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『グリムにおける魔女とユダヤ人』

奈倉洋子著『グリムにおける魔女とユダヤ人 メルヒェン・伝説・神話』読了。

こりゃまた極端にあっさり読み終えてしまいました。
大体他の本で読んだことがあったような内容だったので余計理解が楽だったのかも。
後半のユダヤ人部分は

…ユダヤ人、大変やったんやなあ…

と思いました(えっ、それだけ!?)。
国に危機が起こって民族主義が燃え上がるとそれのとばっちりで他民族の排斥運動が起こる
→グリムにおけるユダヤ人の扱いにはそういったグリムの生きた時代背景が反映してるんじゃないか。
という考察はなるほどなあと思いました。



新井 一ニ三著『中国語はおもしろい』 (講談社現代新書)
を読み始めて、あんまりムカムカしたので途中でやめました。
ワタクシ、自分で言うのもなんですが、どっちかというとちょろい読者だと思います。
大体どんな本読んでてもそれなりに楽しいし、すぐ感動するし。
本を読んでてイラっとくることなんて滅多にないのですが、
それでもこの本には珍しくそういった感情を揺り起こされました。
(帰りの電車で読んだのもまずかったかも。眠いし疲れてるしな)

ちょっとは中国語にも親しまねばならんかなと思って手に取ったこの本。
本屋で中身もぱらぱら見たので語学の本でなく、半分ほどはエッセイだと
分かってはいたのです。それは別に構わない。
中国語でエッセイ集を11冊も出している作者のこと、中国を絶賛するのも
微笑ましくていいです。
でも、中国を持ち上げたいばかりにやたら日本を貶めるのが許せん!
(※ワタクシは右●でも国粋主義者でもありません)

あんまり腹が立ったので、帰宅するやいなや妹にまくしたてたんですよ。
「なんかな。この著者って日本がダメや、中国と比べてこうやとかやたら非難するばっかりやねん。
ナニを他人事のように言うてんねん。そういう自分も日本人やろが!
何自分は違います、みたいな顔してんねん。
もちろん、日本人の特性って国際社会を生き抜くには随分不利やろうし
この作者の言うように色々困った面もあるんやろうけど、何っかさ、
ホンマ腹立つ!」

妹は「へー、ふーん」と聞いてんのか聞いてないのか分からんような顔で
適当に相槌打ってたんですが、
「でな、この作者親の代からの東京生まれの東京育ちらしいねんけどな。
『中国人は、まず自分の出身地、たとえば広東やったら広東人やて意識があって
次に中国人って意識がある、アイデンティティが多層構造になってる、でも
日本人は自分は日本人やという意識しかない』て言うんやん」
と言った途端

「あっほっちゃうん!!」
急にかっ!と目を見開いて怒り出したのです。

「何ソレ、あたしらかてまず関西人や、いう意識があって、それからもっと小さい郷土
意識もあって、日本人やいうんはその後やわ!何言うてるん!!」
いや、もちろん、アタシだってそう思うけど、
お姉ちゃん、アンタの剣幕の方にびっくりしたよ…。
食いつくポイントそこなんだ……。

とりあえず、この本は捨てるともったいないので古本屋さんへリサイクルに出そうと思います。
いい人に買ってもらってね~。


5/25にK南大学で田中修先生のミニ講演が45分だけあるらしい。
ちょっと前に上司にただで本もらって読んだとこだし、
別段植物に興味はないけど行ってみてもいいなあ…。
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by mi-narai | 2008-05-21 21:45 | 2008年5月の読書
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