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『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』 『この恋はめっちゃ本気』 『「待つ」ということ 』


日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか (講談社現代新書)
内山 節 / / 講談社
スコア選択: ★★


内山 節著『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』読了。
妹がある日「お姉ちゃん、コレ買った?」と持ってきたのがこの本。
「買ってへんけど、買うかどうか迷っててん!」
「やと思った。かぶらんで良かった。読む?」
という流れで貸してもらいました。
…なんというか、どういう位置づけに持ってくればいいのか悩む本です。
もっと民俗学的観点から書かれてるのかと思って読んでみればそうでもない。
著者は歴史哲学というか、民衆の意識からたどる歴史、みたいなものを目指してるような気がします。
しかし、簡単な日本語で書いてあるに関わらず読んでる間中眠くて仕方がない本でもありました…。
とりあえず、1960年代を境に狐に騙される日本人がいなくなった、という事実は良く分かった。


この恋はめっちゃ本気 (白泉社花丸文庫)
長江 堤 / / 白泉社
スコア選択: ★★★★



長江堤著『この恋はめっちゃ本気』読了。
前々から一度読んでみたくて探していた本著を幸運にも古本屋で探し当てたワタクシ、
ほくほくしながら読んでみました。
まずは後書きを読んで作者が生粋の関東人であることを確認。
(親戚が大阪に多いのでこういった話を書くに至った経緯も一緒に確認)
その事実を踏まえた上で読み始め、明るいコメディだったのであっという間に読み終えました。

以下、あらすじ紹介
同じ会社の東京支社の同じ部署に勤める篤樹と敬一郎は恋人同士、同じ部屋をシェアまでしてる
熱々の二人である。
(BL小説なので、なんでわざわざ男同士で恋人だという事実がスルーされてんだとか
そういった瑣末なことには突っ込んではいけません。BLはファンタジーなのです)
大阪の実家から呼び戻され、一足先にお盆休みをとった敬一郎の帰りを今か今かと待ちわびる
篤樹。そんな篤樹の耳に、「大阪が独立した」というとんでもニュースが飛び込んでくる。
現にその頃大阪では祝☆独立のお祭り騒ぎが繰り広げられていたのだが、
東京では「ヨシモトの新手のジョークか?」としらけムード。
(このあたりの温度差がいかにもありそうで笑っちゃった)
だが、西日本の各県が大阪側に寝返りだし、大阪勢力圏とその他の境界に検問がもうけられ
自由な通行が阻害され始めるに至って、大阪が本気であることを関東側も認めざるを得なくなり、
関東勢も慌て始める。

…それはいいとして、すっかり独立騒ぎにノリノリな敬一郎、
篤樹からの「大阪と俺とどっちが大事なんだよ!」という電話に
「大阪にきまっとるやろ、ボケ!」と即ツッコミで返してしまう。
敬一郎の方は、ボケツッコミの習慣から反射的にそう返してしまったに過ぎないのだが、
そんな関西人の習性など分からない篤樹は本気でそれに傷つく(当たり前です)。
入る深い亀裂。一体二人の若者の恋の行方は!?

…などという冗談8割のあらすじが前半の1篇。
後半は前半で出てきた上司達の恋が成就するまでの素敵なお話になってました。
いや、この後半のおそらく40の大台には乗ってるはずのおじさん二人のラビュに大いに
萌えてしまいました。いいものですね、素直になれない大人って。
大筋の大阪独立については
「兵庫は大阪につくだろうけど、政令指定都市神戸は京都と一緒にごねると思うよ?」とか
(はっはっは、関西ってばまとまりがありませんよね~。みんなテンでバラバラ)
「愛知は東京寄りじゃないかしら…」とか
「関東人の目から見ると大阪の人はこんなにバカっぽいのかしら…」とか
(意外とその裏で冷徹な計算が働いてたりもしますよ?ものすごい素なこともあるけど)
細かいツッコミはありますが、おおむね面白かったので気にしないことにしときます。


「待つ」ということ (角川選書)
鷲田 清一 / / 角川学芸出版
スコア選択: ★★★★



鷲田清一著『「待つ」ということ 』読み始めました。
『哲学個人授業-<殺し文句>から入る哲学入門』が面白かったので、もうちょっと鷲田先生の
本を読んでみたくなったのです。
本の装丁や帯を見た感じでは、エッセイ本のように思ったのですが、
ふたを開けてみれば「待つ」という一件単純で簡単なことに関するとてもとても奥深い
考察が少しずつ角度を変えながら述べられた、真面目な哲学本でした。
途中から考察が深すぎてワタシのようなあんぽんたんにはついていくのがやっとの状態に
なってしまうのと、
読みながら「待つ」間の期待や不安といったあのじりじりする感情を思い出しちゃって
胸苦しい気持ちになってしまうのが困ったテンなのですが、
それでも面白い、読み応えのある一冊です。買ってよかった。
真ん中を越えたあたりで、介護の現場を通して「待つ」ということの姿が述べられているのですが
ばあさんを思い出してそれもまた苦しかった。
父方の婆さんはいい加減高齢なので当然それなりに呆けてんですが、呆け特有の困った症状
(人に物を盗まれたと言い張ったりとか、ありもしない話を捏造したりだとか)も持ってて、
これまでわたしはそんなばあさんの強情さに若干腹を立ててたんです。
(亡きはにーが穏やかで心の強い優しい人だったので余計に)
しかし、このたび、本を読んでそれらの諸症状が、呆けつつある老人が自分をなんとか
保とうとするギリギリの防衛手段なのだと分かり、ものすごく反省しました。
ワタシが悪かった。ゴメン!

しかし、著者名確認するためにAmaz●nでチェックしたんだけど、
書評がオール☆5つになってたのにはビックリ。さすが権威だなあ。



ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート (新潮新書 276)
/ 新潮社
ISBN : 4106102765
スコア選択: ※※


今井 佐緒里著『ニッポンの評判―世界17カ国最新レポート』読み始めました。

……人間、疲れてるときに本屋へ行ってはいけません……。

正常な判断力が失われているせいで普段なら買わないような高額な本やおバカ本を買ってしまうからです。
これは、そんな状態で本屋に行った挙句、疲れた頭でも読めるようなごくごく軽い本を
チョイスした結果うっかりまかり間違って購入してしまったそんな1冊です。
大変に分かりやすいタイトルが全てを説明しているので内容については割愛。
相手の評判を気にするなんて、愚かしいことだと分かっていても、
それでもつい気になりますよね~この手の本って!出版社に乗せられた!(がくり)
3分の1ほどさらさらっと読みました。

一般の日本人への好感はおおむね諸先輩方の努力の賜物だと思います。
「アピール下手でも正直で誠実に相手に接すれば意外と分かる人は分かってくれるものなのだなあ」
と大いに安堵しましたが、
でも、日本のエロアニメやAVを見て日本人女性を都合よく解釈するのだけはやめといた方が
いいと思います。
ほほほほ、バカね、現実が甘くないからフィクションには夢をみるんじゃないの。
(アニメやAV女優の女性像が一般日本女性像と同じなわけないだろ!!)
……まったく、男って奴は……(ブツブツ)



映画
『ダークナイト』
最近良くテレビで予告を見かける映画です。
顔にメイク施したピエロみたいな悪役、てっきりジャック・ニコルソンみたいな
中堅どころの俳優さんがやってるのかと思ったら

故ヒース・レジャーらしい!!

ええー!そうなんだ!とびっくりした一件でした。
ブロ山での役どころといいチャレンジ精神旺盛ないい役者さんだったのになあ…
見に行くつもりはありませんが、びっくり加減がでかかったのでとりあえずメモ。

『幸せの1ページ』
ジョディ・フォスター主演のハートフル・コメディ。
これも最初知ったときは「ふーん」くらいの印象だったのですが
ジェラルド・バトラーがちょっと出演していると知って俄然興味が出てきました。
これは気が向けば見に行くかも。
※ジェラルド・バトラーとは
…「300」や「オペラ座の怪人」に出演してるナイスガイなスコティッシュである。
個人的には上記2映画以外の出演作の方が男前度が高いと思う。
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by mi-narai | 2008-08-19 22:40 | 2008年8月の読書
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