カテゴリ:2010年12月の読書( 2 )

長崎旅行 『アンデスの考古学』その他

今年の事は今年中に!

帰ってきました。
良かったっスよ!長崎!ワタクシ初九州でございました。
ブームに乗っかって、まるっと竜馬関連の場所を中心に観光もしてきたのですが
(グラバー邸とか、英国領事館後とか、中華街とか、出島とかその他諸々)

やはり旅といったらデパート、スーパーは欠かせないでしょう!!

というわけで、わたくしと同行者あわせて計2名、
デパ地下、スーパー、コンビニハンターとなって長崎の台所事情を探ってまいりました!
や、まあ、観光地も勿論良かったんですが、それは誰が行っても良いところだろうから、ね。
(グラバー邸に行って、当時の外国冒険商人たちや長崎商人たちの事跡を読むだけで
ワタクシ燃えたギリましたもの!)
ご自分で行って良さを確かめていただくのが一番、ということで、詳しくは書きません。
てなわけで、以下、どうっでもいい、旅の雑感が続きます。


・かもめ、椅子、革張り…!!
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・長崎、坂多ッ!

・ちょうど年末だったのですが、スーパーに売っている原色の「流し寒天」なるものが
気になって仕方ありません。
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ふわふわの「淡雪」も。
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アレは、おせちに入れるものなのでしょう、か…?
(博多では売ってなかったので、多分長崎近辺限定…?)

・神戸の町を歩くとそこかしこにパン屋とケーキ屋があるように、
長崎はそこかしこにカステラ屋さんがありますね!
あの甘い匂いは卑怯…!

・八百屋で売ってた一袋100円のみかんも気になるところ。安ッ!

・トルコライスは量が多くてびっくり。
安くて早くて美味いという、ランチの必要三原則を満たしております。天晴れでござった!
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・路面電車を生で見たのも生まれて初めてでした。
田舎ものゆえ、乗り継ぎで四苦八苦する。
でも、駅と駅の間が近いから、お年寄りにも優しくていいですよね!
ただ、運転手さんは線路の上しか走れないので、大変だナとは思いました。

・サント・ドミンゴ教会後にも行ったんだぜ…!

・ガイドブックに載ってたシーズクリームももちろん買って帰ってホテルで食しましたが
美味かった…!

・コンビニは、ローソン、ファミマ、セブンイレブンを制覇。

・スーパーは焼酎の売り場が広くてちょっと怯みました。そのうえこんなものを発見!
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・帰路、博多へも寄ったのですが、都会っぷりにびっくりしました。
北九州出身の職場の人が、博多駅周辺よりも天神あたりのほうが開けていると言うので
そちらへ行ってみたのですが、
これまったどえらい大都会。
「長崎が姫路やとしたら、博多は大阪やて言ってた旅行会社のお姉さんの言葉は正しかったな…!」
「旅行会社の姉ちゃんうまいこといいよった…」

しかし、わたしも同行の友人も大概田舎育ちの田舎ッ子なので
「…でも、長崎の方が落ち着く…」
「そうやんな…」

というところで意見の一致を見ました。

・でも、博多の人にはわたしがやっちまったウッカリミスを親身になって力になってもらったので
ワタクシ、今後一切博多の悪口は言わないと心に決めました。
いや、博多の人はみんな良い人ばかりです。

・以前名古屋に行った時は、デパ地下では洋菓子は神戸、和菓子は京都の店が入ってたのですが
博多のデパ地下では地元の店舗がほとんどだったので、
そこにも九州の底力を見ました。うん、御飯美味しかったもんね。
おまけにお値段がリーズナブル…!

・デパ地下といえば、どのデパートでも、所々に置いてある椅子や机で、
皆さん買ってきたものをその場で食べてらしたのですが、それが超羨ましかった。
そう!買ってすぐ食べたいんですよ!!!そういうことってありますよね!!!??

阪神間のデパートでもそうしてくれたらいいのに!!

・ところで、わたくし、パン売り場のイケメン、フランソアが気になるんですけども!!
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あの子は当地ではポピュラーなのでしょうかッ!
是非関西にも来て、フランソア…!
(今ググったところによると、あのイケメンの本当の名前は「アルル」だということが判明。
イケメンが株式会社フランソアの顔なのかと思ってたら、女の子のカシスちゃんの方だったのね)
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いや~。歩き始めてすぐしんどくなったり、自分の年をまざまざと実感はしましたが、
それでもものすごく楽しかった…!


関雄二著『アンデスの考古学』読了。
読み終わったのが大分前になってしまったので、記憶が朧になってきましたが、
面白かったですヨ。
あくまで考古学中心の本なので、
各地で発掘された遺物や地層を元に、当時の社会形態や情勢を推測して述べてある感じの本でした。
アンデス文明のあたりは、海岸から山手にかけて随分高低差があるので、
それにあわせて農業や町の分布なんかが定まってて、なるほどなあと思いました。
インカの建国神話もさらっと述べられてて、そこが一番燃えた…!
後、今回も叫ばせてもらいます。

スペインのバカ――ー!!!!!!!!!



ポンペイ―今も息づく古代都市 (INSIDE HISTORIES)

アレックス バタワース / 中央公論新社

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アレックス 、バタワース編著 『ポンペイ』。かじり読み。
これまた図書館の新刊。
返却期限が来ちゃったので、3分の1も行かないくらいのところで返してしまいましたが、
なかなか面白そうでしたよう。
ローマ人の24時間と一緒に読むと、リンクしてて楽しいかも。

ところで、ポンペイってもともとはローマ人の町ではないとはぼんやり知ってたけど、
オスク人の町だったのね。
なんとなく一時期エトルスキの影響下にあったとは認識してたんだけども。
でもって、ポンペイではウェヌス(現地人にとってはメフィティス)信仰が盛んだったのですって。
ポンペイのオスク人にとってウェヌスはメフィティスというのか(エトルリアではトゥランだけど
どうもこれ「女主人」程の意味らしいので、ひょっとすっとこれも共通女神なのかしら)というのも
なかなか興味深かったのですが、それ以上に訳者の方が

ウェヌスはウルカヌスと妻ユピテルの娘
(※正しくはウェヌスはウルカヌスの妻でユピテルの娘)

という誤訳してたのに笑ってしまいました。。
ユピテルを妻に娶るなんてやるじゃんウルカヌス!
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by mi-narai | 2010-12-31 23:53 | 2010年12月の読書

『繁栄』 『「お笑い」日本語革命』 『アンデスの考古学』他

西洋古典学事典

松原 國師 / 京都大学学術出版会

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松原國師先生著『西洋古典学事典』

買っちゃった…☆

古典学全般なので、古典に書いてあることは全部
それこそギリシア神話から、
クセノポンやトゥキディデス、ヘロドトス(以下略)の著作にある歴史的記述から、
ローマ時代の服装についてまで、
事細かに書いてあるとってもいい感じの事典です。
(大嫌いな人の頭をどつくのにも良い重さです)
記述が広範囲に及んでるので、ギリシア神話だけに興味があるなら別にこの辞書は
必要ないと思うんだけど(それ以外の記述が多すぎる)
わたしはローマ時代も歴史も大好きなので、なんかもうページめくるだけでウハウハですよ!
ちゃんとテミ公についても、アイスキュロスについても書いてあるんだぜー!
(さすがにエトルリアの神については書いてませんが)
アイスキュロスの項目に、アキレウス×パトロクロスについて言及してあるのは
悲劇の断片「ミュルミドン人」である、ってあって、笑った。
まだまだアイ-の辺りまでしか読めてません。ぼちぼちページめくって楽しみます。


繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上)

マット・リドレー / 早川書房

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マット・リドレー著『繁栄』(上)
本屋の新刊の棚に並んでるのが気になってたんですが、
それが図書館に入ってたので借りてみた。
この人の主張はものすごく前向きで明るくて、未来に希望が持てそうな感じで
(大まかに要約すると、人類は悪くなんてなってない、きちんと頑張れば未来は明るい。
なぜならば人類の今は過去の知識や経験の集積の上に成り立っているからだ。
そういうものを積み立てて分業を細分化できるのは人類だけだ。
そのおかげで余暇が出来、人類の生活は昔に比べて格段に良くなってる筈だ
…的な?)
個人的にはあまりに楽観視しすぎるのもどうかと思うけど大まかには共感しました。
でも、理系の人らしく、冒頭に主張を持ってきて、その後はその主張の妥当性を
証明するために延々データの羅列になってしまったので、
「あー、大体この後こんな感じだな」と当たりをつけて3分の1ほど読んで返しました。



リービ英雄の『我的日本語』
これまた3分の1ほど読んで返しました。
上の『繁栄』の場合は、面白かったけど時間も無いし大体分かったから返したんだけども、
こっちの本は、なんか思ってたのと違って面白くなかったので。
英雄の半生など割とどうでもいいのよ!

大体、どうして初来日時に関西に来なかった!?(そこ!?)

もっと語学的なアレコレを期待していた分なんか肩透かしだったのです。

しかし、なんかずっと東アジア人だと思ってたけど、この人ユダヤ系アメリカ人だったのね…


世界文学を読めば何が変わる?――古典の豊かな森へ

ヘンリー・ヒッチングズ / みすず書房

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ヘンリー・ヒッチングズ著『世界文学を読めば何が変わる?』
これまった、3分の1ほど読んで返しました。
これは、ちょうどホメロスの2つの叙事詩について書かれてる部分がが終わるのが
3分の1くらいのところだったので。
書き口調が皮肉っぽくて、その皮肉っぽさにつられて読んでると
なんだか文学が分かったような気になって、なかなか面白かったです。
でも、内容よりも、著者のイギリス人がフランスに敵意剥き出しな事の方がもっと面白かったです。
(どうもフランス人の書いた某『読んでいない本について堂々と語る方法』に
対抗して書いたようなのです)


「お笑い」日本語革命

松本 修 / 新潮社

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松本修著『「お笑い」日本語革命』読了。
これはまるまるちゃんと読みました。
「お笑い」から発進したかずかずの単語についてどう広まったのかを調べて書いてある本です。
そこそこ面白かったかな。
前回読んだ「全国アホ、バカ分布考」よりは劣りますが。
確かに、言われてみれば小さい頃は「おかん」なんて使わなかったのが
高校過ぎたあたりから意識され出して、時々使うようになったけど
母親の前で使うと怒られたり、
そんなことあったよなあ…
(あれって、ダウンタウンのまっちゃんが使ってたのが大きいらしいヨ!)


アンデスの考古学 (世界の考古学)

関 雄二 / 同成社

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関雄二著『アンデスの考古学』読み始めました。
形成期が終わるまで(紀元前あたり)は結構眠かったのですが、
紀元後に入ってモチェ文化なんかの記述が出てきだしたあたりで面白くなってきました。
いや、アンデスって、インカは有名だけど、その前にもいっぱい文明が起こってたっぽいし
展覧会とか行くと、却ってインカ文明の物品は少なくて、それ以前のものばかりだったりして
なんか自分の知識の偏りが気になってたんですヨ!

しかし、休み時間にこの本読んでるの見た職場の同僚が
「見習いさんが西洋古代以外の本読んでるの珍しいね」と言い置いて通り過ぎていきましたが

何を仰る。わたしはアメリカ古代文明も好きですとも…!
(世界史は中国史以外は全般的に好きだと言うに…)



多読
『The Prisoner of Zenda』(レベル3)読了。
アンソニー・ホープの勧善懲悪冒険活劇inルリタニア(あれ?ルシタニアだっけ?)
ほのかなラブもあるぞ!

いや~、面白かった!
数代前の東欧の王様がイギリス旅行の際に某貴族夫人と恋に落ち、
出来た子供が今回の主人公の遠いご先祖、
主人公は兄嫁に「もっと真面目に生きなさいよ」と小言を喰らって
自分の出自を確かめるためにルリタニア(ルシタニア?)へ。
新国王の即位の式を観光がてら眺めて帰るつもりが
王位簒奪の陰謀に巻き込まれ、
王様の身代わりを引き受けて悪者たちとチャンバラしたり
姫と恋に落ちたり。
深くは無いかもしれないけど、スカッと読めて楽しかったですヨ!
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by mi-narai | 2010-12-13 22:50 | 2010年12月の読書