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『生きる力、死ぬ能力』 『ローマ人の世界 社会と生活』他

生きる力、死ぬ能力 (シリーズ生きる思想)

池田 清彦 / 弘文堂

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池田清彦『生きる力、死ぬ能力』読了。
一瞬哲学の本か何かかと思わせるタイトルですが、一応理系の本です。
著者の池田清彦というのは「構造主義生物学」というのを立ち上げた理工学部の教授で、
ネオダーウィニズムに疑問を投げかけてる人らしい。
でも、この本は一般向けに噛み砕いていろいろと書いてあるので
ワタシのようなお馬鹿さんでも理解できる仕様になってます。
以下、これまた以前に読みすぎて記憶がうろなので強烈に覚えていることだけ
ピックアップ。

・大体はタイトルのとおり、進化の過程で「死」という能力を獲得した生物が
どう変化してきたか、という大筋です。
最初の取っ掛かりは、「死」に対する認識の話。
宗教の必要性に関する池田先生の意見はまさに普段ワタクシが考えていたとおりでした(握り拳)!
そうやんなあ!

・ちなみに、細胞として生きているのは卵子で、男性の提出する精子からは情報だけしか
次世代へ受け継がれないらしい。
つまり、「生」という状態を残せるのは女性だけなのです。
マジっスか。男は遺伝子を攪拌して様々な子孫を残すための道具ってわけっスか!!

…なんと過激な……
(※池田先生はそういう意図はもっておられません)

→しかし、その話を聞いて、太古の女系継承がいきなり真に迫ってきた感を受けたのは
わたしだけではないはず!
大昔、螺旋だと考えられていた大女神の力とDNAの螺旋とか、
…なんか、ぐるっとひとまわりして最初のところに立ち返った感じですね!

・セックスすると死ぬ?
いや、とりあえず、子孫を残すための仕事を終えると死ぬオス(※ここ重要。メスは死なない)が
多いという話が出てたので。
生と死ならぬ、性と死、ですねははははー
(これは、性交で若返る例もあるらしいので一概に言えませんが)
もうほんと、理系の本読んでるのに、ちょっと前に読んだ女神の本が後をひくひく。

・死ぬという能力を手に入れて大きく複雑な生物に進化した?
単純な生物の場合は死ぬ仕組みがないらしい。テロメアがないんだってさ。
同じ遺伝子で同じ性質で分裂して増えるわけです。
そういう生物は老化しないから、不慮の事故でない限り延々増えます。
増えて、よしんば環境が変わっても、そういう単純な生物はわりとアバウトで
そうそう全滅しないから別にかまわないらしい。
しかし、複雑になって環境によりマッチしてしまうと、その環境が変わると全滅してしまうのです
→いろいろな要素をもつ子孫を作る必要性が出てくる。
(=遺伝子を混ぜ合わせるという意味でのセックスの必要性)

また、複雑になるためには、誕生前、体を形作る段階で、細胞を一部「死」という能力で
意図的に殺して細かい調整を施す必要もあるらしい
→「死」は複雑な生物の宿命。
でも、複雑な生物だからこそ「死」を恐ろしいと感じることが出来てしまう辺り、皮肉だなあ…

などなど、思いました。

わたしは、未だにソシュールを読んだことがないのですが、
構造主義生物学を説明する段でソシュールのことにも触れてあって、
「…難解と言われるソシュールも、この説明ならわかるかも知らん!!」
と思いました!
後、ミトコンドリアの話が面白かった。
栄養にしてやろうと食べた相手が腹の中で生き残っちゃって、
うまいことお互いの利益がかみ合ったので共生関係発生
→真核生物の誕生!
だなんて、すごいな!ものすごい偶然の賜物じゃないっすか!
ドラマチックなものを感じてしまいました。
(もちろん、別の説もあるようなのですが、この説が面白かった)


ローマ人の世界―社会と生活 (1985年)

長谷川 博隆 / 筑摩書房

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長谷川博隆著『ローマ人の世界 社会と生活』読み始める。
これまた返却期限の迫った図書館本、今鬼のように読んでます。

数日後、読了。
長谷川先生って、バリバリ現役の方かと勝手に思ってましたが、意外とお年を召した方なのね…
色んなところに発表なさった論文を集めた本のようなのですが、
その発表年代が大体1970年代から1990年代でサ。
いや、でも、面白かったっスよ!
ローマの町の様子とか、職人の生活とか、牧人の社会的位置とか
そんなものをニマニマしつつ読みましたとも!
特に、商人の世界が楽しかった…。
小売商だけじゃなくて、ものすごく大規模に金を動かしてる大商人
(これは大体騎士階級が担ってたらしい)なども当時既にいたのですね!
そらもう、メルクリさんの本領発揮っスよ!
質実剛健を旨とするローマ人社会で、昔かたぎのローマ人にさげすまれながらも、
金と権力を駆使して暗躍するとイイっスよ!(花開く色々な妄想)

ソレとは別に、何故か中間部分に長谷川先生の旅日記的なものが挿入されてて、
(主に色んな遺跡に行った話など)
そこで語られる往時のギリシア人の人懐っこさが大変印象的でした!
他の土地(地中海東岸とか、アフリカ北岸とか)だと、ものすごい白い目で見られた長谷川先生も、
ギリシアではすぐに人の環に引き込まれ、親身にもてなしてもらったそうな。
たしかに神話では旅人をもてなす伝統があるように見えるけど、ちょっと前までそうだったんだなあ。
この風習って今もそうなんでしょうか…


高橋哲雄著『アイルランド歴史紀行』まだ途中。
歴史の流れそのものじゃなく、いろいろアイルランドの歴史と関り深い人や
事件、旅した時の印象と絡めて、アイルランドそのものを浮き彫りにする
手法で描かれてるんですが…

なんか、自分の中でアイルランドに関するイメージが随分変わりました…

…意外に、グダグダっすよ、歴史の中のアイルランド人…。
熱しやすくて情熱的で行動派だけど

詰めが甘い!!

あんまり効率とか先の事とか考えずにやり始めたんじゃないの?
と疑わざるを得ない事件や事物が山盛り沢山ですよ。
や、個人的にはそういううっかりしたところ、大好きですが!
(人間、隙がないとかわいくないじゃないですか。)

とりあえず、あと3分の1くらいなので張り切って読みきります!



『新三銃士』
見ようと思って録画したはずが、3日分しか取れてねえよ!!
デュマ先生、ごめんなさい!
でもロシュフォールの声ちょっと好みー…


『相棒』のピルイーターの人
や、新シーズンが始まるに当たって、番選のために相棒メンバーが某バラエティーに出てたんですけどね。
それを見ていた妹とわたし、例のピルイーターの人が、回答時、急に照れたような笑顔になった瞬間同時に
「いやーん、うそー、めっちゃかわいいやん!!」
(振り切れるMOEメーター)
などと盛り上がってしまったのです。
役柄的に普段むっつりしてることが多いんですが、笑顔が思いのほか可愛かったのですよー!!!

…最近妹との好みの一致具合が激しくて怖い…

(実生活では全然違うのになあ…)
でも、それで勢いづいてピルイーターの人のサイトを見に行ったのですが
そこに載ってる本人にはそんなにときめかなかった…。
単に役柄萌えだったようです。ていうか、

そこまでオールバックと眼鏡が好きなのか、わたし…?

(勿論好きに決まっとるわい)
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by mi-narai | 2009-10-26 00:19 | 2009年10月の読書
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