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『骨が語る古代の家族』 『城南旧事』、他

田中良之著『骨が語る古代の家族』読了。
途中ところどころ眠くなりつつも無事最後まで読み終えました。
親族論(新進化主義)として、

血縁を核とした小集団(父系・母系共にある)→
父系・母系・双系がありえる氏族からなる部族社会
首長という指導者・支配者が出現することが特徴の首長制社会(父系優先だが、母系・双系もありえる)→
親族関係ではなく官僚制を基礎とした国家社会

という流れがあって、縄文から弥生、古墳時代、律令国家へと時代が進む中で
親族関係と社会のあり方の移り変わりがきれいにリンクしている、というまとめは美しくまとまってました。

しかし、父系に傾く原因として上げられるのが、戦争や農作業など腕力が必要となる事態の勃発(男性が婚姻によって集団の外へ出ることを嫌って父系に傾く)、という記事を読んだときはものすごい納得しました。
腕力か…。
事情説明としては納得するけど、なんか理不尽だよなあ…。




林海音著『城南旧事』
序文の、本著をべた褒めしてある推薦文の部分を読み終わり、
たくさん付してある白黒写真とソレに対する説明を読み終わり
(昔の話なので現代の読者の助けになるように作中で出てくる昔の風景など
一緒につけてあるんです。白黒写真って風情があるよなあ…)
ようやく作者による序文を読み終えました。
あいも変わらずノロノロ読書。
でも『エトルスキ国制』の時よりは進んでる手ごたえがあります!(ソレが基準か)

序文の

「季節が移り行き、また冬が来て駱駝の隊商がやってきても、幼かった日々は戻らない。日差しを浴びながら駱駝の咀嚼の真似をするようなバカな真似など、もう出来なくなってしまった。
 それでも、子供の頃の風景や人々のなんと懐かしいことか。現実の幼年時代は過ぎ去ってしまったが、心の中のあの日々を永遠に留めておくために、書き残しておこう。」

てな部分を読んでうっかりじわっと来てしまいました。
年かしらねえ…


ロマンス小説9冊目読了。
良かった、ちゃんと助かった…。
(いや、フリーザーに閉じ込められた話です)
あくまでもロマンティック部分主眼の話なのでサスペンス要素は
やや薄めなのですが、ヒーローのがっちがちの理系っぷりがカワユらしかったです。


ひょんなことから北京の城門の写真を見ました。
わたし、これまで①遠い方が自分と関係ないこととして楽しんで見れる
②漢字の名前を覚えるのが苦手
(世界史が苦手な方に、カタカナ名がみな一緒に見える、と仰る方がいらっしゃるのですが
わたしは全くソレと同じ感じで漢字名を識別するのが苦手なのです。
あろうことか最近まで職場の山田さんと池田さんを混同してた。全然違う名前やんか~)
などの理由で、世界史の中で中国及び漢字文化圏の歴史のみ苦手だったんですが
北京の城門の写真を見て、単純にその大きさと壮麗さに感動してしまった。
わたし、中国史も好きになれるかも…!!(短絡的すぎます)
東アジアオッケーになれば全世界オールコンプリートなんだもん(なんのこっちゃ)。


パトリック・オブライアン著
『新鋭艦長、戦乱の海へ―英国海軍の雄ジャック・オーブリー (下)』
映画ではジャック役はラッセル・クロウがやってたんですが、
ユアン・マクレガーあたりがやった方がいいんじゃないかなあ、と思います。
前者の方が、ジャックのしぶとさとか俗人振りが出るけど、
天真爛漫さやチャーミングな魅力は後者の方が合ってると思う。

それはさておき、
人妻と逢引する気満々でわざわざ遠回りして島に寄ってうきうきした顔で船を出て行ったのに
げっそりやつれてものっそいくらーい顔で戻ってくるジャック(言わなくても振られたことは一目瞭然!)。
お前、バカだなー(大笑)!
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by mi-narai | 2008-06-10 21:22 | 2008年6月の読書
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