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映画

『ジェイン・オースティン』と『ある晴れた日に』の二本立てを見ました。
『ジェイン』の方は、大団円、では無かったけど、
でも面白くなかったかと言えばそうではなく、しみじみと見終わりました。
ジェイン・オースティンの伝記を書く上で色々と調べて浮かび上がったロマンスを映画化。
しかし、ジェイムズ・マカヴォイは、きっぱり男らしい役じゃなくて、こういう
ちょっと軟派な屈折した役が多いなあ。
後、衣装可愛かったです。

『ある晴れた日に』の方は、
わたし、以前この映画見たはずなのに


結末を捏造してました。


主人公は、偏屈な軍人とくっつくと思ってた…

まあ、いずれにせよ『ジェイン』の方で宣言していたように
ちゃんとハッピー・エンドだったので、大変満足致しました。

二作品を見て最も心に残った事。
結婚するにも金は大事やな、と
(ええー、ソレー!?)


『プリンス・オブ・ペルシャ』
え?これって、同名の某有名アクションゲーが元なのよね??
プレイした事はありませんが、評価が高かったので気になってたんです。
それがまさかの映画化(一体ディズニーは何を考えているのか…)。

や、面白かったっスよ!
といっても、色々考えさせられる重厚な面白さ、では勿論無く、
ウィットに富んだにやりとする面白さ、でもなく、
単純に、何も考えずにワクワクしながら見て、スカッとする類の面白さです。
インディ・ジョーンズとか、トゥームレイダー系のアレです。
感動大作として売り出しながらあんまり主張が単純だと腹が立ちますが、
最初から娯楽大作を狙ってるなら話は別です。
大好きです、こういう王道アドベンチャー映画。
ペルシャだし。
また、テレビの小さい画面で見たら、がっかりしたかもしれませんが、
映画館の大画面で、臨場感たっぷりに鑑賞したので、
アラビアンナイトの世界に入って、一話分まるまる体験してきたみたいな、
アクションゲー一本やり遂げたみたいな、印象でした。

この映画、大分B級寄りだと思うんだけど、
たまにはこういうのも楽しいよね~。


『告白』
松たか子主演のアレ。
『ペルシャ』の翌日に妹とこれを見てきました。

では、恒例の、見終わった直後のわたしと妹の会話。
例によって、若干ネタバレを含むので、続きはこちらから。




「こわ!」
「こっわ!」
「怖かったね~!」
「めっちゃ怖い」
「精神的にも怖かったけど、血がドバーッて」
「最初の血は全然スルー出来てんけど、最後のあの女の子のやつでキタわ」
「しかし、あの子もアホやでなあ。墓穴掘るとはこのことやで」
「対して、たか子はアッパレやったな。あの女、やりよった…」
「スカッとしたなー!」
「だってあの教室の生徒アホばっかりやん、もう苛々したわ」
「最初は男の新任教師にも苛々しとったけど、あの人はまあな…」
「うん、結局子供もこわいけど、大人の用意周到な陰謀にはかなわへんてことやな」
「いやいや、そこはかなってもろたら困るからな」
「でもホンマに都会の中学ってあんなに荒れとんのかなあ」
「中学の頃ってあんなんやったっけ?そらまあ確かに、皆まだ未熟やったから
ごっつ些細な事で派閥が出来たり喧嘩したりしよって、しんどかったけど」
「でも、部活が忙しかったしなあ…」
「このへん田舎やしなあ、もっと純朴やったよなあ…」
「都会は怖いとこやなあ…」


何が怖いって、マジで今時の中学校の教室があんなに荒れてんのかというのが
一番怖い。
いや、まさか。
あれは、話の展開上、強調してあるんですよ、ネ?
今の中学生だって、昔と全く一緒ってわけじゃなかろうが、こんな教室中皆均一
なんじゃなくて、色んな子がいるはずですよね!?(同意を求める)

主人公の松たか子は、確かに迫力なんですが、彼女の場合は動機も心情もまだ分かるので、
別に怖くは無いんです。
それより、生徒のおかんとか、まだ未成熟な生徒たちの方が、理屈が通じないという意味において
怖い、

…というかきもちわるかった…(ああ、身も蓋も無いこと言っちゃったー!)

あの気持ち悪い役を演じきった生徒役の子役さんたちこそ、真にアッパレな人々よ!


しかし、あれ、先生の告白で、エンドかと思ってました。
あの続きは、必要なのか…?

後、『ペルシャ』の方を後に見ればよかった…。
by mi-narai | 2010-06-15 00:16 | その他
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