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『木馬と石牛』 『プラトンに関する十一章』

新編 木馬と石牛 (岩波文庫)

金関 丈夫 / 岩波書店

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『木馬と石牛』読了。
様々な物語の源流について考えたエッセイ風の本。
色々とネタ満載の本です。
表題の「木馬」からして、トロイの木馬の事ですから!
ギリシア関連のことは、またサイトのコンテンツの方で述べるとして、その他のコボレネタを。
わきがのこととか、シモい話題も満載で、不肖ワタクシ、大分笑いをこらえつつ読んでしまいました。
欧米人の100人に99人は体臭がするって、マジっスか!?
(でも確かに、ロマンス小説なんか読んでると必ずといっていいほど相手の匂いについて言及が
あるんですよね)

後、「杜子春」の話って、初めて知った。



プラトンに関する十一章 (ちくま学芸文庫)

アラン / 筑摩書房

スコア:


『プラトンに関する十一章』アラン著。森進一訳
このアランさんって、『幸福論』とか書いた方でしょうか。
読んでませんが。
ほんとはこの本、買うつもりはなかったのですが、一章目の『ソクラテス』の項を読んで

ものすごい共感してしまったもので…!

アランさんがソクラテスに対して思うことにはいちいち頷いてしまうっス!
ていうか、アンタも相当のソクラテスファンっスね!?
師匠!!

真面目な哲学についての話には、時々ついていけないこともあるのですが
(理解するまでゆっくり読めばいいんですが、そんなきっちり読み下すつもりはもともと
ないからなあ…。だって、楽しみのために読んでるもん)
アランさんのプラトンとソクラテスに寄せるまなざしがものすごく好意的で
読んでてニマニマしてしまうのです。
うひひ。

あとちょっとで読み終えちゃうので、ゆっくり読みます!



数日後、読了。
「国家論」は、政治について書いてあるのではなく、正義について書いてあるのだ、
とあって、「国家論」を読む勇気をもらいました。
(あんまり難しい話はよう読まん、と思っていたので)
解説も詳しくて良かったです。
そうじゃないかとは思ってたけど、アランさんのプラトン解釈は
もっとシビアな人から見ると、独自解釈過ぎて役に立たん、と思われることもあるとか。
別にいいじゃない、わたしは研究者じゃないしアランさんの解釈もイイと思いますよ~。
でもアランさんの解釈だと、プラトンってものすごく純粋で峻厳だよなあ。
多分アランさんはプラトンがお好きなんだろうけど、わたしはその脇で語られる
アランさんのソクラテス解釈がとても好きです。

訳者の森先生は、新潮版のわたしが一番読みやすいプラトンの『饗宴』の訳をされた方なんですが
アランを訳した経緯のくだりに、これまた訳が好きな田中美知太郎先生が出てきて、
ひとりニヤニヤしてしまいました。



『月のたまご』3巻まで。
いや、面白いんだけど、ダマーニナ(三郎さんに横恋慕するまゆみのライバル)が
後々振られるのを見るのが忍びなくて、とりあえず、ここまで読んで良しとしときました。
どうしても、振られるほうに過剰に同情してしまうのよ~~~



後、『生物と無生物のあいだ』読み終えて、今『街場のアメリカ論』読み進み中。
感想は後日!



多読
『Sherlock Holmes and the mystery of Boscombe Pool』(レベル3)読了。
いわゆるボスコム渓谷の謎.
シャーロック・ホームズシリーズは全部読んだはずだけども、
NH●でやってたドラマも見たはずだけども

さっぱり覚えてませんでした。

推理モノなので、「…えっと、この登場人物がなんだっけ??」と
混乱する事もありましたが、おおむね楽しく読みました。
ワトスン君はええ人や~


『The young king and other stories』(レベル3)読了。
オスカー・ワイルドの童話たち。
幸せな王子とか、わがままな巨人とか、有名な話も含まれてます。
…なんか、ものすごく面白くて、苦痛も読まされてる感もなくさらさら読めました。
嘘みたい!
これが名ストーリーテラーの実力か!?

いや、話の内容は、ハッピー・エンドよりは、悲しい結末の方が多いんですけどね。
大体最後、登場人物あまりの悲しみに心臓が「ぱきっ」って割れちゃうし。
ああ悲しい。


『The return of Sherlock Holmes』(レベル3)
「シャーロック・ホームズの帰還」のなかから、「6つのナポレオン」を含む3篇。
ちょっと読みづらい、かな。
しかも、『ナポレオン』の他は、タイトルから内容が全く推測できん!(ダメダメです)


『O・ヘンリー傑作集』(レベル3)
英文だけど、講談社から出てる多読用の本なので、日本語タイトルなのだ!
なんか、皮肉な結末のものが多くて(そうなのは承知で読み始めたんだけども)
辛くなってきて、3分の2ほどで返却した。
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by mi-narai | 2011-03-06 22:30 | 2011年3月の読書
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