクィニウスに味方してるけど実はタルクィニウスVSポルセンナ??

・エトルリア人ハーフ・タルクィニウスのローマ支配はエトルリア全体とは関係ない個人的な活動だけど、
ローマはそのおかげでエトルリアの高い文化などの影響を存分に享受できた。
(かくのごとく歴史部分で色々と楽しい記述が多かった記憶がある)

しかし、ローマ人の捕虜300人を広場で神に捧げたって史実には若干ビビり入りました。

残りの語学部分、楽しみだなあ☆



時代劇『浪速の華』
今週のも良かったです。
それゆけ商人!
「あきんどは武士のためにあるんやない!」の心の叫びに大いに共感したですョ。
(※ワタシは別に資本主義礼賛者というわけではないですョ
根っからの庶民なので登場人物のうち地位の高い方に共感しづらいだけなの)


DVD
『SuperNatural シーズン3』5巻
ほんま、C教徒って奴は…。
世界には白か黒かしかないんかい!
そらそう考えた方が簡単やろうけどな(楽しようとするな!)。
相手を悪いと決め付けて、決め付けたら最後根元を断つまでしつこく攻撃する態度が時々イラっときます。
…なーんて続きは見るんですが。
8割は面白いんですもの。
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by mi-narai | 2009-01-29 21:24 | 2009年1月の読書

雑記

神様ありがとう!!!

今日本屋に行ったら白水社クセジュ文庫から

『エトルリア人 ローマの先住民族 起源・文明・言語』

という本が出てました!何ナノ!?今日頑張ったからご褒美!?
めちゃめちゃ嬉しい!

待ちきれなくて帰りの電車で読み始めました。
訳者は例の平田先生です。(『エトルスキ国政の研究』では長い間お世話になりました)
でもって、近年の発掘結果に基づいて最新の情報が載ってるんだとか。
とりあえず、作者はエトルリア人=土着民説支持者らしい。
で、エトルリア語は印欧語が入ってきてあたりの言語を席捲する以前に
地中海で話されていた言語の流れをくんでいるのではないかと考えられているらしい(おお…!)。
というところまで読んだ。
もったいなくて舐めるようにじっくり読んでるのでなかなか進みませんが、楽しいです♪
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by mi-narai | 2009-01-26 22:46 | 2009年1月の読書

『ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土』 『比較言語学入門』

藤縄 謙三著『ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土』
第四章『国家の構造と道徳』はほぼギリシア1色でした。
もともとソレを求めて読み始めたはずなんですが、
日本部分が面白すぎてなんかギリシアが続くと残念な気持ちに…(本末転倒)
概ねアテナイ発の国家観がアレコレ問われてます。
本筋とは全然関係ないけど、プラトン先生が
「男と女は、子供を生む時の役割が異なるだけであって、体力に差はあるものの、
同質のものであるから、男女は同じ教育を受け、同じ仕事を与えられるべきである」
と仰ってらしたのが記憶に残りました。
おお、プラトン先生…!
あの古代アテナイにいながらなんと公平な…

(いや、体力に差があるのは事実なので、仕事の割り振りはその辺り考慮にいれてほしいけどな)

後、アリストテレスの遺言がけっこう思いやり深くて見直した。


日記をアップしないうちに読み終わってしまいました。
次が牧歌の話で、最後が自然の話だったことは覚えてるんですが
あまり日本部分がなくて、さらさらっと読み飛ばしてしまいました
(ほんとに本末転倒)
でも、ギリシア人が「子供はまだ人間になってない未完成品。仕込まなきゃダメ!」
と思ってたってのに、大いに共感したことは覚えてます。
躾は大事ですよ!


比較言語学入門 (岩波文庫)

高津 春繁 / 岩波書店

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次、楽しみに購入した高津春繁先生の『比較言語学入門』を読み始めました。

手にとって目次を見た瞬間に感じる違和感…いや、これはデジャヴュ…

「あれ?この本、読んだ事あるかも…」

よくよく思い返せば学生時代に一度読んだ本でしたー!
当時は高津先生の本だなんて知らず(どころか、高津先生の偉大さも知らず)、
単純に比較言語学が読みたくて図書館で借りたんでした。
(てなわけで、わたしの比較言語学の知識の基礎は大体この本です。)
そうかー、高津先生の本だったのか!
読んだのはもう随分前だし、もう一度新たな気持ちで読み始めました。

…うん、最初の部分の難解さも記憶どおり☆(そんなことばかり思い出す)

最初の辺りには
大体、「言語ってのは徐々に変わっていくものだし、変化前の形の上に
新たな形が重ねられていくものだから、言語の中にはそれ以前の記憶もちゃんと
残ってるんだよ?」というような説明をものすごく厳密な言葉遣いで書いてあって
一瞬眠りかけましたが、途中具体的な説明としてイタリア語派の話になって
「ファレリイ」の名を見た瞬間目が覚めました。

…あー、ここに「ファレリイはイタリア語派」ってちゃんと書いてありますよ…。

ファレリイの立ち位置についてあれだけ悩んだのが馬鹿みたいです。
(まあ初読時はエトルリアに関する興味がさほどなかったしな)
今、言語を比較する、ということについて書かれた第1章を読み終わり、
その方法を説明する第2章読破中です。
以前読んだ時にはよく分からなかったあれこれも、今読むと多少は理解できるように
なってます!年取るのも悪くないよなあ。


ところで、高津先生は東大の先生だったけど神戸出身で
ローマの文学は女々しいから好きじゃない、雄雄しいギリシャ文学の方が好きと
豪語なさる、いつも余裕綽々の方だったのだそうな。素敵ですね。
でも、ローマ文学はそうかも知れないけど、共和政期までのローマは十分雄雄しいと思うんだけどなあ。


DVD
『SuperNatural シーズン3』2、3巻
ルパン三世で言うところの不二子みたいな女性が出てきて楽しくなってきました。
でも、塀の中の彼はいい加減にして欲しいと思います。
思い込みの激しさが気持ち悪い…。

『紅はこべ』1巻
借りてみた。だって製作がBBCだったんだもん(←国営放送に弱い)。
原作は昔読んだんですが、あんまり覚えてなかった。
フランス革命時、革命後の恐怖政治のせいでたくさんの罪もない人が命を奪われた
わけですが、そんな無実の人々をイギリスへ亡命させる運び屋の話。
主人公おじさん、ヒロインおばさん、敵もおじさんですが
これが全員実に元気です。
しかも、段々主人公のおじさんが素敵に見えてきました。
スマートでイギリス紳士かくあるべし、という感じのウィットと茶目っ気なんですもの。
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by mi-narai | 2009-01-23 01:52 | 2009年1月の読書

『ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土』

藤縄 謙三著『ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土』途中まで読み進む。
二章の『構築の歴史と推移の歴史』で述べられている藤縄先生の雑感、
「日本人は歴史を大きな河のようなものと捉え、西洋人は建築物のように捉えている」/

日本人はどこに重点を置く、というわけでもなく、力の流れる方を向くわけ。
対して西洋人は文明の最盛期を設定して、その前段階を基礎、
最盛期を過ぎたら、文明の崩壊、などと見るわけです。
そう考えると、普遍的な何かを強く求める傾向の強い西洋人に比べ、
日本人にはその傾向が薄い、というのも、納得するなあ。
プラトンのイデア論など読んでて、その概念の指し示す理想形がどこかに存在すると
仮定される度に、
概ね「あったらいいor面白いわよね(でも、多分無いけど)」
と思うわたしはきっと心底日本人なのですね。
とはいえ、グローバル化した現代の世界においては、相対的に考えた方が生き易い気がするからいいか。
あんまり日和見に偏るのも考えものですが。

三章は『公共的文化と人格的文化』
文学比較です。特に詩歌。
ホメロスに代表される叙事詩(長い)に比べ、日本の代表的詩歌といえば短歌(超短い)!
その他、見たままを感想を交えずに叙述するような古典ギリシアの描写に比べ
日本文学の描写はとにかくぼかしてあるとか、自分が見るのではなく、
それを見てどう感じているかに力点が置かれているとか、
光を愛し、太陽や月、星といった光源そのものに憧れたギリシア文学に比べ、
日本の場合光源は影を作るためのものだと考えられている節があるとか、
色々比較してあって面白いです。
さすがギリシアを第2の祖国と定められた藤縄先生だけあって
どっちがいい、というのではなく、淡々とした文章の中から
「わしはどっちも好きなんじゃー!」というお気持ちが垣間見え
なんか読んでるこっちもほのぼのします。

個人的には
お正月に家族で百人一首をしたので、今ちょっと和歌もイイナと思ってます。
あの短い語数の中に技巧と情感をこれでもかと詰め込んでるのは本当にすごい。


テレビ
某大河「天地人」
阿●寛目当てで。
ちびっこたちが超カワイイ。
第2回など、なんなの、この告白合戦は!!と実に甘酸っぱい気持ちになりました。


同じ局の30分時代劇『浪速の華』
時は幕末、舞台は大坂、若い頃の緒方洪庵を主役に据えたドラマです。
第1回目を見たのですがこれがなかなか面白そう。
1話読みきりの短編探偵小説っぽい構成になってて、
探偵役がもちろん主人公。でもこの主人公、ものすごく頭は良さそうですが、
うでっぷしはからっきしでその上へたれで不器用です。
で、彼に代わって腕力担当になるのが「謎の美女」左近さん。
女性の方が物理的に強い設定って面白くないですか。
脇を固める大坂商人の抜け目なさ、腹の底が見えない感じも、たまりません。
商人好きのツボをピンポイントにクリティカルヒットされた感じです。
「名より実をとれ」「裏の裏を読め」は商売上の合言葉☆
よく言われる言葉ですが、この人たち、マジで実践してますョ!素敵すぎます!!

とりあえず、今週の続きが楽しみです♪



世間が成人を祝っているちょうどその頃、ワタクシ「ベリーダンス1日体験」なるものに
えいやっと飛び込んでまいりました。
いいじゃん、トルコのベリーダンス(オリエンタルダンス)だって言うしさ。
別に、踊れるようになりたいとか、ダイエットしたかったというのではなく、
単純に面白そうだからという好奇心のみで申し込んだのですが、
ワタクシ、自分がいかにどんくさくて運痴か失念しておりました。
一番端っこで大勢に混じって踊ってたのに、目ざとく間違いをみつけた先生に
一直線に駆け寄られて何度も直されてしまったですよ。
(こういうときに限って先生は気さくで美しくてカワユらしい女性なんだ。ちょっと役得)

経験者が多く、受講者中3分の1は腰に付けるベールっぽいもの持参で、
腰を振る姿も実に様になっている中、
ひとり散々間抜けな姿をさらしてしまいましたが、
別に笑われるのは気にしな~い(だっておばさんだもーん)。愛嬌愛嬌。

とても楽しかったです。
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by mi-narai | 2009-01-15 22:07 | 2009年1月の読書

「よみがえる黄金文明展」図録 『K-20』

「よみがえる黄金文明展」図録読了。
最初と最後にブルガリアの歴史など載っているのですが、
あの辺りはほとんどさらったことがなかったので新鮮でした。
でもって

オスマン帝国の文字にときめいた。

トラキア、すごいですよ!
最初の辺りにばばーんと黄金製品の写真があった時は
「まあ、つかみだしな。最初は派手なあたりをもってこなきゃな」
思ってたんです。
でも、めくっても、めくっても、めくっても黄金。

黄金率高ぇ!!

さすが金の産地です。

後、当時のトラキアの生活や文化とか、風土とか、微妙に垣間見える宗教観などが面白かったです。
(復活祈願で死体バラバラとか。)
葬送競技→火葬→埋葬&塚作成 のくだりは、『イーリアス』でもそうだったので、
トラキア独自の風習みたいに説明されてるのが不思議な感じでした。
そうなの?
いや、23歌辺りのアレが『イーリアス』成立当時のギリシャの埋葬の風習とは
違うと聞いたことはあったので、過去の風習が叙事詩の形式の中に生き残ったのかと
思ってたんですが、それより周辺諸族の風習を反映させてたのかしら。
それとも、あの一体に広く行われていた埋葬の風習がギリシャでは廃れて
トラキアでは残ってたの?
(どうでもいいといえばどうでもいい話題)


金細工に関して言えば、金粒細工の装飾品に、エトルリアを思い出しました。
エトルリア展の図録にも、似たようなデザインのものがあったからさ。
地理的にも遠くないので、技術だけ伝播しただけかもしれないのですが、
ギリシャ経由でエトルリアの文物が伝わったのかな、などと想像するのも
また楽しかったです。

心の師匠K様。お貸しくださってありがとうございました!
(2番目に心に残ったことは、ブログの方に!)


『K-20』
妹が1月いっぱいまでしか使えない映画のチケットがあるというので
急遽申し合わせて見てきました。
以下、例によって見終わったあとの姉妹の会話。
(ネタばれ注意)



























私「かねしろくん可愛かったな~」
妹「一直線に駆け寄ってくる犬のようなかわいらしさやったな!」
(またこの姉妹はのっけからこんなことを話してます)
私「かねしろくんは『Lovers』の時といい、シリアスな役よりちょっとコミカルな方がイイよ」
妹「そうやなあ。今回も純朴な感じが良かったよな」
私「タイトルロール見たら今回監督さん女の人みたいやな」
妹「そうなん」
私「道理で女子的にかゆいところに手の届く演出やと思った」
妹「たとえば?」
私「『へいきちサマー!』とか『良家の子女のたしなみです』とか」
(※どちらもヒロインの決まり文句)
私「繰り返しが面白かった。それに、ヒロイン、もっとウザい女かと思てたけど
意外とへこたれへん嫌味のない仕上がりやったやん」
妹「あの味はまつたかこにしか出されへんよなあ」
私「確かに、かわいくてもあほそうなアイドルには無理かもなあ」
妹「平均年齢高かったけど」
私「主人公カップルはええけど、最後、怪人二十面相が可哀想やったわア」
妹「そうやな」
私「あの人、きっとツンデレやで。でもって、最後の最後、
なけなしのデレで手を差し出したのに素で振り払われてもてんで。うう、気の毒に」
妹「お姉ちゃん…(かわいそうな人を見る目で)」
私「でもよう考えたら怪人二十面相は…」
(以下、ひとしきり事件の結末とそこにいたる推理について会話)

妹「…結局あの後どうなるんやと思う?」
私「さあ。小林君が頑張るんとちがウ?小林君といえば、わたしチラッと小林君が黒幕かと思ったわ」
妹「わたしも!だって、あんな邪悪そうな顔で絵を眺めてんねんもん」
私「アレは単なる機会オタの血が騒いだだけやったんやな」
妹「紛らわしいわあ」
私「地味にアクションシーンも面白かったなあ。泥棒練習で街中走るシーンとか」
妹「途中でかねしろくんごく自然にジョギングでもする感じで「行ってくる」って出かけてたやん?
実はあの練習 ま い に ち してるんかと思って、ものすごい興奮した。すごいすごい」
私「そういえばな。わたしかつて『バットマンビギンズ』という映画を何かの間違いで見た事あるねんけどな」
妹「ふーん」
私「バットマンって、全部スーツの力やねん。でも、怪人二十面相って全部怪人本人の力やん。
めりか人め!見たか東洋の底力!」

あー、毎度馬鹿ですね。
「おーるうぇいず」には別段そそられないんですが、金田一とか二十面相とかの
レトロな日本はとても好きなので、個人的にはとても楽しかったです。
かねしろくん可愛かったしね!(その話はもういい)
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by mi-narai | 2009-01-08 22:00 | 2009年1月の読書