日曜に更新しようと思っていた諸々がさっぱり進みません! 鷲田清一×永江朗 『哲学個人授業 <殺し文句>からはいる哲学入門』 もうちょっと読み進んだ。 原文に見開き2ページ、対談入れても、一人の哲学者に裂いているページ数が 10ページなので、どんどこ進みますよー。 原文も、意味がそこそこ分かる人から何を言っとるのかさっぱり分からん人まで様々だし、 対談を読んでその哲学者の思想とかぼんやりわかっても人数多すぎて ごっちゃになってきた(笑)。 今んとこ一番印象に残ったのは、途中、レヴィナスという哲学者の対談のところで、 話者が「普通の本なら100%分かって当然、でも哲学の本は1割分かったらいい方」 「そんなに分かったら金返せといいたくなる」と書いてあったことかな。 それでええんや!(ずがーん) もちろん、分からないまま終わらずに、次読むときにはもうちょっと分かるよう 自分をレベルアップしなきゃいけない気持ちにさせられるから、とちゃんと オチがあるんですが。 でもまあ、そうか。100%分かる哲学書なんて、そもそも読まないか。 今更そんなこと言われなくても知っとるわ!と腹立つもんナ。そうかそうか。 (このレヴィナスさんも、対談読んで何が言いたいかおぼろげに分かってから 考えると、ものすごいええこと言うたはります。なんか納得させられた…) あと、今のベストセラーには安易に泣かせようとするものが多すぎ。という批判にも にやりとなってしまった(笑)。 翌日読了。 最後のあたりには日本の哲学者のお言葉も載ってたんですが、 その中でも京大九鬼先生はかっこいいなあ…! 生き様が! いや、読み始めた時はこの本失敗したかなと思ったけどものすごく面白かったです! ごち! DVD 『大日本人』 …なんか、見てて、ところどころ可笑しいんだけど、それよりなんか なんともいえない物悲しい気持ちになってしまった…。 個人的な知り合いなんかでない、一般的な世間ってこんなもんだろうな、みたいな。 ものすごい毒をところどころに感じたのですが…… 特に、インタビュアーが一番いらいらしました。 エンドロールが一番面白かったな~。 アメリカンヒーローの中の人、多分あの人たちだと思うんだけど、 違うのかしら(笑)。 補足:後で他人のレビューを読んでこの映画はいろんなところに寓意が隠されてるんだと 知って(多分、全部計算の上で作ってるんだろうなという気はする)、ちょっとこの映画に 対する見方が変わりました。 これを映画館に見に行くかと問われれば行かないけど。
by mi-narai
| 2008-04-08 21:51
| 2008年4月の読書
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