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『歴史(上)』、ほか

4月の合言葉は「無理をしない」
自分にとことん甘い見習いです。

てなわけで心に思ったよしなしごとが随分と溜まってしまいました。
忘れないうちにメモっておきます。(今日こそは簡潔に)

ヘロドトスの『歴史(上)』
やっと真中あたりまで進みました。
最近朝の読書タイムには電車の中で爆睡してるからなあ…。
その上、面白いので、ネタを見つけては携帯にメモってたりするから余計に進みません。

面白いですよ!

おまけにめっちゃ読み易い(笑)。
(ヘロドトスの語り口が講義調なのに加え読みなれてる松平先生訳なので余計に。)

今エジプトの地誌をヘロドトスに教えてもらってるとこ。
ナイル川が氾濫することについて珍説を次々と披露してくれるもんだから、
ホントのとこはどうだったか気になって思わずWikiってしまいました。
ヘロドトスってギリシア人だけど素直に他の文明を誉めてて
なんか、中華文明の恩恵を蒙った日本人としてシンパシーを感じます☆


『ヴィンランド・サガ』6巻
(7巻まで出てるのは知ってるんですよ。)
今回古本で出てたのでよっしゃ!と思って買いました。
クヌート王子覚醒!(そうこなくちゃね!)
あの修道士のキリスト観には全くもって共感できませんが王子が心を決めた瞬間急上昇した男前度にはときめきました。
そんな王子にアシェラッドさんも大喜びです。
いやー、楽しくなってきたわ~。
これから王子がモリモリ北欧世界を席捲するのかと思うと続きが気になって仕方ありません!


『戦争の世界史』
自分で買うのが憚られるでかくて高い本が図書館にあったので古代の戦争の辺りだけ拾い読み。
…なんか、数ページしか読んでないのに既に数個誤字を見つけてしまいました。
監修の人、しっかり!


ロバート・グレイブスのギリシア神話辞典
ギ・ロ神研究会の方々の間で噂になっていたものが図書館にあったのでパラ見。
いろんなエピソードが丁寧に拾ってあるのは良いけど確かに、出典が細かく載ってないと不便ですね。
後期の作家の創作部分はまるっとスルーする心積もりなので!(不敬なことを宣言すな)
でも、オリオンの項目で、オウィ先生の「祭暦」に載ってた
「ゼウス・ポセイドン・ヘルメス立ちション事件」に触れてあったのには笑いました。
ここは拾っとくんだ…。


『ヨーロッパ人名語源辞典』
これまた図書館でちら見。
名前を列挙してあってその名前について軽く説明してあるのかと思ってひも解いてみれば
もうちょっと語源についてツッコんで書いてある本でした。
最初の「ヘブライ語の名前」について書いてある部分までしか読んでませんが、面白い。
安ければ買うのになあ。
大体、Jが語頭に来る西洋の名前ってヤハウェ関連の名前が多いんですね。
これまた、ハンニバル、とか、ミカエルと同構造ですよ。
(同じアラム語だもんね、名前の構造が似ててもおかしくない)
考えてみれば、印欧語族にヘブライ語起源の名前がたくさんついているって面白いなあ。


いつも行く散髪屋さんはわたしがあまり女性向の雑誌を読まないことをよく知っていて
最近では行くと「関西・ウォーカー」か「PEN」を出されます。
こないだ行った時差し出されたPEN4月号はアール・ヌーヴォー特集でした。

ヴィクトール・オルタのデザインしたタッセル邸の階段室を見てどかんと衝撃を受けました。
恋に落ちたかと思うくらいときめいた。アタシ、これ、好きかも!
なんか、これまで美術館に行っても美術品そのものより、展示室の前室にオマケで掲示されてる美術館の設計図なんかに釘付けになってる自分を単なる美術音痴なんだと思ってたけど、実はそれプラス建物フェチだったんかしら…(なんかショック…)
確かに美術品より博物・遺物のほうが好きだけど…

…などとつらつらと考えている時、ふと、ヘパイストスの偉大さを実感しました!
ヘパイストスこそそういった洗練された実用品を見事に作り上げる匠じゃないの!
マジで弟子入りしてぇ!


『レッド・クリフ』パート1
テレビでやってたので見ました。
見るつもりはなかったんだけど、かかってるのを見始めたら止まらなかった…(いつもこのパターンです)
妹と、「やっぱりかねしろくんはカワイイねえ」などと目を細めつつ。

流石に赤壁だけをピックアップしてるので端折り方がパネェ!
いっそ清清しいほどです。
その上、赤壁だけに特化しながらも、
・劉備のわらじ編み
・上司の赤ん坊を背負って戦場を掛ける趙雲(&馬)
・力技張飛
・関羽の髭
・関羽を好きすぎる曹操たま

など、大して詳しくないわたしでさえそれとわかるお約束がきちんと織り込んであって感心してしまいました。
同じ古典が原作ということで『トロイ』を思い出してしまいましたよ。
アレも、視聴者サービス的にお約束がちゃんと織り込んであったもんナ!

さて、ワタクシ三国志には色々と思い出があります。
一番古い思い出は某NH●の人形劇でしょうか。
思えば、諸葛亮氏がワタクシの軍師イメージのベースになってます。
(沈着冷静でクールビューチー、あまり取り乱さない。自分は戦わない。等。
だから『イーリアス』でオデュッセウスが軍師だといわれた時は衝撃を受けました。
ベテラン兵士には多そうな性格だけど、アレで軍師でいいのか!?)

とはいえ、ワタクシ、もともと三国志はあまり好きじゃありませんでした。
ていうか、再三言ってるとおり中国史が苦手なの!
中国のあの高い文明や文物は素直にすごいし素敵だなーと思うんだけど、
最初にがーんと高い文明を築いてからは
全土統一→群雄割拠→全土統一→群雄割拠の繰り返しに見えてさ。
他地域ほど変化に富んでないような気がしちゃって勉強すんのがしんどくて。
国の名前は大体漢字一文字だし。
人の名前は漢字2文字か3文字だし。
覚えづらいことこの上ない…
(唯一モンゴル襲来の時期は好きです。異色な感じで。人の名前もカタカナだしな!)

なのに何をまかり間違ったか大学の時授業でやることになって
仕方がないから子供向けの『三国志演義』泣く泣く読みましたヨ。
(子供向けなのに3冊もあった…。岩波少年文庫の、小川先生が訳してる奴)
それで知識を仕入れた上で吉川英治の三国志にも取り掛かったんだけど
2巻で力尽きたのも今ではいい思い出です。
そんなわけで、いやいや手をつけた三国志でしたが
おかげさまで無双やっても大体分かるし、今回の映画もすんなり分かったし
今思えばもうちょっと真面目に授業受けておくのでした。

映画の話に戻りますが、
そんなわけで三国志が苦手なワタクシですが、思い入れがなかったのが良かったのか

意外と楽しかった☆

三国志好きの友達の間では大不評のトニー・レオン周瑜もなかなか良かったですよ。
正直原作の周瑜をあまり覚えてないんですが、
トニー周瑜は理知的でバランスのいい知将に仕上がっててこれはこれでいい。
ていうか、原作の周瑜より好きかも。

原作読んだ時にはお高く止まりっぷりが大層鼻についた(ファンの人ごめんなさい!!)諸葛孔明も、
かねしろくんがやると、途端に苦労性のいい人に。
劉備の後始末に翻弄される姿が涙を誘いました。
なので、原作を読んでる時は大敗する曹操たまが気の毒で見てられなかった赤壁の戦いも、
この周瑜と孔明ならワクワクしながら見れそうな気がします。
やっと一般の人たちの赤壁観が分かった気がする…!

曹操たまは、あんな感じだろうなという想定内の出来上がりに感じました。
(わたなべけんで曹操を、という意見もあったのだそうで、
…うわー、見たかった!見たかったな!)
でも夏侯兄弟をまとめて架空の一人にしちゃったのは残念!
男前で曹操たま命の惇兄さんが見たかったです。
反対に、なんたる美形…!と思ったのが孫権様。
妹ともども素敵でした。


後、どうでもいい話ですが軍船がたくさん出てきて嬉しかった。


船といえば、某N●Kの『世界遺産への招待状』という番組がギリシア特集だったので見ました。
やはり某●HKのドキュメンタリーは質が良いです。安心設計です。。
ところで、『イーリアス』を読んでると、ギリシアとトロイアは遠い気がするけど
よく考えたら大航海時代やってる時はアテナイからイスタンブルまで帆船で一週間かからなかった気がするんですよ。
思った以上に近いことを番組を見つつ今更実感しました。
後、現存する神殿のうちでヘラ神殿が最大だというのを聞いてときめいた。


結局長くなってしまった。酒蔵めぐりと友が島メモは日を改めて。
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by mi-narai | 2009-04-21 20:52 | 2009年4月の読書
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