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『気流の鳴る音』 『ギリシア文化の創造者たち』

・この週末はスケート観戦で大いに楽しみました。
男子シングル3位のフランス人カワイかったな~。

・日曜深夜になぜかN●Kで漫才をやっていました。
フットの見たこと無いネタを拾えてしまった…♪

・本屋で岩波書店からまたもギリシア本が発売されているのを見つけてしまいました。
新シリーズ「書物誕生 新しい古典入門」ですってよ。
買っちまったわよ!金無いってのに!
でもって今後の発売予定ラインナップを見て気を失うかと思いました。
アエネーイスとか、ホメロスとか、色々素敵なタイトルが綺羅星のごとく並んでるの。
岩波さんはいくらわたしの金をむしりとれば気が済むと……


真木悠介著『気流の鳴る音 交響するコミューン』読了。
いやあ、面白かった。
作者が本書で目指していた<近代の後の時代を構想し、切り開くための比較社会学>、
という大きな仕事には正直あんまり興味ない(ごめん!)のですが、
折々に展開されるイメージが美しくてどきどきしました。
(……むむ、この感じは中沢新一を読んだ時と似ている…。)
特にインディオの呪術師の語る「心ある道を歩む」ことについて書かれた部分がとても魅力的でした。


でもって、本書の一番最後の章題が「プロメテウスとディオニソス」で吹いた。


ギリシア文化の創造者たち―社会史的考察 (1985年)

藤縄 謙三 / 筑摩書房

スコア:


藤縄謙三著『ギリシア文化の創造者たち 社会的考察』読み始めました。
これまでもホメロス関連の著作を楽しく読ませていただいていた藤縄先生の本。ワクワクしつつ読んでます。
構成は4章仕立てで、第一章ギリシア文化の基礎的構造 は読み終えました。
今第二章の芸術家の社会的地位 を読み進み中。
第一章は要約すれば、ギリシア文化に見られる、緊張した対立関係を内に含んだ構図は
父権的体制と母権的宗教が両立した社会であるからではなかろうか、という話。
悲劇に焦点を当てて見ると、アテナは大体両者(父権的体制と母権的宗教)の
橋渡し的な役割を果たすんだけどアテナイ以外には冷たい、というのを読んで笑ってしまった(笑)。
(アテナイが舞台の場合はデウスエクスマキーナで登場して助けてくれるのに
舞台がテーバイだと悲劇のまま放置)
まあ、三大悲劇詩人みんなアテナイ人だもんな。
後、アテナイは実はスパルタについて大きな領地を持っていたってのもトリビアでした。
スパルタが武力で強引に支配したのともまた違う統合の仕方らしくて、
そう考えるとなんか不思議なポリスだよなあ、アテナイって。

第二章は、芸術家、というか、職人というか、そういう手に職のある人の地位について。
藤縄先生は考古学や美術の人ではないので、壷絵はややスルー気味で主に文献から
研究してらっしゃるのですが、そうなると当然『オデュッセイア』が取り上げられる率が高くなるんですよ。
(作中で吟唱詩人が二人も出てくるから)
ちょっと嬉しいな。
今アテナイとスパルタの職人への待遇の対比部分を読み中です。
軍人より商人が好きなので、なんとなくスパルタよりアテナイを贔屓して読んでしまう。


DVD
『BONES シーズン1』7巻
さらっと見終わる。
南米人のヘクターさんというのが出てきました。
なに?番組制作者の方針か何かなの!?
出てくる南米人には神話名をつけるのが。
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by mi-narai | 2008-12-01 23:57 | 2008年12月の読書
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