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『世界神話事典 創世神話と英雄伝説』 『ミレニアム』 『イブン・バットゥータの世界大旅行』

世界神話事典 創世神話と英雄伝説 (角川ソフィア文庫)

角川学芸出版

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『世界神話事典 創世神話と英雄伝説』読了。
読み始めてから気づきましたが、『世界の神々の誕生』よりこっちの方が先なんですね。
序文が載ってた…。
『世界の神々』の方は、神話を地域別にまとめたもの、という感じでしたが、
こちらの『創世神話』の方は、神話をテーマ別にまとめたもの、といった体でした。
これまた色々と興味深かった。
異類婚とか、異界への旅とか、どうだ!面白そうだろう!!
でも、一番印象に残ったのが愛媛県の由来だったり…。
(『古事記』に伊予の国の別名はエヒメという女神だ、てなことが
書いてあるらしくて(ちなみに、四国それぞれに、女神と男神がいる。)
ああ、廃藩置県で愛媛って県名つける時ここから取ったのか!という驚きと、
『古事記』の昔から四国は四国だったのだな!!!という驚愕と
二重にびっくりしましたよ。すごい、歴史の古い土地なんだなあ…)

歴史が古いといえば、某N○Kの『大英博物館』のドキュメンタリーシリーズの3作目、日本の古墳の回、
エジプトとか、ギリシャとか、軒並み昔の建築物が、遺物扱いなのに、
日本の古墳は宮内庁のお達しで立ち入り禁止とか、

未だに墓扱い、だと…!?

と改めて驚愕しました。そりゃものはピラミッドほど古くはないけど、
その代わり、日本の場合断絶せずにずーーーーーーーっと歴史が繋がってんだなと、
震撼した。これまでなんとも思わなかったけど、ちょっとすごいな…!!


ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン / 早川書房

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『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)』読了。
北欧、暴力がひどすぎる…!

いきなりすみません。
いや、前回読んだカミラ・レックバリの『氷姫』もDVとか性犯罪とか
出てきてた気がしたので…。
これだけ見たら北欧の男はみんなろくでなしみたいに思えてしまうけど
多分、多かれ少なかれアホたれはどこにでもいるんですよね。きっと。
あと、前回のスウェーデンミステリーでも思ったけれど、
北欧の人、激しいな(エロ方面が)と思いました。
いくつになっても女性が求められるのはある意味素晴らしいのかもしれんな。

シモい話はさておいて、内容の方ですが、
肝心の、横溝ばりの、“古い一族の確執、孤島の殺人、因習”みたいな本題に入るのが
1巻目の半分を過ぎた頃なので、そこに行き着くまでがなかなか大変ですが、
ミカエルとリスベットという主人公二人が出会ってからは加速度的に面白かった。
この勢いのまま下巻に突入したいと思います。


ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン / 早川書房

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『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(下)』読了。
相も変わらず、ところどころに暴力描写が。
(こんどは男の人もひどい目に!!)
けど、読みながら、単純に北欧の暴力がひどいのかというとそうでもなく
(男女間の体格差は大きそうですが)、
それに触れてもいい社会的なバックボーンがあるからこそ
おおっぴらに問題として取り上げる、という側面もあるのかな、などと思ったり。

しかし、これだけ途中目を覆いたくなるような犯罪が挟まれるのに、
下巻を最後まで読むと、意外にも清清しい読後感だったり。びっくりです。

面白かった!

ワタシ、すっかりリスベットのファンになってしまいました。
彼女は泣き寝入りしませんよ!!やったれ!!!

とりあえず、1の最後で2に続いていきそうなネタは仕込まれてますが、
1巻の最大の謎であった事件はきれいに解決するので、
文庫6巻一気に読むのは辛いという方はとりあえず1巻上下を読んでみてください。
原題は『女を憎む男たち』らしいので、覚悟を決めて読むべし。
途中の描写にくじけずに、最後まで頑張れ!

ワタクシ自身はというと、口直しに軽めの他の本を読んで、
その後おもむろに2巻に取り掛かろうと思います。



高田崇著『カンナ』読了。
友達が貸してくれたので。
他シリーズの『QED』は、探偵役のたたるさんが鼻についてたので、
今回のちょっととぼけた感じの主人公は意外といいかも。
でも、相変わらず歴史部分は面白いけど、ファンタジーなので、
読んでもまるまま信じないようにね!


イブン・バットゥータの世界大旅行―14世紀イスラームの時空を生きる (平凡社新書)

家島 彦一 / 平凡社

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家島 彦一『イブン・バットゥータの世界大旅行―14世紀イスラームの時空を生きる』
こないだジュバイルの旅行記を読んだので、その流れて本書も読み進み中。
おおお、なかなか面白いですよ!!
イブン・バットゥータの『三大陸周遊記』を訳した方が、
紙面がなくて説明できなかったあれこれを、その時代背景からなにから丁寧に説明した副読本のようなもの。
当時の汎イスラム的な広域のネットワークがおぼろげに分かり、わくわくします。
ホント、この時代のイスラム世界って、かっこいいよなあ…。
とりあえず、続きを読みます!


数日後、読了。
面白かった。いやはや。
マルコ・ポーロの東方見聞録と同じで、本人が帰ってきてから思い出を頼りに
口述筆記で書かせたものなので、若干記憶のあやふやな部分(推定)とか、
話を膨らませて面白おかしく語ってるとことかあるけども
(特に、東南アジア以東が怪しい。ほら話的な様相を呈してる)、
逆に、記憶だけでようもここまで正確に覚えてたな、という部分もあり、
本気でイブン・バットゥータの『三大陸周遊記』(本編の方)が読みたくなりました。
ちなみに、前回読んだイブン・ジュバイルの旅行記の方は、
旅日記をつけてたから記述が細かで正確っぽい。
バットゥータさんも、最初は日記つけてたらしいんだけど、途中何度も
盗賊に襲われたり嵐にあって九死に一生をえたりしてるうちに、
手荷物も何もかも失っちゃったらしい。
その状態でも、旅が続けられるあたりが、当時のイスラム・旅行ネットワークのすごいところです。


イタリア使節の幕末見聞記 (講談社学術文庫)

V.F. アルミニヨン / 講談社

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V・F・アルミニヨン著『イタリア使節の幕末見聞記』読み進み中。
古本屋で100円ほどで売っていたもの。
ロシア人とか、イギリス人の幕末見聞記は良く名前を聞くけど

「えっ、イタリア人!?」

とびっくりしたので買ってみました。
幕末、めちゃくちゃ商業販路拡大目的で日本政府と条約結びに来たイタリア公使の旅日記。
当時のイタリアってヴィットーリオ・エマヌエーレの治世だったのね。
名前に聞き覚えあるよー!!確かこの頃ようやっと全国統一できたのよね、イタリアって。
そのせいか、他の植民地支配を目論む西洋諸国と比べて
日本&日本人に比較的同情的です。西欧至上主義思想には毒されてるけどな。
このアルミニヨンさん、公使である前に、エンデミオン号の艦長で、
艦長好きのわたしには二度美味しい仕様です。
上からの通達で作戦行動とったり、補給したり、上陸したがる船員たちを押し留めたり、
なんか、どこの艦長も似たようなシステムで似たような苦労もって動いてるんだなあと。
今、横浜から江戸に行ったとこ。
確か、フランスが幕府側に近くて、イギリス側は倒幕藩と連絡とってるんですよね。
ちょうどそんなわけでアルミニヨンさんが横浜に着いたとき、イギリス公使パークスは
長崎方面に行ってて留守でした。(そのことは幕府の不況を買ってる)
アルミニヨンさんはもっぱらフランス公使に頼ってますよ。
ちなみにこの時期日本にはアメリカ公使とオランダ公使も居たみたいですね。
この二国って幕末のドラマなどではあまりスポットが当たらないので、
ちょっと言及されてるのが新鮮でした。

日本人については、
アルミニヨンさんの対応に当たったお役人たちは、割と頑張ってる。
庶民については、勤勉で大多数の人は貧乏そうだけどお互いに助け合ってるから
なんか、他の国の貧困層みたいな悲惨な感じはせず、幸せそう、みたいに書いてある。
しかし、衣服をめったに洗わないから不潔、というのは、

イタリア人にはいわれたくねーよ。

後、外国人相手の商人が、値段ふっかけて、結局半額くらいい売り逃げる、みたいに
書いてあって、昔は日本もそんなんだったのか、と、ちょっと驚きました。



数日後、読了。
最後の辺りは西欧至上主義キリスト教絶対視丸出しの物言いが目立って若干腹が立ちましたが、
全体的に、日本見聞記と海軍日記を混ぜたみたいな感じで面白かったです。
日本が幕府による長州攻めとか色々やってた裏側で、
イタリアはイタリアで隣国のオーストリアVSプロイセンの戦争が勃発しそうな欧州情勢に
ハラハラしてたみたいですね。
極東で勢力が強いのはイギリスとフランスで、
オランダ、イタリア、アメリカの傍観っぷりがパねぇ…(ゴクリ)
当事者より、ちょっと脇から眺めてる、位のスタンスが好きなので、
そういう意味でも面白い読み物でした!


ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン / 早川書房

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『ミレニアム2 火と戯れる女(上)』読み始める。
序盤は、前作の1年後のそれぞれの状況なんかが語られて、スロースタートな感じなんですが、
1巻の真ん中過ぎた辺りで急展開があってハラハラして目が離せなくなり、
一気に読み終わってしまいました。
うう、読んでて悪い予感で胸が痛くなるなんて久しぶりです。
多分、読みながらものすごい形相してたろうなあ…。

次ィ!


ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン / 早川書房

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『ミレニアム2 火と戯れる女(下)』
あっという間に読了。
1巻から出てくる、ファステという刑事がもうウザくてたまらん。
このセクハラ親父めが、あー、もう、イーっっってなるわ!!!

それはさておき、上巻の真中辺りから始まったハラハラ展開が
そのまんまのイキオイでもって持続、ずーっとハラハラしどおしです。

読むのをやめられない…(ガクブル)

ものすごいスピードで謎は解け、話は超ド級で展開し、あれよあれよという間に驚愕のラストへ。

これで、すぐに『ミレニアム3』を読むこと確定です。
(つづきーー!!!!ってとこで終わってたの)

ところでこの作者自身にも色々逸話があるみたいですね。
そのうち最大のものが、5部まで考えてたけど、3部書いたところで急死したということ。
(当然、この本がこんなに売れた事も知らない)
続きがあったなんて!!
読みたかったなあ!!!!
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by mi-narai | 2012-08-15 20:18 | 2012年8月の読書
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