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『大航宙時代』 『ニュートリノって何?』 『時の地図』

テレビ

「ちかえもん」

いわずと知れた木曜時代劇。
ドラ○もんではありません。
名前だけはめちゃくちゃ聞いたことあるけど著作は一作も読んだことのない
近松門左衛門(漢字合ってるかしら)の話だと聞いて興味を引かれて見始めました。
1話目あたりは「なんか、思ってたよりパンチ利いてへんな」と思いながら見てたのですが、
3話目あたり、お初と徳兵衛の事情がじわじわ明らかになってきたところくらいから
加速度的に面白くなってきて、今では続きが楽しみで楽しみで仕方ありません。
後一回で終わっちゃうってつらい。
…などという陳腐な言い回しはわしのプライドがゆるさへんので(決まり文句)
大人しく次回を待とうと思います。
1回目の感触で録画を消しちゃってもったいないことしたな~!

それにしても、まさか青木さんを可愛いと思う日がくるとはなあ。
万吉に対しては、小学生の男の子を見守るような微笑ましい気持ちになりますよ。


アップしない内に最終回も見終わりました。
脚本家に一回騙された。
でも、万吉のくだりではちかえもんと一緒に大泣きしましたよー!
まさかあんなオチに持ってくるとは思わへんかったけどなー!!
ああ、でも終わっちゃって寂しいな。
曽根崎心中を読んでみたくなりました。



ここから本

大航宙時代: 星海への旅立ち (ハヤカワ文庫 SF ロ 9-1)

ネイサン・ローウェル / 早川書房

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ネイサン・ローウェル著『大航宙時代』
買ってから積んで置かれてた本。
『リヴァイアサン』でSFづいたので、勢いで読んでみました。

…面白かった!!

いや、この話、何が起こる訳じゃないんです。主人公の日常がひたすら書いてあるだけ
なんだけど、それがすごい楽しい。
冒険活劇じゃなく、日常系というか、青春小説っぽい。
でもって、

わくわく商船ライフ本

であります!
時は未来、舞台はとある星。どうやら財閥とか企業とかが力を持ってる社会らしく、
最初、主人公は、丸ごと一個の企業が所有して運営してる企業星で教師をしてる母と
二人で住んでるんですが、ある日母親が不慮の事故死を遂げるんです。
いわゆる社宅みたいなところに住んでいたものだから、社員の母が亡くなって、
主人公はそこを出て行くよう言われるわけです。
星ごと企業だから、星から退去せよと。
でも、星を出て行くための路線の運賃は馬鹿高いし、通行手段と金とを稼ぐ一石二鳥の方法として、
主人公は星々を巡る貿易船に、下っ端水夫として乗り込むわけ。
こっから商船生活が始まるんだけど、物語は一貫して主人公目線で進むもんだから、
何もかも目新しくて、面白くて、へー、商船てこうなってるんだとか、
こうやって運営されてるんだとか、船内はこうなんだな、とか、船員は暇なときこうしてるんだとか、
自分の積載枠での個人貿易始めてみようとか、
1年先輩の同僚が実は商人一族の出身でものすごい商才に長けてたとか、
個人貿易も仲間とやってみたらどうかしらとか、
ほんま、戦争が起こるわけでも企業間の汚いあれこれがあるわけでもないのに楽しいのです。
ただ、主人公がいい子すぎるのと、出てくる人がみんな理性的なのはちょっと
都合良すぎるかな、と思うけど、そのおかげで読むのは大変にストレスフリーでございました。
原作は後5作くらいあるみたいだから、早く訳してくれないかなあ。


命売ります (ちくま文庫)

三島 由紀夫 / 筑摩書房

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三島由紀夫著『命売ります』
またもお茶友に貸された三島本。
なんでそれほど三島好きじゃないくせに買うのかね、君は。
でも、これは「一大エンタメ小説」の帯に違わず、大変読みやすい小説でした。
なんか、ぼんやりと世界に絶望した主人公が自殺を図って失敗するとこから始まるんだけど
もう命いらんと思ってるわけだから、「じゃあ、売っちゃえ」てなもんで
それを商売にするわけ。
で、次々と命を買いたいという人々が現れて、主人公はそのたびに巻き込まれ、
からくも生き残っちゃうんだけど、
うん、話の筋は飽きさせないつくりで比喩もすばらしくさすが文豪なんですが、
娯楽で読むにはちょっとよくわからん後味です。
連載されてたのが「プレイボーイ」らしく、女性に対して突き放した言い方が多かったり、
サービスシーンが毎回あったりもします。
でも、これまで数冊三島に挫折してきたお茶友が「初めて読み通せた!」と
言うくらいなので、取っつきやすいことは確かだと思います。


民間薬の科学 病気やケガに効く……民間の言い伝えはどこまで科学的か!? (サイエンス・アイ新書)

船山 信次 / SBクリエイティブ

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船山信次著『民間薬の科学』
いや、なんか、気が向いて買っちゃった本。
民間薬、と呼ばれている日本で昔から使われていた薬草たちを
薬剤師の著者が列挙していく淡々とした一冊。
でも、ちゃんと化学式も載ってて、なかなか面白いです。
けっこう道ばたに危険な草って生えてるもんだな、と思いました。


ニュートリノって何?: 続・宇宙はこう考えられている (ちくまプリマー新書)

青野 由利 / 筑摩書房

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青野 由利著『ニュートリノって何?: 続・宇宙はこう考えられている』
すごい面白かった一昨目の記憶があったので買ってみた2作目。
これも違わず面白かったです。
科学記者が、一般人にわかりやすいよう大層かみ砕いて書いてくれているので、
専門に物理を学んでいる人よりもまさにわたしのような浅薄無学な輩にこそぴったりの本でございます。
タイトルの通り、まるまる一冊ニュートリノについて貸いたもので、
そもそも、ニュートリノ、という概念がなにをきっかけに想定されたのかとか、
名前が付いた理由に、その観測方法の歴史、方法の変遷、
派生した理論のその後などを詳細に追っています。
まあ、ぶっちゃけ、今回ニュートリノ振動がノーベル賞とらんかったら出版されなかったと思うんだけど、
逆に言えばそれだけニュートリノが振動する、てのがどれだけすごい発見かが分かろうというものです。

それにしても、理論物理学者がたてた予想が、実験屋によって観測されるまで
大体数十年かかるのね。大変だなあ。

この本、一般読者が飽きないようにか、科学者たちの横顔もさらっと入れてくるので
小難しい物理話に頭が飽和し掛けたわたしなどは、何度もそれに救われました。
科学者同士の厚い友情話にそっと涙したよ!
後、小柴先生が超イカす!


時の地図 上 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-1)

フェリクス J.パルマ / 早川書房

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時の地図 下 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-2)

フェリクス J.パルマ / 早川書房

スコア:


フェリクス・パルマ著『時の地図』(上)(下)
著者はスペイン人ですが、舞台はイギリスです。
3章仕立てになってて、1章2章はぶっちゃけ読むのがたるいし、
出てくる登場人物(特に男性)がシモいか陰気か尊大かであまり好きになれず、
著者がたびたび読者に語りかける地の文が鼻につき(講談聞いてるようで面白くもあったけど)
よっぽど途中で放り投げようかと思いましたが、
がんばって読み進めたら第3章でのめり込みました。
読後感は良かった。
でも、手放しで進められるかというと、ううむ、どうなんだろう。

面白いことは面白いけど人によってはとことんダメかもしれん。

といった感触。
物語のテーマである時間旅行に関しても、1、2章でああ持ってきたから
そのまま最後までそれで通すのかと思ったら、3章で手のひら返したしな。
いや、1、2章で出てきた諸々が3章でちゃんとつながるのは、
シャドウ・オブ・メモリーズみたいで面白かったですが。


ゲーム
現在、今更ながら「ファイアーエムブレム覚醒」と「信長の野望201X」にはまっています。
「覚醒」はそろそろ7周目が終わりそうだよ~。自分の心を正直に見つめると、
わたし、ヴィオールさんが好きかも。面白いもん。後、女性なら断然ベルベットさん。
「信長」の方は、コーエ○さん発の基本無料のネットゲームなんですが、
とうらぶ、進撃タイピングくらいしかネットゲームの経験がないわたしが言うのもなんですが、
システム的には進撃の方に似てるかな。と思います。
いや、でも、髭&おっさん、おじいたん率が高いのは好感度高いです。
パーティ全員おっさんで、とうとう『漢は漢の花が咲く』とか報道されちゃったよ、おい。
さすが老舗ゲームメーカーだけあって、ただなのに、すごい快適に遊べてます。
最初のゲーム画面に「一部課金箇所があるから気をつけてね」的な但し書きを
ちゃんと書いてくれてるのも好感触。
使ってると、これまで聞いたこともなかったモミーとか、榊原さんとか、
知らん武将に愛着もわいてくるし、三好の乱とかにも詳しくなってくるし、
楽しいです。楽しいです!
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by mi-narai | 2016-03-14 10:05 | 2016年上半期の読書
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