カテゴリ:2011年4月の読書( 2 )

『菊とポケモン』 『QED』 『日本賛辞の至言33撰』 『物語アメリカの歴史』

ロシア語の余白

黒田 龍之助 / 現代書館

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黒田龍之介著『ロシア語の余白』さらっと読了。
読み終わったのが以前過ぎてほとんど覚えてません…。
エッセイ集だからなあ…
でも、一般ロシア人をほんのり好きになりました。



『ノスタルジアの考古学』
読みかけて、返却期限が来て泣く泣く返却。
リベンジを誓う。


菊とポケモン―グローバル化する日本の文化力

アン アリスン / 新潮社

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アン・アリスン著『菊とポケモン』
ルース・ベネディクトの名著『菊と刀』をモジって日本語タイトルがつけられていますが、
原題は「ミレニアルモンスターズ」。
愉快なタイトルに騙される事なかれ、文化人類学者が送る、アメリカにおける日本サブカルチャーの
需要と日米関係、日本のサブカルチャーの変容などを真面目に語った一冊です。
アメリカで日本のポップカルチャーがどう受け入れられて行ったか、の前に、
日本におけるサブカルチャーの隆盛について、
歴史的背景を踏まえつつ説明してあるのですが、
その段で日本の社会問題についても踏み込んで書いてあって、なかなか耳が痛かったっス。
とはいえ、面白かった。
ちびっこたちがゲームばかりするのは如何なものかと思いますが、
善悪二元論に縛られない日本の価値観などがアメリカ人の目を通すと新鮮に感じられるのだなあと、
これまたこっちこそ新鮮でした。


高田崇著『QED』シリーズ。次々貸してもらったので、次々読んでます。

QED ベイカー街の問題 (講談社文庫)

高田 崇史 / 講談社

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『ベイカー街の問題』

QED 東照宮の怨 (講談社文庫)

高田 崇史 / 講談社

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『東照宮の怨』

QED 式の密室 (講談社文庫)

高田 崇史 / 講談社

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『式の密室』

QED 竹取伝説 (講談社文庫)

高田 崇史 / 講談社

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『竹取伝説』と読み進んで、現在

QED〈龍馬暗殺〉 (講談社文庫)

高田 崇史 / 講談社

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『龍馬暗殺』を読み中。(数日後、読了)
トリックには「えー、そりゃ卑怯やろ」「ありえへんて」「こじつけ」と
ばっさり切りたくなるのもありますし、
民間伝承を説明するくだりにしても、日本民俗には詳しくないわたしでも
「…多分、大分偏った説ばかり採用してんだろうなあ、この話」とぼんやり
思ってしまうところも多々あるのですが、
まあ、概ね楽しく読んでます。
おどろおどろしい感じの推理もの、結構好きなので!
本格安楽椅子探偵推理小説だしね。

しかし、主人公、ギムレット飲み過ぎですヨ。


世界の偉人たちが贈る日本賛辞の至言33撰

波田野 毅 / ごま書房

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波田野毅著『日本賛辞の至言33撰』読了。
タイトルを見て

「アタシは褒め言葉に飢えてんのサ!存分に褒めておくれよ!さあ!さあ!さあ!」

と、褒められる気満々で借りました。
世界の偉人の褒め言葉ばっかり集めた本なので、当たり前ですが、コレでもかというくらい
日本が持ち上げてあります。
気持ちよかったが、若干むずがゆかった。
しかしなんですね、褒められるのは気持ちいいけど、コレを読んで単純に
誇りばっかり持つのも考えものだなと。
そら、どこの国かて探せばいいとこなんていくらでもありますし。
日本がぬきんでて優れてる、なんてわけはないでしょうし。
どの観点に立って見るかにも寄るしな。
とりあえず、とことん落ち込んだり自信がなくなったりしたときにオススメしたい本。
ほんのり日本人が好きになります(そして、トルコも好きになります)。

とりあえず、過去の日本人に向けての褒め言葉なんで
現代日本人のワタクシとしては、ご先祖さまの顔に泥を塗らないように背筋をただして生きねばならんなと。

でも、そんなにかっちり生きるの、けっこうしんどいんやでー……。


物語アメリカの歴史―超大国の行方 (中公新書)

猿谷 要 / 中央公論社

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猿谷要著『物語アメリカの歴史』半分読了。
西部開拓時代についてざっくり知りたかっただけなので、
初めから読み始めてそこが読み終わったからやめた、という理由で、「半分読了」です。
けどまあ、こないだアンデス文明についての偏りが気になってたので『アンデスの考古学』を読んだと告白しましたが、
同じように、自分のアメリカの近現代史の知識が大まか過ぎる事にも若干引け目を感じていたもので…。
大体分かってすっきり(明日には忘れてる自信がありますが!)。

でもってワイルド・ウェストが知りたかったくせに、読んで一番心に残った事が
インディアンだったというのも、自分の興味の分散具合に大笑いです。
いや、中米、南米と違って北米には統一した文明はなかったのだとばかり思っていましたが
最近の発掘調査とかの進展で、12世紀くらいまでには、北米にも大きなマウンド(祭祀用の丘)を作ってた
首長国家、ミシシッピ文明なるものがあったのですってね!へー…。
(その後、いろいろあって人々は拡散し、記憶も失って、アメリカに西欧人の入植が進む頃には
子孫たちはすっかりその文明の事を忘れ去っていたらしい)

しかしまあ、入植した白人たちがいろいろやったアレコレを読むとなあ…
もともとインディアンと聞くと、その歴史を薄ぼんやり連想しちゃっていつも胸が痛むんですが
改めて字面にされると痛みも倍増ですヨ。
まさか、エトルリアとカルタゴでローマに感じ、中南米でスペインに感じた憤りを
再び感じる事になろうとは…!!

いや、いつの時代もそういうもんなのかもしれないけど!
敗者は虐げられるのかもしれないけど!!
(でも、情報伝達が飛躍的に早くなった現代においてはちょっとはマシになってると信じたい)
それにつけても、あの時代、日本が独立を守れて本当にヨカッター!としみじみ思いましたですヨ。

『ヘタリア』2巻英語版
ちょっとまえにアメリカに半分仕事で行ってた妹が土産にくれたもの。
巻末にファンたちの描いたイラストが載ってて、各国の方々、だいたい自国のイラストを
描いておられるのですが
ただ一人、インドネシア人はルッツを描いていた…!!
(分かるよ!あのムキムキは無敵だよね!)


多読
「Spiderwick Chronicles」1(Lv.3)
「Spiderwick Chronicles」2(Lv.3)
3人兄弟が古い家に越してきたところから物語はスタート、
主人公のジャレドが、ヒミツの部屋で、妖精事典を見つけ、ソレを皮切りに
妖精の存在に気付き彼らの騒動に巻き込まれていく、という話。
面白いのですが、さすがに向こうの子供向けに書かれた本だけあって、

単語がサッパリ分からん!!

挿絵と分かる文章をつなぎ合わせて半分捏造しつつなんとか2巻まで読みましたが、
もうちょっと賢くなるまで続きはやめておきます…
(これ以上捏造が激しくなると原作と乖離しすぎるからな…)


「The Eagle of Ninth」(Lv.4)
スパイダーウィックがさっぱり分からなかったので、
今度は原作を知ってて、しかもわたしがきちんと最後まで無理なく読めるように
好きな話を選びました。
ということで、満を持して第9軍団のワシ。
面白かった。
しかし、原作を読んだ事があると分かるけど、ものすごい端折り具合だな…。
それと、ホントに「Good hunt」(良い狩りを)って言ってるよ~。


「The Three Masketteers」(Lv.2)
あんまり無理をせずに、ちょっとレベルを落としてみた。三銃士。
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by mi-narai | 2011-05-09 22:16 | 2011年4月の読書

『はたらけ、ケンタウロス』  古代ギリシャ展、他

はたらけ、ケンタウロス! (ゼロコミックス)

えすとえむ / リブレ出版

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えすとえむ著『はたらけ、ケンタウロス』
発売前からタイトルが気になってたんですが、
発売後、現物を手にとってビックリ。


ほんとにケンタウロスが働いている…!!


法律が施行され、ケンタウロスの雇用も順調に進んでいる現代日本で、働くケンタウロスたちの話。
(一部外国で働くケンタウロスの話もアリ)。
ギャクだけでもなく、時にしっとり読ませもする実に好みの一冊でした。
いや、面白かった。
この方の漫画、シリアスすぎるものは肌に合わん、と思ってたけど、
このくらいの明るさのやつは好きだな~(他のはBLですけども)。

他に、漫画といえば
『月光条例』と
『昴』&『Moon』
をそれぞれ途中まで読みました。
『月光』の方は、イデヤがあんまり片思いが激しすぎて段々可哀想になってきました。
『昴』の方は、これまた天才を主人公に据えた漫画なんですが、

マヤちゃん(C・ガラスの仮面)っていい人だったんだな…

としみじみ思いました。そう思わせる主人公のアレっぷり。いやでも漫画は面白いです。

『テルマエ・ロマエ』3も読みましたよ。
個人的には好きな漫画ですが、あんまり世間で騒がれすぎると
「…ええっと、そこまで言うほどな、の…?」と却って疑念が湧いてきたりも…
大体、映画化ってどういうことだ!!



古代ギリシャ展×3
何が×3なのかというと、

既に3回行ったという意味で(誇らしげ)。

いやでもまだ後2回は行くつもりですから!
円盤投げの兄ちゃんは、幾度もの鑑賞に堪える尻を持っておる…!!
(T様、その節はお世話になりました。
ワタクシ、マントの前をはだけて前面を露出させるクセにしっかり靴を履く
やつらのハイセンスっぷりが大好きでございます。
それにしても、まさかT様ものっぺら女神がダブルで出現する呪いを蒙るとは…)
各時代のものがまぜこぜになってるのはどうかと思うのですが
(テーマ別だから仕方ないか)、
ギリシアってだけで楽しいし、思いのほか満喫しております。

しかも、「イタリア・ヴルチ出土」の壺が超多いんだ…!!!この古代ギリシャ展!!!
(さすがギリシャ大好きエトルリア人!)

その上、あまつさえ、エトルリア製作の遺物が少なくとも3つはありましたよ…!!!

おおおお、生きてるうちにこの目でエトルリアの遺物を見ることが出来ようとは…!!!
見習い、感無量です。

以下、心に残った事を箇条書きに。

・2回目に行ったのは、青柳先生の講演を聞きに、なんですが、
古代ギリシャの男性・女性の彫刻と、オリンピックについてのお話が聞けて、超楽しかったです。

・ヘルメスの髭率の高さに震撼した。そして、
「髭のヘルメス、…案外かっこイイんじゃね?」などと思っている自分にも震撼した。

・部屋の片隅にそっと置かれているソクラテス大先生の小像にはときめきました。
いいなあああ、プラトンは大先生の肉声が聞けてよう…!!

・しかし、あれやこれやの素晴らしい彫刻たち、数千年も昔の人がアナログで作ったってのに
いちいち感動します。手の甲とか、血管浮いてるし!!

・彫像の足が綺麗なんです。男性像が特に綺麗。これから見に行く人は是非注目してください。

・噂の粒金細工をこの目で見れたのも嬉しかったです。想像よりも細かかった。

・酒盃でかすぎだろ!!

・でもって、酒を飲み干したら、エロ画が現れる仕様なのも、どうかと思いました。
 そんなんなってたら、何杯でも飲んでまうやないかーーー!!!

・酒盃を使っての美青年への愛の告白もイイと思います。
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by mi-narai | 2011-04-26 22:05 | 2011年4月の読書