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『くじけそうな時の臨床哲学』 『ハナシがちがう!』 『氷姫』

もう12月だけど、11月に読んだ本なので11月の読書に入れときます。


くじけそうな時の臨床哲学クリニック (ちくま学芸文庫)

鷲田 清一 / 筑摩書房

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鷲田清一先生著『くじけそうな時の臨床哲学』読了。
いや、ちょっとくじけそうな時なので。職場の人間関係でな…。

ソレはさておき内容ですが、奇しくも前回読んだ『街場の現代思想』と同じように
周囲の悩みに著者が答える、という形式をとっていたのですが、
さすが、内田本の時に感じたような胡散臭さは清ちゃん(勝手にちゃん付け)の本にはありませんよ…!
もうちょっと相談者に寄り添ってる感じですよ。

清ちゃん…(ぽわわん)

化粧とかファッションの事については
「いや、清ちゃん、女の人そこまでいちいち意味付けしてお洒落してへんし!!」
とは思いましたけども。
なかなか楽しく読み終えました。


ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺 (笑酔亭梅寿謎解噺) (集英社文庫)

田中 啓文 / 集英社

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田中啓文著『ハナシがちがう!』読了。
本屋で何度も見るのでほんのちょっとだけ気になってたんですけど、別に買う気はなかったんです。
でも、古本屋で100円で見つけてしまったので☆

主人公の竜二は金髪トサカ頭の不良少年で、両親が居ずに親戚の家をたらいまわしにされた挙句、
心配した担任教師に落語の師匠の下へ弟子として無理やり放り込まれる、という話の導入部。

いちおうミステリーの部類に入りますが、トリックとか解決部分とかはものすごいあっさりテイスト、
そこに期待をして読んだ人はガッカリすると思います。
でも、主人公が徐々に落語の魅力に目覚めて、師匠に反発と尊敬という相反する気持ちを持ったり、
意地悪な兄弟子に意地悪されたり、師匠の破天荒っぷりだとか、
芸人世界の裏側だとか、色々他に心を惹かれる要素があって
(まったく落語なんてしたことないのにこの子、天才っぽいし。
これからどんな落語家になっていくのか、ものすごく楽しみ♪)
読んでてくすっと笑ったり、全くそんな風に見えない師匠の意外な人情にほろっときたり、
なかなか面白かったです。
読み終わって不覚にも、あの乱暴で下品でもうめちゃくちゃな師匠の事が好きになってる
自分に気付くという…。
わたしは全く古典落語に不案内なのですが、それでも落語が聞いてみたくなりました!
とりあえず、続きも読んでみるつもり。


氷姫 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)

カミラ・レックバリ / 集英社

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カミラ・レックバリ著『氷姫』読了。
なんかの賞をとってたのでこれまた古本屋で買ってみた。
こっちは北欧の小さな村で起こった殺人事件のはなし。
通常のミステリーの場合主人公はたまたま巻き込まれたり警察関係者だったりして、
事件と関っていくのですが、この物語の場合、主人公は被害者の幼馴染み、
がっつり関係者です。
物的証拠を集めてトリックを見破る、というのではなく、
関係者の心理や互いの人間関係に切り込んでいって、各自の隠している秘密を少しずつ暴いていき、
動機の方面から真相に迫る、という手法。
なので、心理的な面に重点を置いて書かれています。
いや、大体のミステリーってぶっちゃけ人事じゃないですか、
それが自分の住んでる村とかで事件が起こったらこんな感じだろうな、
というものすごい臨場感に溢れてました。
そこかしこでひそひそ噂話されてる感じとか、同じ人についてでもそれぞれの印象がちょっとずつ
違ってたりとか、ああ、こういうことって日常生活でままあるよな、みたいな。
主人公サイドの個人的な事情とか、恋愛模様とか(一晩で5回て、すげえな北欧の30代…!)も
同時進行してて読み応えあったっす。
後、北欧の生活ってこんなんなんやな~。みたいな興味もそこそこ満足させてもらえて

うん、面白かった!

これまた、続きを探して読んでみるつもりです。
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by mi-narai | 2011-12-11 19:36 | 2011年11月の読書
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