カテゴリ:2008年12月の読書( 6 )

『縄文語の発見』 『ギリシア文化と日本文化』

小泉保著『縄文語の発見』読了。
縄文期、縄文語が日本全土に広がる。当然地域差はある。
弥生期に入り、稲作とともに多言語が流入→北九州で音韻に若干変化が起こる。その一派が畿内に進出し、政治の中枢を占めたため、関西一円に新しい音韻をもつ縄文語の変形(弥生語?)が広まる(後、関西方言として残る)。
というのが作者の考える道筋で、関西弁のイントネーションがアクセントだけでないトーンを含んでいることに対する説明にはなると思うけど

…ならなんで九州方面にはこのイントネーションが残ってないの???

(小泉先生、馬鹿でスミマセン)


ローズマリー・サトクリフ著『辺境のオオカミ』読了。
面白かった。個人的にとてもお気に入りの一冊なのでこれは別個に記事を作ってアップせねば!…と決意を新たにする(決意するだけならただです)


ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土 (1974年)

藤縄 謙三 / 角川書店

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藤縄 謙三著『ギリシア文化と日本文化―神話・歴史・風土』を読み始めました。
藤縄先生つながり。
更なるギリシアを期待していたのですが、意外と日本率が高くて、
それが予想に反して面白くて、幅広い方だなあと感心しつつ読み進み中。
藤縄先生の描く、日本人の宗教観(というか、世界観)に関しては、なんとなく共感を覚えます。


DVD
『ローズマリー&タイム』7・8巻
とりあえず、最後まで見てしまいました。
気軽に見れるシリーズでした。
わたしもあんな元気なおばさんになりたい…!

『SuperNatural シーズン3』1巻
そろそろ準新作1週間貸し出しになったので、『BONES』の方をお休みして
こちらを見始めました。
……久々なので怖かった…。夜中に見るんじゃなかった……。
相変わらずディーンはムダにセクシーアピールが激しいです。
サムは気が気じゃないですよね。

・少し前の話ですが、今年も家族でM-1グランプリを見ました。
今年は、名前だけ聞いたことはあるけど漫才は見たことのないコンビのチェックなど出来て、
なかなか収穫が大きかったです。
優勝のコンビも面白かった!(年によってはイマイチの時もある)
あと、栃木県弁で漫才をやるコンビが妙に気に入ってしまいました。栃木弁いいですよ、栃木弁。

方言萌えですがなにか。(←開き直りやがりました)

地理的に遠いので実感としては分からないなりに、
ネタの中で出てくる栃木県と茨城県と群馬県の関係にニヨニヨしてしまいました。
ほんとのとこ、一体この3県って住民から見たらどんな関係なの!?

・クリスマスイブイブ。
女の友達たちと大阪へ出かけてみました。
で、朝っぱらからアフタヌーンティーセットをがっつり頬張ったぜ!
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しかし、大阪の人というのは噂にたがわず歩くのが早い。
自分の前を歩いてる人が自分より遅いとイラっとするので、大変に爽快でした。

・面接を受けて次の日に不採用通知が。早ッ。
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by mi-narai | 2008-12-29 13:57 | 2008年12月の読書

『縄文語の発見』 『辺境のオオカミ』

<<インフィニットプラスが発売延期になって寂しい。

<<ソレはさておき、ちょっと前に「高津先生の比較言語学も読みた~い」って
言ってたら、ホントに来月復刊ですってよ!
おおお、神よ!ありがとうございまっす!!


縄文語の発見

小泉 保 / 青土社

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小泉保著『縄文語の発見』を読み始めました。
前回の『アイヌ語と日本語』に比べて、いかにも専門家が書いた感じの本(笑
一体この小泉さんって誰だ?と思って調べたらフィンランド語(ウラル系言語)でなんか有名な先生のようですね。へえ。
音声対応に関する厳格さも頷けるなあ。

さて、本の構成ですが、まず縄文文化、縄文人についてさらっと説明してあり、
次いでこれまでの日本語系統論について俯瞰してあるのですが、
日本語系統論ってほんと色々説があるのね、とびっくりしました。
近くは韓国から遠くはフィンランドまで広範囲に渡る地域で使用されてる
(あるいは過去使用されてた?)コトバが日本語の比較対象になってて
いくらなんでも範囲広すぎだろ!と思いましたですよ。
(ついでに、ウラル=アルタイ語族のアルタイ語族ってのが
実際は確立されないんじゃないか、という話も驚いた。
そういえばそんな話前に聞いたような…)

とリあえず、本の半分を過ぎて漸く縄文語の復元部分に入ったので
楽しみに読みます!



ローズマリー・サトクリフ著『辺境のオオカミ』再読中。
半分を過ぎた辺りから、怒涛の急展開に突入。
前回は初読だったのでただただ話の筋に翻弄されてましたが
今回改めて読み直して、展開のスピーディーさに瞠目しました。
誰が悪いわけでも努力を怠ったわけでもなく色々タイミングや巡りあわせの悪さが
畳み掛けるように重なって悲劇が起こる様子が見事に描き出されてます。
その悲劇がターニングポイントで
本の前半がのんびり辺境ライフだとすれば、
本の後半は敵中撤退不休の一週間、てな行軍サスペンスに。
主人公とその直属の指揮官たちが頭寄せ集めて相談したり
部下引き連れて危険な道を行く様子にわたくしドキドキハラハラです。
ああ、アタシ、組織モノ好きだな~~!!
規則に縛られて自由に行動できないその不自由感がそもそも好きだし、
その組織内でしか分からない連帯感や仲間内の結束なんかも好き。
今回の主人公はお坊ちゃんなので、そのおぼこい司令官を
アウトローで荒くれ者だけどいざ有事の際にはこの上ない手腕を発揮する
歴戦の部下たちがフォローして、徐々に両者の歯車が合いだすのも快感です。
あとちょっとで読み終わっちゃうのがもったいない。
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by mi-narai | 2008-12-19 23:14 | 2008年12月の読書

『日本語とアイヌ語』 『コトバから逃げられないワタクシ 言語学』、他

片山龍峯著『日本語とアイヌ語』読了。
後半部分はアイヌ語と日本語の共通部分についての真面目な説明でした。
いや、面白かった。
アイヌ語というのは随分細かく分解できる言葉らしいのですが
そのアイヌ語と対応すると考えられる日本語をつき合わせることによって
その日本語の単語がもともとどんな意味を持っていたのかを推測でき
その推測に、「ほうほう、なるほどねえ」などと感心してしまいました。
かなり作者に洗脳された自覚があります。
もう、アイヌ語と日本語は同系統でいいじゃない!


爆笑問題のニッポンの教養 コトバから逃げられないワタクシ 言語学 (爆笑問題のニッポンの教養)

太田 光 / 講談社

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太田光・田中裕二・田中克彦対談
『爆笑問題のニッポンの教養 コトバから逃げられないワタクシ 言語学』読了。
テレビ番組の書籍化なので、概ね対談で構成されており、
読み始めた行きの通勤電車のなかで読み終えてしまいました。
もちろん言語学者の田中先生目当てで購入した本。
『日本語とアイヌ語』を読んでた時に
「確か、世界各地でお母さんや食べ物を表す単語がマとかパとか、
いったん口を閉じてから発音する音で構成されてんのは
赤ちゃんが一番最初に話すのがそういった音だからだってどこかで聞いたけど
それであってたっけ?」
などとつらつらと考えてたんですが、ドンぴしゃりまさにその事も作中にありました。
合ってた。
つまり、英語のママが中国語でもママなのは偶然ではないのですよ!
(どうでもいいがトルコ語ではお父さんが「ババ」)

日本語の母(はは)が昔は「ふぁふぁ」だった
(さらに昔は「ぱぱ」だったんじゃないかと推測される。P→F→Hと移行してる)
というのは『古代国語の音韻について』で読んで覚えてたんですが。

爆笑問題と田中先生の対談なので言語学の面白いところだけ掬い取って
分かりやすく書いてある感じで、楽しかったです。


ローズマリー・サトクリフ著『辺境のオオカミ』再読中。
主人公のアレクシオス、辺境ライフになじむ
 ↓
族長の息子クーノリクスと友情を育む
 ↓
族長の死によってクーノリクス、族長へ
この辺りまで読み進みました。


映画
『モンテーニュ通りのカフェ』&『ジェイン・オースティンの読書会』
二本立てを見に行ってきました。
どちらも、何人もの人のそれぞれの事情が同時進行で語られ、最後に
それぞれの結果が語られるという構造的に似た作りなのですが、
結末がほのぼの幸せになるところも似てました。
どっちも後味がよくって見終わってまあまあ満足です。
(わざわざ映画見に出かけて暗い気分になりたくない)

しかし、ジェイン・オースティン…何冊か読んだはずだし、映画やドラマも見たはずだけどあんまり覚えてない……
(最近濫読しているヒストリカル・ロマンスとごっちゃになっちゃってます。)
オースティンより、読書会の一員のSFマニアの男の子が薦めるSF本や
海洋冒険ものの方が分かってしまうあたり、わたしもまだまだです。
でも、オースティンもSFも海軍ものも全部面白いんだから、
別にえり好みしないで全種類読むといいと思う。



DVD
『BONES シーズン1』9巻10巻11巻
11でシーズン1は終了なのですがとんでもないところで終わってたー!!


『ローズマリー&タイム』6巻
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by mi-narai | 2008-12-16 23:43 | 2008年12月の読書

『日本語とアイヌ語』

昨日帰り道、久しぶりに歩道でアレを見たー!
いつもは川べりなのですが、今回は同じ平面上だったので、突進されたらいやだなと思って
(某イタケ人みたいに足の傷が本人証明になるわけでもないし)
写メるのは我慢しました。
アレは暗闇の中でなにやら家庭ごみのゴミ袋漁ってました。



最近の●日新聞はときめく記事が多いのです。
数日前のコラムにはアテナとアレスのギリシアでの役割みたいなものが書いてあって
その二日後くらいにはトルコのことが褒めてありました。
曰く、今トルコはイスラム政党が政権をとってんだけど、緩やかなイスラムであることを
生かして、いろんなところで橋渡し役を務めてるんですって!
(イスラエルとパレスチナの仲介をしてるのは知ってたけど、他にもやってたらしい)
エルドアン政権がやり手なのは知ってましたが、…頑張ってるなあ、トルコ。
珍しく新聞でトルコが取り上げられてしかも賞賛されてたのは嬉しかったのですが
他国が頑張ってると、自らを振り返って腹が立ってしまう…。


日本語とアイヌ語

片山 龍峯 / すずさわ書店

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片山龍峯著『日本語とアイヌ語』を読み始めました。
タイトルどおり、日本語とアイヌ語について比較してある本。
比較言語学好きなので楽しいです。(というか単なる歴史好き)
それに語学なんてのはかじりかけくらいが気楽で一番楽し(げっふごふ)。

ドキュメンタリー製作会社に勤めていたいわば門外漢の著者が書いた本なので
比較言語学の本としてだけでなく、
著者がアイヌ語に興味を持ち始め、いかに勉強し、学会発表を経て問題点を自覚し、
研究を邁進させたかのまさにドキュメンタリーとしても読めます。
とはいえ、全くの素人というわけでもなく、
もともと大学では外国語(ポルトガル語)を専門に勉強されていたとあるので、
言語に対する興味が最初からあった方のようですよ。

その片山さんが言うには、アイヌ語と日本語ってものすごく近い言語なんだって!(まあそらな)
言語にしろ、文化にしろ、変化は中央から広がるので、
辺境には古い形が残りやすい、というのは定説なんですが、
本当にアイヌ語と琉球方言は、音韻に似たところがあるらしい。へえ。
無理だろうけど祖語が構築されたりしたらすごく楽しいのになあ!

しかし、膠着語、屈折語、孤立語のほかに抱合語なんてあるのね。
初めて聞きました。アイヌ語がソレらしい。
まだまだ序盤なので、楽しみに続きを読みます。



翌日もうちょっと読み進む。
日本語とアイヌ語の対比音韻表などを眺めていて、
なんかデジャヴを感じると思ったら、ラテン語とエトルリア語の対比表と似てたのでした。
アイヌ語も、日本語の母音のoにuが対応しがちなの。
とはいえ、アイヌ語の場合はo→uへの変化が激しいだけで母音にoがないわけではないのですが。
子音の方は母音よりさらに複雑で、今筆者による音韻対応表の説明部分を読んでるのですが、

無学なあたしにはどこまでが本当でどのあたりがこじつけなのか見分けらんない!

学生時代もうちょっと真面目に音韻学の授業も受けておくべきだったなあと後悔してます。

後、ほう、そうなんだ、と思ったことには
①古い日本語には格助詞が無かったらしい。(これは現在でも、「お水飲む?」みたいに抜けても意味が通じることが多々ある)
②古い日本語には子音のみを発音する部分が語の中に含まれる単語がたくさんあったらしい。
(今の日本語だと、全ての音に母音が含まれる。これはオーストロネシア語と似た特徴らしいですよ)

それでも、方言の中には厳密には母音を発音しない語もあるみたいだけど、
反対に関西弁のように母音を強調しがちな方言もあるわけです。
これまでなんとなく、関西弁は自然発生的なもので、
発生したのは中央集権が進んでから(=歴史時代に入ってから)かと思ってたけど、実はもっと以前、南や北から入った他言語の影響下にこうなってたのかしらん?
どうなんでしょう。
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by mi-narai | 2008-12-10 23:49 | 2008年12月の読書

『ギリシア文化の創造者たち』 『純白の似合う季節に』

藤縄謙三著『ギリシア文化の創造者たち 社会的考察』読了。
とりあえず、覚えていることから記憶をさかのぼりたいと思います。
第4章(最終章)の『自然の荒廃の問題』での、
ギリシアの自然が失われたから多神教→一神教(キリスト教)への移行がスムーズに行われちゃったんじゃないの?
という指摘には、ちょっとなるほどね、と思いました。これまでそんな観点から見たこと無かった。
昔から、文明が起こると建築物や造船で木材を使いすぎて周辺の自然が破壊される、
戦争でも大幅に自然が破壊される、とはよく言われてきましたが、改めてしみじみ感じ入りました。
また、デルポイの神官だったプルタルコスが『神託の衰退について』というタイトルの著書を残してる
と知って、ああほんとにこの時期古くからの神々への信仰が失われていったのだなと
なんだか悲しくなってしまいました。デルポイって名門じゃないの!
プルタルコスの時代にはあい続く戦乱などでギリシアの人口が激減していたというのも
そんなこと考えたこと無かったので目から鱗でした。

第3章『知識人の経済生活』も面白かったです。
ソフィストや哲学者の生計の立て方を大別した結びも興味深かったけど
(①友愛関係に頼る ②知識を売って金を稼ぐ ③異国の権力者の援助 ④全部否定)
単純にそれぞれの個々人の暮らし向きなんかを興味本位で眺めるのが面白かった。
ソクラテスは貧乏暮らしで周りの友人に助けてもらってたとか、
プラトンは実は名門の出身だったので体裁を取り繕う必要があって困ってたとか
アリストテレスは意外と派手好きだとか。
それに加えて、各人の学園(ソクラテスの場合は市井で問答してただけだけど)の
運営方式なども説明してあって、なるほどなあと思いました。
アカデメイアは貧乏人でも通える公立校、
リュケイオンは有名進学私立校、ってイメージです。
今のところ、なんとなく、わたしのなかでソクラテス大先生、プラトン先生に比べ
アリストテレスはいまいち残念なイメージしかないのですが、
とりあえず、判断はせめて一冊くらいは著書を読んでから下そうと思います。
なんとなく、アリストテレスはプラトンと喧嘩別れしたのかと思ってたけど
必ずしもそうではなく、プラトンの死後自分の道を行った可能性もあるみたいだし。

後、裏で哲学者を支援する各国の王の話もチラッと出てきてて、
シュラクサエのヒエロンやマケドニアのピリッポスの名前なんか見るたびに
にやにやしてしまいました。ポリュドロスで読んだアレコレが思い浮かんだですよ。
ポリュドロスといえば、後期のアカデメイアの学長の本名がハスドルバル、と聞いて
「あれ?カルタゴ人?」
と思ったら、ホントにそうだったので嬉しかった。(いつの間にかカルタゴ名が
馴染み深くなってる…!すごいですよ、ポリュドロス先生!)


コニー・ブロックウェイ著『純白の似合う季節に』
ロマンス小説はBLと同じく消耗品扱いなので普段感想はとりたてて残さないのですが
これは面白かったのでちょっとメモっておきます。

あらすじは面倒なので「BOOK」データベースより抜粋
ヴィクトリア朝末期のロンドン。劇場歌手のレッティは訳あって追われていた。一文無しとなってたどり着いた駅で、偶然にも切符を拾う。それを手に、見知らぬ田舎町に降り立った彼女は、貴族らしい人々から大歓迎を受ける。彼らが招いたウエディング・プランナーと勘違いされているらしい。レッティは隙あらば姿を消すつもりが、依頼人からも厚く信頼され、花嫁に悩みを相談されたりしているうちに、心と体に傷を持つ治安判事のエリオットに恋をしてしまう。レッティは「偽わりのウエディング・プランナー」として最後までやり通せるのか?エリオットとのあいだに通う熱い想いは?ヒストリカルの気鋭作家が軽やかな筆致で描く、RITA賞受賞の傑作ロマンス。

これまでは面白いと思う理由が設定か、ヒーローが気に入るか、それかその両者か、
だったのですが、この本では珍しく主人公のヒロインに惚れました。
とにかく、世慣れてるかと思えば純情なところもある、頭がきれて、姉御肌の、
明るくて前向きで気持ちのいい女の子だったの!


DVD
『かもめ食堂』
妹が同僚に借りていたのを又借り。
「フィンランドのヘルシンキでおむすび屋を開く話」ほどの前知識しか無い状態で見始めましたが、

ホントにそんな話だった。

別に大事件が起こるわけではなく、旅行中の日本人がバイトに来るようになったり、
アニオタの男の子が常連になったり、店の前通りがかるたびに中を見ておしゃべりしてた
近所のおばさん3人組がシナモンロールにつられて常連化したり、
ダンディなコーヒー叔父さんがやってきたり、
旦那に出て行かれて悩んでるおばさん(フィンランド人)が、トランクが紛失して
困ってる旅行者のおばさん(日本人)に悩みを相談したり(なぜか話が通じてる!)
と、淡々と小さい事件が積み重なるうち、いつの間にかかもめ食堂が
土地に根付いていきました、とただそれだけの話。
内容については特に失望も揺さぶられるような感動もしませんでしたが(=ほんのり面白かった)、
途中で、本当にフィンランド人が

「モイモイ」

と挨拶してるのには感動した!ほんとにモイモイなんだー!
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by mi-narai | 2008-12-05 21:18 | 2008年12月の読書

『気流の鳴る音』 『ギリシア文化の創造者たち』

・この週末はスケート観戦で大いに楽しみました。
男子シングル3位のフランス人カワイかったな~。

・日曜深夜になぜかN●Kで漫才をやっていました。
フットの見たこと無いネタを拾えてしまった…♪

・本屋で岩波書店からまたもギリシア本が発売されているのを見つけてしまいました。
新シリーズ「書物誕生 新しい古典入門」ですってよ。
買っちまったわよ!金無いってのに!
でもって今後の発売予定ラインナップを見て気を失うかと思いました。
アエネーイスとか、ホメロスとか、色々素敵なタイトルが綺羅星のごとく並んでるの。
岩波さんはいくらわたしの金をむしりとれば気が済むと……


真木悠介著『気流の鳴る音 交響するコミューン』読了。
いやあ、面白かった。
作者が本書で目指していた<近代の後の時代を構想し、切り開くための比較社会学>、
という大きな仕事には正直あんまり興味ない(ごめん!)のですが、
折々に展開されるイメージが美しくてどきどきしました。
(……むむ、この感じは中沢新一を読んだ時と似ている…。)
特にインディオの呪術師の語る「心ある道を歩む」ことについて書かれた部分がとても魅力的でした。


でもって、本書の一番最後の章題が「プロメテウスとディオニソス」で吹いた。


ギリシア文化の創造者たち―社会史的考察 (1985年)

藤縄 謙三 / 筑摩書房

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藤縄謙三著『ギリシア文化の創造者たち 社会的考察』読み始めました。
これまでもホメロス関連の著作を楽しく読ませていただいていた藤縄先生の本。ワクワクしつつ読んでます。
構成は4章仕立てで、第一章ギリシア文化の基礎的構造 は読み終えました。
今第二章の芸術家の社会的地位 を読み進み中。
第一章は要約すれば、ギリシア文化に見られる、緊張した対立関係を内に含んだ構図は
父権的体制と母権的宗教が両立した社会であるからではなかろうか、という話。
悲劇に焦点を当てて見ると、アテナは大体両者(父権的体制と母権的宗教)の
橋渡し的な役割を果たすんだけどアテナイ以外には冷たい、というのを読んで笑ってしまった(笑)。
(アテナイが舞台の場合はデウスエクスマキーナで登場して助けてくれるのに
舞台がテーバイだと悲劇のまま放置)
まあ、三大悲劇詩人みんなアテナイ人だもんな。
後、アテナイは実はスパルタについて大きな領地を持っていたってのもトリビアでした。
スパルタが武力で強引に支配したのともまた違う統合の仕方らしくて、
そう考えるとなんか不思議なポリスだよなあ、アテナイって。

第二章は、芸術家、というか、職人というか、そういう手に職のある人の地位について。
藤縄先生は考古学や美術の人ではないので、壷絵はややスルー気味で主に文献から
研究してらっしゃるのですが、そうなると当然『オデュッセイア』が取り上げられる率が高くなるんですよ。
(作中で吟唱詩人が二人も出てくるから)
ちょっと嬉しいな。
今アテナイとスパルタの職人への待遇の対比部分を読み中です。
軍人より商人が好きなので、なんとなくスパルタよりアテナイを贔屓して読んでしまう。


DVD
『BONES シーズン1』7巻
さらっと見終わる。
南米人のヘクターさんというのが出てきました。
なに?番組制作者の方針か何かなの!?
出てくる南米人には神話名をつけるのが。
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by mi-narai | 2008-12-01 23:57 | 2008年12月の読書