カテゴリ:2008年1月の読書( 4 )

晴れ(大寒波)

進水式を見に行った帰りに古本屋に寄ったのです。
2軒目で、別に目的のものもなかったので軽い気持ちで「エトルリア関連の図録なんてないかな~」と探していると、

ほんとにあった!!!

しかもなんと300円で!!!

神よ!

そういうわけで、ホクホクしながら購入して帰ってきました。

『エトルリア文明展 最新の発掘と研究による全体像』
1990年に日本で催されたエトルリア文明展の図録です。
…おお、今まで読んだエトルリア本の中では出版年が比較的新しい!
しかも、監修が青柳先生です(ローマ関連を漁るようになってよく目にする方です)
大判なので持ち歩けず、毎日少しずつ家で読むため、まだ半分ほどしか読んでませんが
とりあえず、判明した衝撃の事実を叫びたいと思います。


●衝撃の事実その1
ちょっと前に、ファレリイはエトルリアの都市だと書きましたが、大嘘でした。
ファレリイはエトルリア文化の影響を多大に受けた都市ではありましたが
(だから、エトルリア都市分布図などには稀にファレリイも載ってたりしますが)(←それで騙された)、
エトルリア人ではなくファルスキ人の都市だったらしい!

●衝撃の事実その2
エトルリアのウニ、メンルウァ、ネトゥンスあたりって
ローマのユーノー、ミネルウァ、ネプトゥヌスと音が似てるじゃないですか。
どっちが先なんかなと思ってたんです。
文明の発達具合から考えるとエトルリアからローマに伝わったとする方が
自然なんだけど、でも、ミネルウァのミの字はマインドとかメモリーとかの
Mの音と語源は一緒と聞いた気がするし…。
そしたら、やっぱり、上記の神々のような、ラテン語ととエトルリア語において
似たような音を持つ神々って古イタリアの強力な神格なんだって!!
でもローマ起源、というより、例のコイネー説にのっとって
その昔語族の垣根を越えて共通の文化を共有していたイタリアで、
全土で広く信じられていた神々、と解釈した方が自然な気がします。
それが、たとえばラテン語ではユーノー、エトルリア語ではウニと呼ばれていたと。

エトルリアの神々のうちギリシア神名とかぶってる
アプル(アポロン)、アルトゥメ(アルテミス)、カルン(カローン)、
アイタ(アイデース→ハデス)、ヘルクル(ヘラクレス)、あたりはギリシア起源、
残りの、どこの神名ともかぶってない
ティニア、トゥルムス、セトランス、フフルンス、トゥラン、ラランあたりが
純エトルリア産のローカルな神格と考えて良さそうです。
ギリシア神話のローマ神話への影響については、
まずエトルリアがギリシアの影響を受けて神々の同一視がおこり、
次にローマがエトルリアから若干影響を受け、
さらに南のギリシア殖民都市から影響を受け、
ローマが拡大してギリシアを征服するに当たってどどっと影響をこうむった、
くらいの順でしょうか。

あと、小ネタ。
・エトルリアでアレスに当たる神様の名前って「ララン」らしいよ。
なんだかカワユらしいですね。

・こないだの本での疑問が少し解けました。
レウコテア神殿の隣にアポロン神殿がどう、という記述があるのは
ハリカルナッソスのディオニュシオスの著書らしい。
またこいつです。こやつとリーウィウスはエトルリア関連の本を読んでるとよく目にするなあ…。

・件の『レウコテア神殿』(実際はウニの神殿)があったのはピルジらしいです。
例の、フェニキア語とエトルリア語の銘文が見つかったとこ。


この図録、見てるだけでも楽しいです。
蛭型フィブラなんて、デザインが繊細で、一つ欲しいくらい。
残りのページも大事に読もうと思います。


ローマの神話 (丸善ブックス)
ジェイン・F. ガードナー / / 丸善
スコア選択: ★★★



J・F・ガードナー著『ローマの神話』を読み始めました。
以前アンナ・ペレンナを調べるときにざっと目は通したのですが、もう一度最初から熟読。
薄い本で、分かりやすくざざっと全体を書いてあります。
(最近こんな分かり易いのばっか読んでるな…)
でも、ローマ神話の紹介だけでなく、どういった経緯で信仰されるにいたったかといった、
ちょっとだけ踏み込んだ部分が書いてあるのが嬉しいところ。
…しかし、ほんと、色々読み進むにつれ、この質実剛健なローマ人が
今のイタリアーンの先祖とは到底思えん…
帝政以降は知らんけど、王政期、共和政期ローマの倫理観て、
日本の武家社会みたいですよ。忠誠の対象は主君じゃなくて国家だけど。

翌日読了。後ろの部分はアンナ・ペレンナやルペルカリアのおさらい。
最初読んだときには何のことかさっぱり分からなかったアレコレが
ちゃんと分かるようになってました!
ヘルクレスとカクスの神話に関する各種の解釈など、面白かった。

ローマと地中海世界の展開
浅香 正 / / 晃洋書房
スコア選択: ★★★



浅香正監修『ローマと地中海世界の展開』を読み始めました。
どうも、関西一園の大学のローマ関連の論文を集めた本らしい。
いっちばん最初の、ローマ帝国とシルクロードの論文まで読んだ。
…光栄ゲーム『大航海時代』のローマ版、あったら面白いのになあ、と思いました。
ヒッパロスの風に乗って、セリカ(中国)まで貿易して
がんがん稼ぐローマ商人のゲームですよ。
(メルクリウスやネプテュヌスにお布施したら、運があがるシステム。
会計士としてギリシャ人でも積んどくといい。
現地人との交渉で上手に値切ってくれるけど時々嫌味も言われる。
んで、3月に一回ほど、給料アップの交渉を持ちかけられる)
冒険シナリオなら、北欧のゲルマン人になって、暖かい土地を探してアメリカへ、
(バイキング船にはあんまり荷をつめないから、補給港をいちいち開発しないといけない)
海賊シナリオなら、エトルリア人になって地中海の商船をがっつり襲うの。
(シラクサに投資したら、アルキメデスが砲門を開発してくれたりするわけです)
楽しそうなのになあ…。

翌日、もうちょっと読み進みました。
幾つ目かの論文、『ガイウス=カエサルとルキウス=カエサル』に
「ローマで全裸は神の証」みたいに書いてあって、字面に笑いました。
まあ、確かに、すっぱだかのアポロンやアレスと違って
人間の像って衣服着てますよね。
とはいえ、ローマでは死後、神格化することもあったそうなので
(カエサルとか、アウグストゥスとか。徳川家康のようだと思いました)
探せば真っ裸のカエサル像なんかもあるのかしらん。
(わあ、見てみた~い)
そういえば、ボルゲーゼのアレスなど、
素っ裸に兜だけかぶってたような気が…(フェティッシュ!)
[PR]
by mi-narai | 2008-01-25 19:58 | 2008年1月の読書

晴れ

ドーラ・ジェーン・ハンブリン著『エトルリアの興亡』読了。
4章が宗教についての章だったので、メンルウァについて書いてあるかと期待したのですが、あんまり書いてなかった。
それは残念でしたが、エトルリアの占い師の仕事や、方位を司る神を示した宗教学校の教材なんかが載ってて面白かったです。
なんか、エトルリアの占い師って、平安時代の陰陽師みたいなもんだったんですね~。確か、陰陽師の仕事も、なにか変事があるたびに呼び出されてそれがどんな意味を持ってるかを判じ、他は星を観察して一年の禍福を測ったりしてたと、なんかで読んだ気がするんですが、まさにそんな感じ。
雷が鳴ったといっては、ソレがどの神からのどういう意図を持ったメッセージなのかを方位盤にしたがって読み解き、鳥の腹を掻っ捌いては肝臓の具合で未来を占い、何か行事をするのに吉日を選ぶ、てなお仕事をしてたみたいです。
ギリシアにも鳥占いとか腸占いとかあったような気がするんですが、エトルリアの方がもっと、判じ方についてのマニュアルがあったような印象です。

エトルリア人は信心深かったようですが、確かに、ローマ人の信仰心とはこう、なんか違う気がしますョ。

次の章で、エトルリアの没落が話され、その次の章で執筆当時の最新の発掘技術などが語られてシメでした。

これまで漠然と5世紀以降はエトルリアVSローマの構図かと思っていましたが、
それには違いないんですが、厳密に言うと
エトルリアの都市AVSローマ
エトルリアの都市BVSローマ
エトルリアの都市CVSローマ

って感じです。
ウェイイやウォルシニーの話も出てきましたよ。
都市毎に自治があって特色も随分違うあたりはギリシアとよく似ているのですが
ギリシアのように骨肉合い争う都市間の争いがなかった代わりに、外来の勢力に対して一致団結することもなかったのは痛かったよなあ…。
エトルリアの勢力が弱まるにつれて、ネクロポリスの壁画から生気がなくなっていくのがどうにも痛々しかったです。
ローマの時にも言いましたが、栄えていた文明が衰退するのは寂しい…


続いて、

ヴェルナー・ケラー著『エトルリア ローマ帝国に栄光を奪われた民族』
平田隆一著『エトルスキ国制の研究』を平行して読み始めました。
どちらもまだまだ序盤ですが、どちらも面白そうなので、じっくり読み進み
たいと思います!

…と思っていた矢先に、返却期限が来てしまったので泣く泣く返却。
(県立図書館は遅延するとペナルティがつくからな…)
ひとまず今ターンは他の本を借り、次のターンで改めて借り直そうと思ってます。



『JANE』1巻~8巻 
『NULLALIVE』1巻~2巻 看完了!

昔読んだときは、ほんのりホモっちいなと思いつつ読んでましたが
今回未読部分を楽しく読むために既読の1巻から再読して、
ワタクシの認識が甘かったことを痛感いたしました。
えーと、コレ、ハードSFです☆
宙航理論が難しすぎますョ…
副長が説明するワープ理論など、ワタクシさっぱり理解できません…。
こういう時はあの名言、某シーフォート艦長の

「わたしはN波がまったく理解できない」

という艦長にあるまじき漢気を見習って、先へ進みたいと思います!
いや、でも、一番最初に読んだ数年前よりは、SFにも宇宙軍にも理解が及んでる自覚があります!
ワタシ、ちょっとは分かるようになってる…!!

一番最初の『天の光はすべて星』は、とっつきやすいようにという配慮か、
そこそこコメディタッチに描いてあって、読みやすいです。
でも、平行して、もっと根源的な、深い話題が語られていて、
…ああ、初読時のわたしは何を読んでいたのか
と自らを反省しました。
最初は完璧すぎて鼻持ちならない人に見えていた艦長も副長も、読み進むにつれて印象が変わってきました。
艦長は、見た目は美人だけど、ものすごい気さくないい人ですよ!
副長は、…ええと、女性だったら確実にツンデレだったのでは…(どんな印象だ)


次の『ケイロンの足跡』は8巻まで続く長い話です。
こっちはもっと展開の速いサスペンスタッチの話。
縦軸は、軍の新技術のテストを行っていたスターシップJANEが次々と起こる事故やハプニングにいかに対応するか、で、
その話だけでもはらはらするんですが、
その上、新技術と倫理の問題、人間関係や軍内部の陰謀なども絡めて描いてあって非常に読み応えのあるものになっています。
(とはいえ、SF初心者だからなあ。一般的なSFってひょっとしてみんなこんな感じなのかしら…??)
コレも面白かった。早く寝なければと思うのに、特に後半止まらなくて寝不足になってしまいました。

さらに続編の『NULLALIVE』。
これ、まだ途中なんですが、掲載誌がどうかなったらしくって
続きが一行に出ません。
こんな、こんなところでーーー!!!!

復刊ドットコムにでも頼み込みに行こうと思います!!


ところで、こないだ某方から「SFにギリシア神話は良く似合う」という大変含蓄のあるお言葉をいただいたのですが、
『JANE』シリーズを読んで実感いたしました。
SF、というか、科学が進むって、神話が実現するってことだもんなあ…。
ちなみに、『JANE』におけるギリシア神話要素は、物語のキーパーソンにおけるギリシア名でしょうか。
最初の『天の光はすべて星』は、
一世一代のプロポーズで、間違ってあろうことか艦長に申し込んでしまったうっかりさんの名前がゼウス・フォーマン、
ゼウス氏がほんとに申し込みたかった相手の名前がレーダ・ヴェルラでした。
(初読時は気づかなかったけど、これって…)
2話目の『ケイロンの足跡』はタイトルがそのものずばり、だし、
さりげに雇われ技師の女性にミス・アキルスが出てくるし。

それはそうと、ゼウス、かわいいよ、ゼウス!
大本のあいつとは全然違いますよ!
見た目も性格もどっちかというとヘパイストスですよ!
是非本屋(…かHP)で確認してニマニマしてください。
(公式サイトはこちら→http://www.sticca.net/comic_jane02.html
[PR]
by mi-narai | 2008-01-16 13:36 | 2008年1月の読書

晴れ

アネッテ・ラッチェ著『エトルリア文明 700年の歴史と文化』読了。
ところで、この本の訳者、ところどころ微妙に日本語が不自由だと思ってましたが
もともと薬剤師だったようですね。神薬大卒後、バイエル薬品に勤めてたらしいですよ。
(バイエルといえばアスピリン!)
それはさておき、後ろの方の「最新の発掘状況と調査結果」の項の
「考古学資料では、聖域北部地区では、ユノに相応するエトルリア神
レウコテアのかたわらにアポロを並べたと述べているのです」ってどういう意味なんだろう…。
ユノに相応するエトルリアの神って、ウニじゃないの??
文脈から考えて、冥界のユノー(つまりペルセポネー?)に相応する
エトルリアの神ってことだとしても、なんでそこでレウコテアの名前が出てるんだろう……
気になって仕方ありません。
一体どの考古学資料に載ってるのか、索引を書いておいてくれたらなあ。


エトルリアの興亡 (1977年)
タイムライフ社 / / タイムライフブックス
スコア選択: ★★★★



次にドーラ・ジェーン・ハンブリン著『エトルリアの興亡』を読み始めました。
ハードカバー且つ大判で、持ち歩きはけっして出来ない本。
しかも、出版年月日が原著が1977年という古い本です。
でも、これ、面白い!
情感たっぷりに描いてあるのでわたしのような素人には情景がうかべやすいのです。
(多分、編集はえらい大学の先生だけど、書いたドーラさんはフリーランスの記者だから、だろうなあ)
その上、けっこう細かいところまで記述してあって、写真も多くて、
今のところ一度も眠くなってません。
今、6章まであるうちの、

1章:永遠の微笑(ブルチの英雄たちへのたむけ)
2章:民族の起源と言語の謎

まで読み終わり、ちょうど

3章:享楽的な貴族の私生活
に入りかかったところです。

第1章でファレリイがやっぱりエトルリアの都市だったと判明しました!(良かった!)
ファレリイ・ウェテレスって、ラテン語での名前で、エトルリア語での名前はわかってないそうです。
ちなみに今の地名はチヴィタ・カステッラーナというそうな。

2章あたりの、「たかだか紀元前7世紀あたりの民族なんだから、本来なら
その言語も歴史も文学さえもっと分かってるはずなのに、歴史を通じて
エトルリアの痕跡が意図的もしくは意図せずに消されてしまったために
今もって色々と分からないことが多いのがとてももどかしい」という学者たちの嘆きには
とても共感してしまいました。
まだ地方都市だった頃のローマの良家の子弟って、エトルリアの文学を
ラテン語と、エトルリア語原典両方で勉強してたんだって!
…アタシだって読みたいーーー!!

続きを楽しみに読もうと思います!

ミステリアス 古代文明への旅 2
/ ポニーキャニオン
スコア選択: ★★★



エトルリアフィーバー中のワタクシ、TSUT●YAを訪れた折
『ミステリアス 古代文明への旅』の2巻を一緒に借りたのでございます。
だって、2巻って、「都市国家アテナイ」「エトルリア」が二つ一緒に入っていたのですもの!
どちらも、情報よりビジュアル重視で、アテナイの復元CGやエトルリアの
遺物なんかを映しながらざっと歴史を説明する流れだったんですが、
ひとまず心に残った点をメモっておきます。
「アテナイ」…アゴラを完全復元してるんだってね!
アタシ、パルテノンも見てみたいけど、それよりアゴラを歩きたい!!
ソクラテスが弟子たちと一緒に行ったり来たりした柱廊を歩きたーい!
(ミーハー)
「エトルリア」…最近イタリア人のDNA検査を全土で行ったんですって。
そうすると、三つの型に分かれたんだって。
そのうちの一つがトスカーナ地方に集中してて、これがエトルリア人の
遺伝子じゃないかと言われているそうな!!
言語学的にも、ciの発音があのあたりでは帯気的になってて、それは
エトルリア語の痕跡じゃないかと言われてるみたい!
なんだか嬉しいです!
あたりまえだけど、国がなくなったからといって住人まで一人残らず
消え去っちゃうわけじゃないもんなあ。


で、正月、妹と一緒に古代ローマ特集4時間番組を見てたんです。
ちょうどローマをおさらい中だったんで、あんまり目新しいことはなかったし、
エトルリア人に対する言及など皆無!!
しかも、ナレーションで「…と塩●さんは言っています」と言い過ぎ!
(どない言ってようと知らんちゅうねん!)

その塩●先生ですが、

カエサル好きすぎだろ!!(心の底からツッコミ)

エトルリアに関しては別に最初から詳しい言及があるとは
期待してなかったからいいんだけど、アウグストゥスに対してほとんどなかったのは悲しかったです。
もうカエサルはいいから、オクタヴィアヌスを出せーー!!
…でも、BBC製作の再現ドラマはとても良かったの。
元老院の制服(※制服違う)も見れたし、ハンニバルはかっこよかったし☆

で、節操なく宗教なんでもカモン!なローマを見つつ、妹と
「…ローマって、合理的よなあ…」
「この実務能力、素晴らしいよ…」
「…なんで今アレになってもたんやろ………」
(←大きなお世話)
などと呟きあっていたんですよ。
その時、脳裏に蘇るDNA分布図、および「エトルリアの興亡」に引用してあった
イギリス人作家D・H・ロレンスの一文
「今日のイタリア人はローマ的であるよりはなんとエトルリア人的であることか。
敏感で、控えめで、象徴や神秘を待ち望み、小さな事柄に心から喜ぶことが出来、
衝動的に激昂し、厳しさとか権力への生来の意思といったものを全く持たないのだ」


…まさか、あれはエトルリアクオリティなの!?
負けたと思わせといて、結局優性になったのはエトルリア遺伝子だったのか…??
[PR]
by mi-narai | 2008-01-11 01:39 | 2008年1月の読書

晴れ

奈落の城 一柳和、2度目の受難
/ 日本一ソフトウェア
ISBN : B00118QGPS
スコア選択:

推理アドベンチャー『雨格子の館』の続編が発売されるそうで。
ちょっと楽しみです。


ローマ帝国 (岩波ジュニア新書)
青柳 正規 / / 岩波書店
ISBN : 4005004881
スコア選択: ※※※※

青柳正規著『ローマ帝国』読み始めました。
これまた岩波ジュニア文庫。子供向けです。

これ、めちゃめちゃ分かりやすいですよ!!

ダイジェストに簡単に書いてあるのでもっと踏み込んで知りたいむきには
物足りないでしょうが、ざっと俯瞰したい方にはおススメです!
わたしはこれまでのおさらいになってものすごく重宝してます!
今、カルタゴ戦争を終えてローマの版図が広がったとこまで読んだ。
いやあ、ローマの政治って面白いですねー!
続きが楽しみです。


真中まで読めました。
アウグストゥスの政治手腕の見事さに痺れました!
片腕であるアグリッパとのアレコレも気になるところですが
詩人たちのパトロンだったマエケナスがエトルリア系だったと聞いてこれにもウハウハ!
しかし、ほんとにうまくまとめてあるなあ…。
長い歴史を重要部分だけさらえてあるのに教科書ほど無味乾燥でもなく、
その上分かりやすい!青柳先生のローマに対する愛が感じられます!
今からあんまり興味のないローマ帝国の部分に突入しますが、
モチベーションを下げずに頑張って読みます!


…とかなんとか、日記をアップしないでいるうちに
読み終わってしまいました。
心配していたローマ帝国の部分も面白かった。
これまでぼんやりと聞き流していた各皇帝たちが、誰がどの時代の人かというのが
おぼろげに分かった気がします。
でも、前にギリシア文学系の本を読んでいた時にも思ったことだけど
栄えていた国が(それも洗練された高度な文明が)
勢いを失ってしまいには国が解体してしまうのを見るのは寂しいなあ…。
(いや、文化の面では東ローマ帝国(ビザンティン帝国)に引き継がれた部分も
多いんでしょうが。)

エトルリアについてはほとんど記述はありませんでしたが、面白かったです!


エトルリア文明―700年の歴史と文化
アネッテ ラッチェ / / 遊タイム出版
ISBN : 4860100018
スコア選択: ※※※

続いて、アネッテ・ラッチェ著『エトルリア文明 700年の歴史と文化』
読み始めました。
これまたもともと教科書用に書かれた本らしく、大筋だけざっと説明したような簡潔な本。
ページ数も少ないペラい冊子です。
今、歴史のところを読み終わって、文化面の説明に入った。
エトルリアはローマに比べて分かってることが少ないので、
先のジュニア文庫以上にあっさり風味なんですが、
土着のエトルリア人がオリエントとギリシアの影響を受けて
独自の文化を花開かせ、それをローマが継承し、そのあたりから
徐々に周囲との勢力争いに負けて(もともと都市国家郡で
軍事的に統一されてない分弱かったし)勢いをそがれ、紀元があける前には
ローマに完全に吸収され、言語も文化も殆ど消えてしまった、
(もっとも、言語は宗教言語としてもうちょっと生き延びたらしいけど)
という大体の流れは分かりました。
…これまた、寂しいなあ…。
残りの文化面、このいきおいのまま読んでしまおうと思います。
しかし、ファレリイって、エトルリアの都市だと思ってたけど、
…それで正しいのですよね?(誰に聞いてるんだよ)
いや、エトルリア主要12市の中にも入ってないし、
エトルリア史の中では殆ど言及がないから…
…ひょっとして、エトルリアじゃなくて、他のラテン民族の都市なのかしら……???
今後はそのあたりの解明を課題に読書に励もうと思います。


しかし、やっぱり通勤時間がないと読書量が減りますね~。
仕事が始まるのは嫌ですが、そのことはつくづく痛感します。


大奥 第3巻 (3) (ジェッツコミックス)
よしなが ふみ / / 白泉社
ISBN : 4592143035
スコア選択: ※※
『大奥』3巻
家光、男前過ぎです。


黒博物館スプリンガルド (モーニングKC)
藤田 和日郎 / / 講談社
ISBN : 4063726304
スコア選択: ※※※
『黒博物館 スプリンガルド』
新境地とか書いてあったからどんだけダークな話かと思っていましたが
普通に面白かった。


ヴィンランド・サガ 1 (1)
幸村 誠 / / 講談社
ISBN : 4063144232
スコア選択: ※※※
『ヴィンランド・サガ』3~5巻
おお、アシェラッドさんが実は…!!!
…という、秘密が判明した衝撃の4巻。

それにもまして、ちらっと出てきたアシェラッドさんの少年時代に
不肖見習い、ハートは鷲掴みです!

男前じゃないの!!
(今だって男前だけど)

その上、なんですか、5巻の最後!
わたしを萌え狂わせる気かーーー!!
アシェラッドさんの理想の上司論(ていうか、紫の上計画)にもお茶を吹くかと思いましたが、
アシェラッドさんの危機に馬に乗って駆けつけ
「指一本ふれたら殺す」とまで宣言する主人公にもこれまた吹くかと!!

…あー、いや、こんなことばっかり言ってますが、
物語も普通に面白いです。
力押しのバイキングの中で知略で生き延び、何かたくらんでる男、
…を父の敵として付けねらう主人公
…に多分将来心を開くであろうクヌート王子
(クヌートってデンマークとイングランドを支配した王様の名前じゃないの。
と、読者は分かっているので、クヌート王子が姫みたいでも驚きませんよ)
まだようやく動き始めたところなので今後の展開が楽しみです!
アルトリウスの名前も出てきたしな!
最初にアルトリウスとアンブロシウスを知ったのがサトクリフの『ともしびをかかげて』
だったので、どうもアルトリウスというとやんちゃな少年のイメージが強いのですが。
(アルトリウス(=アーサー)って語源は「熊」らしいよ。)

でも、血みどろでしょっちゅう指やら首やらが飛んでかなり痛そうなので、
ちょっとくらい萌えの力で軽減させてください。


DVD
SUPERNATURAL スーパーナチュラル (セカンド・シーズン) コレクターズ・ボックス1
/ ワーナー・ホーム・ビデオ
ISBN : B000OI1FES
スコア選択: ※※※
『スーパーナチュラル』シーズンⅡ 4巻~5巻
順調に見進んでます。
ああ、どんどんウィンチェスター兄が追い込まれてゆく…
そして、どんどんウィンチェスター兄弟がホモに間違われる率が高くなっていきます…。
途中の

兄「…俺、ゲイに見えるのかな」
弟「あからさまに男らしいからだろ」

…という、会話には笑ってしまうと共に思わず深く頷いてしまいました。
なるほど。
[PR]
by mi-narai | 2008-01-03 14:01 | 2008年1月の読書